「「適量」は自分で試して覚えろ。」トスカーナの幸せレシピ bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
「適量」は自分で試して覚えろ。
いや、でも、いきなりキスは駄目だす。しかも親父さんの目の前とかw
ガレージ開けたらLANCIA Theme?イヤ、イタリアやなぁ。イタリア以外じゃThemeなんか絶対に見れないw
イタリアらしい現代ドラマは、共に何かを成し遂げるバディもの。アスペルガーの短所を克服して世間に出て行くグイドと、暴力的な態度を押さえ込んで「生きている」って実感させてくれるレストランを開業するアルトゥーロの物語り。
温かさに溢れたストーリーが生温くならない様に、イタリアらしいエロさと苦さも混ぜ混ぜ。ジュリエッタのツンな態度が良いわぁ。それと「クソッタレ」言語の女の子w 中指立てるなって!
ミラノのレストランはシェフとしての最後のチャンス。でも、ココは棺桶じゃないのか?グイドを連れて出掛けた田舎街のレストランの騒音。人びとのお喋り。皿がテーブルを叩く音。ウェイターの話し声。温かさが伝わって来るトマトソースの匂い。ミラノのレストランの機械的な冷たさの中では幸せを得られない。アルトゥーロの選択が好き。
グイドは、料理教師が初日に暴力的に言い放った言葉を覚えていました。最高のトマトソースさえあれば良い。チョコレートソースなど料理には不要。本気で信じてたんだ。と言うか、共に過ごすうちに芽生えた信頼関係が、そう言わせたのか。何れにしても、それはグイド自身の意思による選択。ココアの袋を逆さにした場面が最高にスカッとした。
フルパワーとかイタリアらしくないよなぁ、なんて野暮なツッコミは無しにして、幸せ気分で終われる佳作でした。原題は「適量」やんw
良かった。幸せ。邦題の通りに。
僕もランチアだ!ってテンション上がりましたよ、
ただしあの大切なコンテストに向かうには信頼性に不安が・・と危惧していたらシャフトを折ってしまいましたよね(笑)
実は僕も古いアルファロメオにしばらく乗ってたんです。(916スパイダー)🚕