喜劇 愛妻物語のレビュー・感想・評価
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それぞれの夫婦の形。
夫婦2人がなんだかんだ息が合っているように感じます。
ドアの向こうには、いろんな家族の姿があると思います。家族にしかわからないことも多いと思います。
こんなに汚い言葉を毎日言い放っているにも関わらず、別れられれば良いのに別れない妻。だらしがないから妻が怒っているのに、がんばっていると言う夫。
なんだかんだ言いながら、夫から離れられない離れない理由があったり、思い出があったり、お互いに持ちつ持たれつ、お互い様なのかもしれません。
夫婦って嫌なところも良いところもあるけど、乗り越えられるのが夫婦。だめなら夫婦にはなれない。
それでも幸運を呼ぶ赤パンツをいまだはいている妻。
幸運を呼ぶ赤いパンツを選んでいる時の2人がとても好きです。
宿泊施設の3人でシングルを予約して、裏から忍び込む様子に、爆笑です!
濱田岳、水川あさみ、また観てみたい俳優さんとなりました!
旅行気分が楽しめる作品です。うどんが食べたくなります!
水川あさみここにあり!!
リアリティと面白さの両方を追求して、ここでしか味わえない映画になっていると思います。水川さんと濱田さんのやり取りが絶妙でした。セックスに持ち込みたい時の濱田さんがとにかくキモいです。娘が真っすぐなのが救いでした。大久保さんと夏帆さんも役柄に合っていました。終盤までグイグイと引き込まれますが、男をアゲたとかはないので、起承転結の結が弱いと思います。
夫婦漫才みているみたい
うだつの上がらない、プライドの高さだけは天下一品の夫、豪役を濱田岳さんが。
その夫へ口を開けば罵詈雑言を浴びせ、イライラがとまんない妻のチカ役を水川あさみさんがそれぞれ演じている今作。
どちらの役者も、シリアスからお笑いまで幅広い役柄を演じている二人だけに、とても楽しみにしていましたが、その期待を裏切ることのない熱演ぷりでした。
もー、見ている間、豪のチープでしょーもなさすぎるプライドと、抑えるのが大変な性欲に笑いまくる反面、おいおい、そりゃアカンやろを何度呟いたことか。
年収50万円の夫に、悪態付きまくり、悪口吐きまくりのチカは、見ていて嫌だなと思う方もいるでしょうが、私はもうかなり笑いました。ズバリそうでしょうてきなコメントと、関西出身ならではのツッコミの速さに水川あさみさん当たり役だね!と大満足。
どこまでも嫌味や文句を言われても、投げつけられてもめげない夫と、そんな夫をなんだかんだ言いながら、見放さずに(見放せずに?かな)夫婦を続けていく妻。
本当に嫌いなら別れてしまえば良い話を。
期待してないとけなしながらも、応援する気持ちがやはり最後の最後まであるから、何年も夫婦を続けていけるんだろうね。
子供のいる前でも、最後は暴言吐きまくりの夫婦でしたが、子供は寝ているフリを続けている。。。ヤッパリ子供ってそうなのかなー。最後にはお母さんにお父さんを怒らないでって泣きつくところなんて、見ていてやはり心が痛みます。
大人の事情なんて子供が気にしないと行けないような事はやはりやめておきたいもんですね。
ストレートに相手に愛してると、なんの見返りも期待せずに伝える豪の気持ちが、チカへと届いていることが、ホッコリさせてくれました。ヤッパリそこなんだろうなぁ。
笑いあり、共感あり。
たくさん楽しませてもらいました。
家族の愛情と強い絆を等身大で描いた映画です。
ストーリーとしては、よくある一般的な家族間でのやりとりを描いたものです。
序盤は、「あるよね~、こういう夫婦」みたいな感じですが、取材のために香川に旅行に出かけてから後半に向けて、お互いを信じ、思いやる絆の強さが表現されています。
とくに、ラストシーンでは、見栄や建前を捨て去ったような人間らしさが描かれいて、心打たれます。
家族で幸せになりたい
夢を実現したい
応援したい
でもなかなか上手くいかない
つらい
でも信じてる
愛してる
でも、どうしたら良いのかわからない
でも、一緒に豊かになりたい
よし、一緒に乗り越えていこう。
こんな様々な感情をすべて描写したようなクライマックス、素敵だと思います。
キャストが好き
好きな2人だから見ました!
