トップガン マーヴェリックのレビュー・感想・評価
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いやあ、よかったと思う、
どこぞの国かの「世界の脅威」とされた目標への攻撃ミッション、「アメリカ賛美」のストーリーではあるけど、「本番の」戦闘シーンは手に力が入って見入った。
バーのくだりはいらんかったかもだけど、それもストーリーの一部、人間関係、緊迫の展開、ハラハラ、いろいろあってよかったと思う。
ひさしぶり映画でスカッとしたというかホッとしたというか、見たあとに「よかった」と思えた。
薄い内容に隠れる、アメリカ人の潜在的差別意識
往年のファンのための後日談。
ただし濃度は薄い。
あらすじを書けば三行で足りるレベル。
すべてが予想通りな予定調和。
そして決して頭が良くない。
「ならず者国家の核プラント」なんて時代的には「エリア88」のシナリオ。
古すぎる。
とはいえ往年のファンは楽しめるはず。
ストーリー進行がのんびりしていてトンデモ設定もサプライズもないので、後期高齢者の方でもついていけると思う。
例えるなら「シン・トップガン」ではなく「ゆるガン△」。
それと、これだけは言わせてほしい。
アメリカ人の潜在的差別意識はホント嫌いだ。
何かといえば敵の描写。
相手も命ある人間なんだよ。
それなのに、まるで機械人形のような、セリフも日常の描写もない、安っぽい勧善懲悪映画のために人間性を廃されたような演出は、「アメリカ・ファースト」過ぎて閉口。
トム・クルーズが何十年も温めてこのレベルということは、逆に言えばアメリカ人の無意識の中にある差別意識がいかに無自覚かつ無反省に根を張っているかの証明ではないか。
そういう作品。悪くはないが二度は観なくていい。
前作と今回のつながりが必然であったと納得させる設定のうまさに唸る。
大ヒットしたのもよくわかる。
すばらしくよく出来ている。
トム・クルーズ演じるピート・“マーヴェリック”・ミッチェル海軍大佐は、本来なら将官になっていてもおかしくない実力があるが、現在はテストパイロットをやっている。
そんな彼が、海軍のパイロット養成学校【トップガン】に呼び戻される。
「ならずもの国家」がウラン濃縮プラントを稼働させようとしているので、それを爆破するというプロジェクトがある。トップガンのパイロットたちがその任務を達成するように、マーヴェリックが教育するのだ。養成学校の生徒にそういうことをやらせるのだろうか、という疑問があるが、それはともかく、基本的には生徒たちを教えて、実戦をクリアする、というストーリーになる。
前作当時の光景が、ところどころで挿入されているところなど、ファンサービスがしっかりしている。おもしろいのは、昔を懐かしむショットももちろんあるのだが、マーヴェリックにとってトラウマになっている要素もフラッシュバックするところだ。
それは、前作で死亡したグースのことだ。
今回、グースの息子ルースターがパイロットとしてメンバーの中にいて、マーヴェリックに恨みを抱いている。そのことに頭を悩ませたりもする。大ヒット作の続編でありながら、とってつけたよう続編にならないように工夫している。
若いころは楽しかった、今はいろいろ大変だ。そんな中年の悩みみたいなものを描くことで、前作を楽しんだファンの共感を得ることができているのではないか。
そうはいっても、ストーリーは比較的単純なので、これだけでは大ヒットしないだろう。
すばらしいのはリアルを追求した戦闘機の飛行シーン。それだけでなく、後半でミッションがはじまったところから感情を刺激する演出が雪崩のように投下される。
こういうリアルとエモーショナルの両方を高いクオリティで提供することで本作は成功したのだろう。
なお、本作ではトム・クルーズとジェニファー・コネリーの恋愛描写があるが、非常にあっさりしている。トムは61歳、ジェニファーは53歳。若い観客にとって、あまり長々と見せられてもわくわくしないだろう。こういった的確な判断も功を奏しているのだと思う。
前作も見てみたくなりました
☆☆☆★★ 2022年6月1日 TOHOシネマズ錦糸町オリナス/ス...
☆☆☆★★
2022年6月1日 TOHOシネマズ錦糸町オリナス/スクリーン2
↓ 以下は、鑑賞直後に感じたどうでもいい感想。
『ライトスタッフ』&『ファイヤーフォックス』&『メンフィス・ベル』?
