「皆、若かった。そして熱かった…」トップガン マーヴェリック みゅうさんの映画レビュー(感想・評価)
皆、若かった。そして熱かった…
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戦闘機乗りは、いつまでも空を飛んでいたいものだ…数多の名パイロットが、そんなふうに呟いた台詞を思い浮かべた…
昇進も、ポストもクソ喰らえ、ドラ息子に跨るやんちゃ坊主が戻ってきた場所に集う若者たちは、まるで若き日のマーヴェリックそのものだった。
物語は、ハリウッド映画にありがちな、一部荒唐無稽な設定だが、前作以上に緻密な演出もあり、マニアをもニヤリとさせたに違いない…
ラストはお定まりのハッピーエンドではあったが、感動のフィナーレ数分前のどんでん返しは、前作のリスペクトと、人間の可能性に望みをつなげるメッセージだったのかもしれない。
いずれ戦闘機乗りは絶滅するだろう。否、戦争なんて起こらない事が一番だ。だが、今現実に起きている、目の前の脅威をどうするか…綺麗事では済まない、現代社会へ様々な警鐘を織り込んだ名作と言えよう。
蛇足だが、長生きはするもんだ。ドラ猫が再び大空を舞う光景に、生きてお目にかかれるとは夢にも思わなかった…
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