「一作目はリアルタイム、映画館を出た時に「ここはどこ?俺はミラマーに...」トップガン マーヴェリック max orionさんの映画レビュー(感想・評価)
一作目はリアルタイム、映画館を出た時に「ここはどこ?俺はミラマーに...
一作目はリアルタイム、映画館を出た時に「ここはどこ?俺はミラマーにいるんじゃなかったのか?」とマーヴェリックになりきっていた私は当時16歳。
軍事機密のF-14がここまで堂々とスクリーンで登場したことに大衝撃、ファイナルカウントダウンという先例があったものの、それを圧倒的に超えてきた。
一部マニアしか存在を知らなかったNavy Fighter Weapons Schoolが映画の題材として取り上げらたことにも驚き。
トップガンは、トム・クルーズとF-14が揃わないと成立しない。
F-14では無くF/A-18、
既にミラマーには存在しないNavy Fighter Weapons School、
適当な設定で誤魔化すんだろうなって想像しながら、それでも期待していたのでIMAXで鑑賞。
絶賛レビューのオープニングは、私個人としてはそれほどでも・・・やっぱりF-14ほど画面映えしない。
ところが・・・この手があったのか!!
F-14はイランでは未だに現役だから敵ラスボス的に登場するかと思っていたら、
まさかの搭乗、それも二人で。
ハンドサインでコンプレッサーを外せ、ミサイルの安全ピンを外して搭乗、マニア心をくすぐりまくり。
トップガンの三作目はありません。
何故ならF-14はもう二度と飛び立たないから。
これにて完結。
極端な表現をすると、人生の一区切り。
トップガンに憧れて、戦闘機のパイロットになりたかった私、
当時は「裸眼1.0以上」というハードルに挫折した私、
あれから36年、娘と「トップガン・マーヴェリック」を鑑賞する人生も悪くなかったな、と。
少年の頃の夢を昇華させてくれた作品でした。