序盤でのハングマンとのドッグファイトで、太陽光を利用し背後に廻る戦略。
ある程度のおっさんならば、直ぐに反応してしまう筈。
「紫電改のタカ」じや〜ん
そもそも、前作は駄作だと思ってますけどね〜。
その後トニー・スコットは、ぐんぐんと演出力を増して行き。ハリウッドを代表する素晴らしい監督へと変貌するのですが。
もしも本人が存命中に監督していたのならば、、、と、少しセンチメンタルになって考えてしまった。
鑑賞後に劇場を出る時に、今後の《午前10時の映画祭》の上映作品のお知らせに『ライトスタッフ』が。
これは絶対にもう一度、劇場のスクリーンで観ておきたいと思ってしまう。
日本初公開時は1日の上映回数を増やす為に、不当に40分くらい短縮されたバージョンだっただけに。是非とも3時間越えの完全バージョンを堪能したい。
何と言っても。トム・クルーズより、サム・シェパードの方が数億倍はカッコいいしなあ〜!
そうそう、当時はまだ無名だったエド・ハリスも出てるし。
キタイを低くしてみてほしい
130インチスクリーンでホームシアターで鑑賞。
トム・クルーズ演じるマーベリックの笑顔…不満を笑ってごまかしているかのような顔。
命令に従わないマーベリックが軍にいられる理由…軍で出世したアイスマンだけがマーベリックを評価している。
マーベリックの恐れていること…仲間を失うこと、特にあいつを失いたくない。
マーベリックが過去を引きずっているのと、挿入歌が前作のものを流用していることがリンクする。
人間ドラマであった。
観る前に期待しないでほしいこと三つ。
一。前作を超える感動。
一。マーベリックの活躍。
一。機体の迫力。
今回の任務で犠牲者が誰になるかを予想しながら観て欲しい。
期待を低くすれば、些細なことだけで満足出来ると思うから…
トップガン 30数年後
作らざるを得なかったのかな
相棒と共に
1ありき
マイナス点でもありプラスでもある
これは1を見ないと感動が薄れちゃうだろうな〜
1とセットなら星5ですね
歳をとって円熟味を増したトムが素晴らしい
エリートであるトップガンの若い人らの指導に回るがそこにはかつて失った友の息子がいてトムを恨んでいたり、元恋人との再会や、お荷物となったトムの悲哀が話を盛り上げる
色々なドラマが重なっていて、1とは比べ物にならないほど物語が面白い
もちろん技術も上がっていて飛行シーンや戦闘シーンも素晴らしく、ハラハラドキドキ緊張感がたまらない
トム無双になってないところもよかった
起承転結もしっかりしていてスカッとするしラストは本当に感動した。
あー映画ってこういうのでいいんだよね!
期待に120%応えてくれる!
前作を観たのは映画館ではなく、水野晴郎健在の金曜ロードショーだったと思う。兎に角、トム・クルーズがかっこ良くて、F-14トムキャットがかっこ良くて、プラモデルを買った覚えがある(可変翼がいいのよ)。
あれから36年、世界中のファンの期待を高めに高め、コロナを乗り越えて上映された本作。やってくれました!これぞハリウッド・アクション大作!映画館の大スクリーンと音響で観客が観たいモノを、期待を遙かに上回るクオリティで魅せてくれた!(過去鑑賞作レビュー。2022年劇場で2回鑑賞。その後配信でも2回鑑賞)。
■オープニングでもうやられた
空母上での戦闘機の発艦準備シーンから映画は始まる。そして準備が整うと「Danger Zone」が!もうこれだけで、テンションが上がる。掴みはOKである。
■若者を圧倒するトムおじさん
ドッグファイトの訓練飛行シーン。2機編隊の訓練生チームをトムが1機で次々と撃墜。そして、不可能と言われるミッションが達成できることをこれまた1機で証明してみせる。スーパーおじさん。大佐でしょう?そんなに出しゃばっては管理職失格ですよ(笑)。
■映像へのこだわり
ストーリーは王道の胸熱アクションヒーローもの。わかっていても何度も観てしまうのは、映像と音の迫力。俳優がF/A-18の実機に搭乗してカメラ操作までしたという「こだわり」がちゃんと届きます。生身の人間でできることの極限まで本物に拘ったのが本作の大ヒットの最大要因ですね。
■構成が見事。特に時間配分
全編通して、ダレるところがない。旧友への想い、恋愛、世代を超えた友情・・・。これらのシーンが絶妙なバランスで入ってくる。これがまたアクションシーンを引き立てる。ミッション本番シーンは、カウントダウンが始まった瞬間から観客をハラハラドキドキの世界に誘う。間に合うのか、間に合わないのか、成功するのか、成功しないのか?時間の使い方が上手い。
2020年代で今のところNo.1のアクション映画。このスケールとクオリティを超える映画はそう簡単には撮れないだろう。10年に1本あるかないかの傑作だと思う。映画館で観て本当に良かった!
