「これぞ「続編」」トップガン マーヴェリック 焼肉定食さんの映画レビュー(感想・評価)
これぞ「続編」
誰しもが「好きな作品」があると思う。
それは時に本であったり、ドラマであったり、ゲームであったり・・・ジャンルは多岐に渡り、その人のこれまでの経験や人生観、趣味嗜好等にも大きく左右されると私は思う。
その「好きな作品」に「続編」が生まれた時・・・大多数の方は、まず「期待」が大きいのではなかろうか。私はこれまで、この「期待」が悪い意味で大きく裏切られることが多かった。「これなら続編なんて無い方が良かった・・・」と思うことも度々であったため、大きな期待の反面、「不安」もまた大きいのである。
私の「好きな作品」の一つである「トップガン」。
その続編ということで、昨日は前作を見直し、例に漏れず大きな期待と不安を胸に公開日当日に劇場に足を運んだ。
上映開始5分・・・「不安は杞憂であった」と感じることになる。
あの音楽、あのシーン、あのカットが見事に現代版として蘇っていたのである。
ストーリー自体は特に癖がある訳ではなく、悪く言うと所謂「王道ストーリー」。
ご都合主義な本筋は否めず、色々と突っ込みどころはあるものの、
本編の中にも前作を彷彿とさせるシーンがちりばめられ、
前作でもこだわりぬいた戦闘機のシーンは、更にレベルが上がっており、
この際上記のマイナス点は些細な問題にしかならなかった。
完璧な「続編」であった。
なお、前作もそうだが、どうしても戦闘機が前面に出てくる作品のため、
戦闘機に全く興味が無い方が見るとつまらない作品かもしれない。
逆に、戦闘機が大好きという方、前作「トップガン」が大好きという方、
59歳という還暦手前の年齢に関わらず、魅力たっぷりなトム・クルーズが大好きという方、ピンポイントではあるがゲーム「エースコンバット」シリーズが大好きな方等は、是非見てほしい。
もし前作「トップガン」を見たことがないのであれば、
できれば前作を見てから本作品を見ることをお勧めする。
最後に、私の一押しポイントは、終盤「あの機体に乗り凱旋するあの二人」です。
前作からの流れもあり、最高でした。