「わかってもらえてるのが暖かく感じる」キッチン くりさんの映画レビュー(感想・評価)
わかってもらえてるのが暖かく感じる
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ばななさんの作品を初めて観ました。
川原亜矢子さんの口足らずな
仕草や棒読み風だけど、
しっかりいいたいという感じや
作中のゆっくり流れる時間と
世界観が心地よくて、
ノスタルジアに浸りながら
味わいました。
退屈という意味ではなくて、
北のくにからと同じような
安心感という意味です。
心情を表すセリフも
表現がいいと思いました。
公開当時は、興味が別で
あまり触れなかったんですが
他の作品も読んでみます。
別のレビュアさんも書かれてますが
主人公の同居人の人柄を表現するときに
誠実の考え方を橋爪さんがいう
セリフがいいなと。
…正直に話すのが誠実とは思わない。
何をいうか選ぶセンスが誠実なのよ。
そうじゃないという人がいるかも
ですが、
自分が持ってる言葉の引き出しを
整理して補充している人ほど、
使うタイミンクやその重みや
影響を知ってる。
二人が暮らす事にしたヒマワリが咲く
新居も憧れましたし、
満月を眺める二人の距離感が
いいです。
お酒のみながら、
ちょっと家事しながら、
まどろみながら、休日にみるのに
ちょうどいい。
やさしい作品でした。
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