20世紀航空映画のオマージュ
トムはやっぱりカッコ良い。
ハリウッドアクションの真髄!気づいたら手に汗握ってるって久しぶり‼️
ハリウッドアクション映画って正にこの緊迫感‼️久々に手に汗握るハリウッドアクションに出会った。もう何年もこれだけのアクション映画って無かったな〜としみじみ思う、CGの技術は飛躍的に進化したけど熱量が明らかに違う、実機でのドッグファイトも凄すぎ‼️ストーリーも余計な説明も要らずシンプルそのものなのがアクション・映像を邪魔せずに程よい、6台のIMAX認証デジタルカメラを戦闘機「F/A-18 スーパーホーネット」に搭載した事によりとにかく映像の迫力が違う、残念ながらこの画は日本では無理・・・。
空中の疾走感はスクリーンXの効果も引き出される、これくらい没入感があると270度の真価も発揮される。IMAXも迫力満点。
映画館の大画面で観て欲しい映画。
初代を見た翌日にIMAXで視聴
一昨年の作品ですが、2024年にIMAXで再上映していたので見てきました。
初代とは大分気色が違う作風で、初代がトムクルーズの色気むんむんのロマンスだとしたら、こちらはハードな過去克服映画でした。
気色は違えど続編なので、序盤から初代を再現したようなシーンが流れ、あぁあのシーンだ、あの歌だ、あのバイクだと見ていて繋がりをがっつり感じました。
登場人物もガッツリ出てくるので、事前に初代を見ておくのは必須と言って良いです。
ネタバレになるので書けませんが、戦闘シーンはカッコイイ&泣き所がしっかり描かれているので、高評価なのも納得の出来でした。
いや、エースコンバットがやりたくなりましたね(同じような作戦があるのよね)
IMAXの恩恵は専用カメラの大画面と戦闘機の爆音で迫力があるので、可能なら今でも映画館で見ることをおススメします。
関係ないですが同日観たゲゲゲの謎は個人評価4.5でこちらもおススメです。
Just see it
トム・クルーズを一躍スターダムに持ち上げた故トニー・スコット監督『トップガン』(1986)のご都合主義演出がどうしても好きになれず、世界興行収入14.9億ドルを稼ぎ出した続編鑑賞を今のいままで控えていた私だが、素直にもっと早くに観ておくべきだった、というのが🎦を見終わった後の正直な感想である。
前作で訓練中に事故死した相棒グースの息子ルースターとの確執が描かれている以外、ほぼオリジナルといってもよい内容。クリント・イーストウッド主演の『ファイヤー・フォックス』と比較される方が多いのも大いに頷ける正統派スカイバトル・アクションムービーである。🎦冒頭マッハ10の壁にギリギリ挑むマーヴェリック(トム・クルーズ)の姿なんかを観ていると、MIシリーズのイーサンとも少なからずイメージが被ってくるのである。
父が事故死したイメージが邪魔をして自分の殻をなかなか破れないルースターに対し、「頭で考えるな、行動しろ(just do it)」とナイキのキャッチ・フレーズみたいな台詞で発破をかけるのだが、トム・クルーズがいうとなぜかクサく聞こえない。操縦不能になった時、ロシア語で考えることによってミグ戦闘機のコントロールを取り戻す「ファイヤー・フォックス」のガントと対になった演出なのかもしれない。
そんなエリート・パイロット養成学校トップガンに、三度教官として舞い戻ったマーヴェリックだが、口だけは達者なくせに腹のすわっていない若造どもを差し置いて、「俺がやらなきゃ誰がやる」とばかり編隊長としてミッション・インポッシブルに果敢にも挑戦するのだ。会社で、くそ生意気なミレニアル世代にやられっぱなしのバブルおじさんたちは、トムのこの勇姿をみて思わずこう気勢をあげたに違いない。Bullseye holy shit !!と。
現在だったら明らかにロシアと名指ししたであろう“ならず者国家”の核融合施設爆発に見事成功した後、さらにこの🎦には一粒で二度楽しめるオマケまでついている。まさに敵地から◯◯◯を盗み出す決死の脱出劇は、まんま『ファイヤー・フォックス』にオマージュが捧げられているのだろう。マーヴェリックとルースターの悪ノリと、故トニー・スコットを彷彿とさせるご都合主義が気になったあなたは、この🎦が続編であったことをきっと思い出すに違いない。
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