「ラストは胸熱」トップガン マーヴェリック SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストは胸熱
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迫力ある映像はもちろんストーリーも良かったと思う。
特に、ミッチェルと亡き親友夫婦の子ルースターとの関係の変化と成長。二人は反抗期のすれ違い親子のようだったが、物語の終盤、ミッチェルは懐かしいアイスマンの一言で、数十年前の友の死への自責の念から自分を解放することが、むしろルースターのためにもなることに気づき、ルースターの危険な任務への挑戦を認め、その機会を与える。親代わりとしてのミッチェルも子離れの時を迎えたのだ。子は自分の生きたい道ができればその道を進んでいい。親にできることはそれを見守ることだけ。そして見事に、ルースターは若き日のミッチェルのように恐怖を乗り越え、勇気を見せる。
お久しぶりのアイスマン登場の経緯も胸熱だし、ミッチェル(トム)の年齢の重ね具合〜ベテランパイロットの風情〜もいい感じだし、音楽もこれこれ!という感じがした。
余談だが、公開時期が遅れて今年なのに、舞台設定がすごくリアルで驚いた。「圧倒的な技術力の優位が失われた今、我々はチーム力で戦うことが必要だ。」ほんとに。
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