「人間臭さが好き」劇場 メジェドさんの映画レビュー(感想・評価)
人間臭さが好き
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永田のような自分の理想を社会で貫こうとするけど現実は理想通りにいかなくて、客観的にみたら社会不適合者に見えてしまう姿は、社会で”普通に”生きている私から見てどこか羨ましく感じます。自分の欲に素直で飾っていなくて。
”普通に”生きているとどうしても周りの環境に影響されて、「こうしなきゃ」、「ああしなきゃ」といろいろなことに悩んだりしますが、別に自分で自分に勝手にプレッシャーをかけているだけだと思います。沙希を見てそう感じました。勝手に周りに影響されてしまいます。
だからこそ、永田のように自分の信念を不安定に陥りながらも貫いている姿を見て、本当にすごいと思いました。私は周りの流れに合わせる適応力をもった自分を、勝手に「大人」になった気になって、成長してと思い込んでいるだけなのかもしれないですね(だからと社会の流れに合わせるなと言われても無理なのですが)。
最初はこの恋人たちの関係はなんなんだ?と思ってみていましたが、最後のシーンで永田は自分の理想を変えず劇場で劇を続けている、沙希は実家に帰っていくシーンなどなどを見て、変わらない自分を貫く永田が羨ましく思いました。
まとまりありませんが、見てすぐ思った感想は以上です。
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