「コロナ禍で2年待たせられた思い出!」トップガン マーヴェリック 赤足さんの映画レビュー(感想・評価)
コロナ禍で2年待たせられた思い出!
まだ新進気鋭であったトム・クルーズの名を世界的に広め知らしめたトップガン。作品の役も新人パイロットから成長していく様はまさに当時のトム自身と重なり、トップガンの権利をトム自身が全て持つまでの思い入れに加え、今回はトム自身が脚本や制作にも参加するほどの熱が、画面を見ているとひしひしその想いや感情が伝わって来るのが理解できた!
前作の終わりでトップガンの教官になると語っていたマーヴェリック、前半は前作のオマージュのような展開と現代版にブラッシュアップされ、時折ユーモア等を挟むシーンも見受けられながら、数々の勲章よりも飛ぶことを選択1人のパイロットとして不器用に生きるマーヴェリックの姿が映し出され、そこから、あのノーヘルでバイクに跨り颯爽とサングラスをかける姿とデンジャーゾーンの音楽が流れる所でアドレナリンが彷彿!!
今回は現代の世界情勢とも通じるかの様な、某国の兵器問題を解決すべく、絶対不可能なミッションインポッシブルの様なミッションの教官に再びトップガンに舞い戻ったマーヴェリック。
新たなる教官という名の役職や若手パイロット集団のメンツ、その中には前作で命を落とした相棒のグースの息子ルースターも!!
前作をオマージュしつつ、新たなる葛藤や問題に立ち向かうマーヴェリック。過去の十字架を背負い、過去の父親の姿を今度はマーヴェリック自身が、ルースターや教え子達にみせていくという脚本の上手さ、そしてキャスティングの絶妙さもまた良かった!
前作では、マーヴェリック、ルーク、アイスマンというトライアングルが出来上がっていたが、今回に関してはルースター、ハングマンという若手2人が成り立ち!その間に1人足りない部分をマーヴェリックというパズルが上手くはめこみ完成したパズルの関係性の完成度に様に素直に凄いと関心してしまった!!
飛行等に関しても実際に役者などが乗り込み前作以上のドッグファイトIMAXで見て興奮と手に汗握るシーンや自分が乗り込んでいるかの様な錯覚にもなり、トム達とかなりのGを感じっぱなっしのこれぞ、ファンが妄想していたであろう全部を詰め込んでくれた様なGIFTの的な仕上がりであった!!まあ、冷静に上手く行き過ぎな部分やツッコミどころも分からなくもないが、ファンはそんなことはどうでもいいのだ!トップガンという極上の作品を味わい堪能できれば!アンチご都合主義等クソくらえ🖕💥
前作から36年、コロナ禍で2年待たせられたが、もうそんな過去の事は映画館を出る頃には忘れ去っているくらいにエンターテインメントに飛んだ素晴らしい作品である。
次は4DXの吹き替えを見に行く予定で、まだまだトップガン熱は冷めやらないだろう。笑