劇場のレビュー・感想・評価
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原作を読んでから見た感想
感想
原作を読んだ後に映画版を鑑賞。初めは永田が関西弁を使わない等のちょっとした違和感があったがどんどん世界観に入ることができた。また、本作の一番の見所だったラストシーンが映像ならではの演出だったので見た甲斐は大いにあった。演劇がテーマだったので映画との相性も良かったのかもしれない。
概要
同級生と二人で劇団「おろか」を立ち上げ、脚本家として活動をする永田。人気が出ずにどん底の気分で路頭に迷っている最中、服飾の学校に通っている沙希に出会う。不審な言動で近づく永田に沙希は怯えるが次第に距離が縮まっていく。いつしか永田は沙希の家に転がり込むようになり寄生を始めてしまう。
クリント・イーストウッドを褒めただけで機嫌が悪くなる・・・
あーわかる!その気持ち。自分がミュージシャンになる夢を持っていた学生時代を思い出してしまった。あまりにも似ていたので感情移入もしやすかったけど、現実を見つめたり、演劇に見切りをつけたりする決意がないのはダメダメ。
だらだらと同棲生活を続けると、どうしても甘えが出てきてしまう。また、それを許してしまう沙希の存在。「永くん、すごい」と思っていても、それを言葉には出来ないし、間接的に伝わってしまうのなら、もっと協力してもいいのかも・・・とまで感じてしまった。結局は甘い生活があったから言えないんだよね。感じたことと表現することが違う、ある意味女優向きな性格の沙希だからこそ。
途中までは、あるあるの連続だったから自分の過去をも懐かしむことが出来ました。しかし、ストーリー全体的には抑揚もなく、訴えてくるものもない。せめて沙希が学校を卒業する辺りで大きな変化がある方が面白い。そんな中でも、久しぶりに会った元劇団員・青山(伊藤沙莉)が言う「あー、そっちか」の辺りで気づいても良かった。そのままじゃ完全にヒモ男の物語になっちゃうもんなぁ。
松岡茉優の演技は絶品だったと思うし、山崎賢人もなかなか良かった。最近、伊藤沙莉が気になってしょうがない。
深く刺さり、心かき回され、気づかされる
松岡茉優さんの表情 表現の変化に引き込まれっぱなしでハッとするほど綺麗、物語を力強く牽引する女優さんだなと思いました、山崎賢人さんの持つ無骨さ昭和的な男臭さがよく引きだされ役にとてもハマってました。エゴや隠しておきたい感情を余すことなく表現してる作品なのにその一瞬一瞬のシーンが詩のように美しく何回も繰り返し観ました。見る度に違う事に気づく映画で、観てる最中はどちらの心情も深く共感し心かき回され苦しかったけど見終わった後な何故か驚く程 心浄化されたような清々しい気持ちになりました。私の邦画マイベストです。
いい映画でした
何より山崎賢人、松岡茉優の演技が素晴らしかった。たまたま直前に見た「花束みたいな恋をした」も2人の若い2人の恋愛模様を描いていたが、そちらが上品な上澄みの切なさだとすると、こちらは都会の片隅で沈殿した切なさがあった。松岡茉優の天真爛漫さ、その裏に抱えた切なさの表現に心奪われました。長編ですが飽きずに引っ張られ、最後の転換に涙しました。
「恋愛物語でよくある出来事」を幾つか繋げたような作品。
ある”出来事”から次の”出来事”までの経緯は雑に描かれるか省かれている。なので、”出来事”が起こる度に違和感を持つ。
男の夢
沙希みたいに、可愛くて明るくて優しくて、頑張り屋さんな女の子が、いつまでも永田のような金ない、才能ない、クズ男、大抵の女はさっさと見切りつけるよ。ダメな男でも好きでいてくれる女がひとりはいるはずと思い込んでいる作り手のエゴ
希望の光
永田のことがクズと言える人、沙希の気持ちが分からないという人には響かないかもしれない
自分がクズと分かっていながら、どうしょうもできない
沙希を失い作品を書き上げた永田
ラストのオチの芝居のシーンに希望の光をみた
永田よりクズな私の心は震えた
全体的には満足
ラストシーンがとても良かった。
地味だけど、不器用で、人間臭くて、寂しげで。
邦画ならではのこういうテイストたまに観るとクセになる。
邦画に期待している雰囲気をしっかりと描いてくれているという印象でした。
キャストでは松岡茉優さんが素晴らしくハマっていて、他の人ではハマらない、唯一無二の存在感でした。
山崎賢人さんもやさぐれだ感じが新鮮だったけれど、たまに覗く本来もっている爽やかさが所々漏れてしまっていて、どちらかというと池松壮亮さんバージョンが観てみたいと感じてしまいました。
でも全体的にはとても満足です。
ちょっと食わず嫌いしてましたが、観てよかったです。
あー、泣いちまった
ダメ男永田。永田を甘やかす紗希。こんなカップル嫌いだ。
でも永田という、痛々しくひねくれたキャラが、時々いやごく稀に刺さる言葉を発する。そして美しい横顔。
どうせ成功したら、目標に向かって努力してる女に惹かれるとかなんとか言って、紗希を捨てるんでしょ?なんてブツブツ言いながら、すっかり紗希に感情移入して泣いてしまった。
二人の演技が素晴らしい
可愛く優しいヒロインがどんどん壊れていく様に心が痛み
劣等感・挫折感から自分勝手な行動をする彼にどんどん腹が立ってくる
感情移入しやすい物語りでした。
とにもかくにも、二人の演技に吸い込まれ感動しました。
ハッピーエンドではないけど
最後に二人は確かに素敵な関係だったなと
見終わったあと数日間余韻が残りました。
二人の演技がすごい
小さな劇場の脚本を書いている永田。
ある日、沙希という女性と出会った。
沙希と出会って、永田の創作活動が良くなり劇場も少し有名になった。
しかし、その後は特に成果もあげられなかった。
それから、沙希との関係も少しずつ体調を崩していき永田と離れることを決めた。
永田は沙希とのことを劇場で披露したという内容だった。
沙希は、永田に対して優しすぎだなと思いました。
その結果が、沙希が壊れてしまうなんて悲しいなと思いました。
なぜ、永田に対してあそこまで優しくなるのか不思議です。
永田は典型的なヒモ男でしたね。
沙希という甘える存在がいたので、甘えるだけ甘えて離れそうになると必要以上に沙希に干渉してきたなと思いました。
永田はダメな奴で終わるかと思いましたが、最後の劇場のシーンでは客が満席に入っていたので頑張ったんだなと思いました。
山崎賢人さんと松岡茉優さんの演技が良かったです。
山崎さんの無気力な感じが良かった。
松岡さんの元気で明るいから一気に沈んでしまったという役のふり幅がすごいなと思いました。
最後で泣きました
山崎賢人がひたすらクズに見えるけど松岡茉優も
依存体質。
共依存関係でダメダメな彼氏を世話する事に生きる価値を見出してる。
山崎賢人が成功する事とか望んでなさそうで、
松岡茉優も山崎賢人をダメダメにしてる要因。
山崎賢人が居なくなったらアルコール依存症になってたし、依存体質なんだろう。
終盤の松岡茉優と山崎賢人のセリフや二人の感情のぶつけ合いが良かった。
そこから劇場のエンディングに松岡茉優のごめんねのセリフ。
最後にポロポロ泣けました。
人間の駄目なところ生々しい感情が凄く良かったです。
原作も是非読んでみたいです。
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