あんなボロクソ言われてもそうそう怒らない人いるんですね。笑
とんでもない言いようです、演技うまくて時々言い合いのヤバさとか、雰囲気感がリアルで笑っちゃいます。
けど映画自体は割と淡々と人の人生を見る感じなので、元々好みではないジャンルなので、いいなぁとは思わなかったですが、時々笑える映画でした。
あまり良さを見出せずに見終わってしまい、残念でした。
夫クズすぎて、、 ずっと腹立ってた笑 妻あっぱれです。。 好きなん...
夫クズすぎて、、
ずっと腹立ってた笑
妻あっぱれです。。
好きなんだなあと、、
足立 紳さんの描く、人間臭くて、生命力ありあまってますみたいな、人たちが魅力的
夏帆さんすきだなあ。
楽に観れる
期待せずに観たけど飽きずに観れてしまった。
主人公の夫がくずすぎるのだけど、何故か憎めないのは濱田岳が演じているからだろうな。本当に居たら腸煮えくり返る程クズ。
水川あさみの暴言吐きぶりもはまってたなぁ。
可愛い濵田、実は美しい水川
切実な程に滑稽な男女の性の根本的行き違いを果敢に描いた成功作。
可愛い濵田と実は美しい水川だからこんな露悪も見られるが、
実際には世界の何億もの中年醜男と不美人と利発で無い子がこの有様と想うと哀しく恐い。
大久保さんの気色悪いリアリティも良し。
劇場で見ねばだった。
まさに喜劇。
こんな悲しい話がこんなに笑えるなんて。泣いてるところも何とも笑える。素晴らしいです。共感する部分もあり。旦那ハート強すぎ。だからそこ成り立ってる関係。あきは強い子に育つね。何そのため息。息してるだけだし。息もすんな。死んじゃうだろ。死ね。初めて水川あさみをいいな、と思った。
水川あさみの魅力満載
売れない脚本家の豪太も頑張っているのは分かるが、妻チカがイライラするのもとてもよく分かる。もう少し優しくしてあげてもいいとは思うけれど。一日仕事して帰ってご飯の支度しないといけないのに台所でウロウロされたら、そりゃぁ,イラつきますよ!まあ、大事な台本を叩きつけちゃったことはチカも一言謝らないとまずいけど。お互い様かな。
チカが別れようと言った時に、豪太が俺だって頑張ってる、と言っていたけれど、確かに頑張ってはいるんだろうが、おんなの立場からすると、もう少し頑張れたのかな?とおもう。手書きの原稿をパソコンでチカが打ち込んでくれているけれど、自分で操作を覚えてやればいいことだし、バイト先の先輩と浮気する暇があるなら、バイトの一つでもして家計を助けないと。その間に脚本を書くようにするとか、チカに苦労かけないことがもう少しできると思う。
チカも、いくら腹がたっても、むすめの前であまり父親をコケにするのはいけませんね。
豪太の脚本が認められるといいですね❗️
本編水川あさみがキレてる
どんなシーンでも笑いに変えてしまう映画でした。濱田岳君は本当にダメ夫でした、調子よくてちゃっかりしてる。その負を背負わされてる妻の水川あさみさん、本当に損な事ばかり起きます。本編ずっと水川あさみさんがキレていました。ラストも笑うシーンではないのに笑えてしまう不思議な映画でした。
うんざりと愛情たっぷり、一緒に居てやんなきゃ
『百円の恋』『嘘八百』『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』『アンダードッグ』などインディーズ作品を中心に活躍する脚本家、足立紳。
そんな同氏の自伝的小説を、監督第2作目として自ら映画化。
見て驚いた。今や売れっ子でこんな苦労してた時期あったんだ…じゃなく、
こ、こんな恐妻家さんなんだ…((( ;゚Д゚)))
全く売れぬ脚本家、豪太。
妻チカとは結婚10年だが、倦怠期。長らくSEXもナシ。
それどころか顔を合わせれば罵倒され、邪険に扱われる毎日…。
脚本家としても夫としても父親としてもダメダメダメ…。
そんなある日、ようやく運が向いてきた。
ずっと温めているホラー脚本が会社に良好。
さらに、香川を舞台にした高速うどん打ちの女子高生の企画が舞い込む。
チカに運転手を頼みに頼み込んで、幼い娘アキも連れ、取材と夫婦仲を取り戻す旅行を兼ねていざ香川へ向かうのだが…。
これは喜劇?
