「父と息子の物語でした。」トップガン マーヴェリック k kさんの映画レビュー(感想・評価)
父と息子の物語でした。
初めて見る友人(2人とも50代後半ママ友)を誘って、11回目を鑑賞。
2回目を見たいというので自分の感想を友人に伝えた内容です。
開始3秒のゴーンという音が響いた瞬間に痺れる。
空母の上の皆さんの働きっぷりと発艦の映像に痺れる。
飛行機の着陸時にフックを引っ掛けるアレスティング・ワイヤーが唸りながらのたうつ一瞬の映像に痺れる。
バイクの後ろの「KAWASAKI」のロゴのアップや、フライトジャケット、レイバンのサングラスは前作で大流行したトップガンファンへのサービスで特に新旧カワサキ『Ninja』の登場はファン感激らしい。
そこは私はバイク詳しくなくてわからなかったが。
音楽は全編素晴らしい。
空中戦はどれも釘付け。
実際に重力浴びてゆがんでる顔がすごいしドキドキハラハラ。もう痺れまくり。
マッハ10のダークスター離陸の時に小屋の屋根が吹き飛ぶけどあれは風圧でセットが想定外に壊れた為1回しか撮影できなかったらしい。
バーに出てくる少年がかわいい。
ウエイトレスのおばあちゃんがチャーミング。
80年代だったらビキニでローラースケート履いたギャルとか出てきたかもと思う。
いつも怒ってる上司のサイクロン、彼のおでこが表情豊かで好き。演技上手い。
ボブがハングマンに一言言う時はフェニックスの陰に隠れ気味に言うところ面白い。
フェニックスがボブをバカにせずにかばうところ、カッコイイと痺れる。
窓際で鉢合わせしたアメリアに毎回「大人だわ。この子!」と思う。
「命中!」の字幕の時に「ボーザイ!」と連呼しているので調べたら「Bull’s eye!」だそうで、ダーツのど真ん中の的のことでハングマンがダーツやって、目隠しされながらも3発的中させて実力見せつけていたけど、訓練中の標的も丸い中の中心を狙ってたから、ここの伏線!と思った。
嫌味なハングマンだったけど助けに駆けつけて美味しいところを全部かっさらっていったあとに嬉しそうな顔してるのが可愛かったし、ルースターと握手しているシーンは感動!
そして、映画の冒頭に出てくる写真!
マーベリックがルースターを可愛がっていたのがわかる!
最後にマーベリックとルースターがFー14に乗ってるシーンで字幕ではルースターの呼び方が「マーベリック」と書いてあったけど後半「マーブ!」と愛称呼びだった気がして英語のセリフに集中して聞いた。
グースが亡くなった後にきっと父親がわりになって可愛がったんだろうな。ルースターもそんな彼を慕って小さい時から「マーブ」と呼んできたんだ。きっと。
軍隊では身内でも馴れ馴れしい態度は取れないし、よそよそしい2人だったけど、マーベリックは出撃の時に唯一「ブラッドレー」と呼びかけていた。家族の呼び方。
マーベリックを「MAV!」と呼びはじめたのは、敵に撃墜されて墜ちて行くシーンから、森で2人きりで再会してから本当の親子のような感じの会話になってる。
ピンチの極限状態でいつもの呼び方になってる。
画面には見えないけどそんな2人の長い時間が見えた気がした。
後ろで「MAV!」って呼ばれて、可愛かったルースターを走馬灯のように思いだしながらもその子に死が迫っていてもうグースに謝ることしかできない、絶体絶命のシーン。
反抗期の息子と父親みたいだった2人が今!みたいにかんがえたら胸熱でした。
全然字幕にのってこないけどFー14に乗って離陸する時は短い滑走路に焦って「MAV!」連発していた。
よそよそしかったけど本当は2人は家族なんだ!と思ったら、最後のルースターが写真をトントンする所の感動がアップした。
マーベリックもルースター早くに両親を亡くして天外孤独。最後は素敵なパートナーと理解ある娘(この子もMAV呼びしていた気がする)も集結して家族できた!もう1人じゃない!と思ったら夕日の中の飛行が天国のように感じた。エンディングはいつも爽快!
だからリピートしてしまうのだ。
友人はトップガンアンセムを聞いて鳥肌がたったと感激しています。
13回目を見に行く約束をしています。