「沙希の物語として」劇場 ゾンビ2さんの映画レビュー(感想・評価)
沙希の物語として
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行定監督が撮る夜の空気が好き。
夜の空気とともに二人の行方を見守っていると、最後にこの映画が沙希の物語として語り直され、突然、舞台が反転する。
東京の沙希は始めから終わりまで役者であり、いつも自分を役のように演じていた。悲劇を演じたかったのは沙希…?
本当の沙希は後ろ姿でしか映らない。
頭のいい沙希として。
道化男の一人芝居は適当に受け流して、松岡茉優だけをもう一度最初から見直したくなる作品。
夜の空気は奥が深いです。
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