それとも悲劇?
いやいや、シリアス劇かもしれないし、ある意味怖劇でもある。
端から珍道中。旅先でもチカの愚痴や不満、毒舌、罵倒、悪態は止まらない。
ウチは貧乏。ケチケチ旅行。チカの遣り繰りはある意味天才的! でも、それを巡ってまた喧嘩…。
関係を修復する筈が、やればやるほど…。嗚呼、こんな筈じゃ…。
さらに追い打ち。取材の場。当てが外れる。
暗雲立ち込める…。
チカはここまで運転して、疲労困憊。イライライライラ…。
運転故大好きなお酒も飲めず。イライライライライライライライラ…。
そして遂にプッツン!爆発!ブチ切れた!
まあ日頃から邪険にしているけど、今回ばかりは本当に愛想尽きた。容赦ない罵詈雑言。
普段はKOされる豪太だが、今回は彼も彼なりの不満をぶちまける。
夫婦両者の言いたい事を、腹の底から赤裸々と。
うだつ上がらず、それでいて人懐っこく、親近感あって憎めない。もう、濱田岳の十八番…いや、為の役!
でも、本作のVIPは水川あさみだろう。
その演技や女優としては時々賛否の声もあったりしたが、自分はなかなか好きな女優であった。『カメレオン』でのクールビューティーなヒロインも良かったし、濱田と共演した『今度は愛妻家』ではあっけらかんとした演技を見せ、『ミッドナイトスワン』での助演も非常に印象残った。今回はその才が最高に“爆発”した。
パワフルな熱演、存在感。
濱田との文字通りの名“夫婦漫才”なコミカルなやり取り。
何処か哀しげな面と、夫への愛情も滲ませる。
そんな両者の間に入る娘・アキ役の新津ちせの可愛らしさ、ちょっとのワガママさとおマセさも絶妙で、いいアクセントになっている。
喜劇であり、悲劇であり、シリアス劇であり、怖劇。それらをテンポよく軽やかに捌いた足立紳の演出も単なる脚本家に留まらせるのは惜しい。
これまで多くの映画やTVドラマやアニメで様々な夫婦を見てきたつもりだが、これほど分からない夫婦は居ない。
喧嘩、喧嘩、喧嘩…喧嘩に次ぐ喧嘩。
かと思えば、一緒にご飯を食べ、一緒に寝る。
旅先で遂にもうギブアップ。「別れて」
「これ以上無理」「ダメになる」
でも…。
どんな夫婦も当然、愛があって結婚した。
この夫婦の場合、愛の証しは、赤パンツ。
それは二人で一緒に買った。
今もそれを履いて寝ている。
そしてラストシーン。
豪太の手書きの脚本を、チカがワープロで打つ。
「読めない」「ヘタクソ」とまた愚痴を言いながら。
赤パンツとこの共同作業。
これがこの夫婦のカタチなんだろうなぁ…と感じた。
夫婦愛とか美しい言葉じゃなく、腐れ縁とかでもなく、
正直、うんざり。でも、見捨て切れない。しょうがない、愛情たっぷり一緒に居てやんなきゃ。
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