「これぞハリウッド脚本」トップガン マーヴェリック Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞハリウッド脚本
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ベタベタにやってくるよね。登場人物の状況が分かったところで『どうせ、こうなるんでしょ』と思うんだけど、それをこちらの予想を外しながらきちんとやってくる。面白いね。
オープニングの「マッハ10に挑戦」も面白い。トムが見事にやり切って『さすがだ、トム』と思わせて、やり過ぎて機体がオシャカになって『こういう奴だよ、トム』って紹介するのいい。「ここはどこだ?」「地球だよ」もキマってる。
それで教官になって、色々あって、アイスマンが死んで後ろ盾がなくなって、クビになるんだよね。『いや絶体絶命だ』と思ってるとトムは単身、訓練空域を飛んで、不可能と思われているミッションが不可能でないことを証明すんの。解決が鮮やか。
ここで少将が、自分のキャリアを賭けて、トムを隊長に任命すんだよね。一見、悪役の人も良い人になる少年ジャンプシステム。いい。
それでミッションに出発すんじゃん。一人、重要人物が予備隊で残ってるから『ああ、最後はこいつが来て、一緒に戦って勝つんだな』と思うの。
だから、トムが迎撃されたときは『予備隊も来て、やっつけるんだ!』と思ったら、一捻りも二捻りもあったね。この展開を考えられるのが、ハリウッド脚本チームの力だなと思った。
トムはひたすら「その目つきはやめて」という目つきで微笑んでるだけだけど、それで面白い作品になるから、トム・クルーズはやっぱりスゴイな。
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