「単純にカッコいい。」トップガン マーヴェリック じーたらさんの映画レビュー(感想・評価)
単純にカッコいい。
前作から36年。続編と呼ぶにはあまりにも長い期間を隔て作られた『トップガン』の新作。前作の監督トニー・スコットは天に召されたが、まさか続編が2022年に公開されるとは思ってもいなかったのではないか。
20代前半だったトム・クルーズも渋みを増したおじさんに。前作に引き続き出演したのは、彼とアイスマン役のヴァル・キルマーのみ。もはや、前作を知らずしても新鮮に楽しめる。
私自身も当時はまだまだ子供だったため、この映画を知ったのは大人になってからだ。
さて、本編だが、オープニングから前作のオマージュのようなシーンが取られており、これは前作世代の方々が観たら胸が熱くなるものがあるのではないか。鼻っからファンの心を掴むことに成功しているようなスタート。ライダーズもカワサキのバイクをリアルタイムで観ていた人はたまらないだろう。
個人的に感動したのは、やはりアイスマンとのシーンかな。
この背景は色んな記事を読むとわかるが、あれは映画のワンシーンを越えた絆のようなものを感じた。マーヴェリックとアイスマンより、トムとヴァルがあそこにいた。
正直前作でグースの死後のストーリーは、割とあっけないなと感じていたのだが、今回は最後の最後までドキドキ。割とベタなバディ感があるのだが、それがものすごくカッコいいんだな。
下手に敵を悪く描くわけでもなく、飽くまで彼らのミッション遂行の様を描く。
男のカッコよさが随所に垣間見れる大作だった。
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