「私の知らない、知らなくても良い、知ったことかよ!な世界の真ん中でXYZ。」東京アディオス bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
私の知らない、知らなくても良い、知ったことかよ!な世界の真ん中でXYZ。
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インパクトあります。駄作か傑作かって聞かれれば、ただただ悩ましいとしか。不肖にも笑った。吹いた。かなりマジで。地下1000mの人目につかない、日の光の届かない場所でなら、絶賛します。だけれども。ねえ、ちょっとw
地下芸人生活のリアルさは硬派を感じさせてくれるし、実家のエピソードと不動産会社の専務のヤクザ振り、ホルモン屋のイジメは、絶望的な生活苦を味合わせてくれるし、結構好き。変な薬にトラウマネタバレも、クライマックスに向けて上手く収束して行くし、感心してしまいました。ブッコミ感が無いんです、一直線にラストに向かって落ちて行くから。
まともなところは一つもない人間だけど、それで良い。
死を覚悟したラストの単独ライブに向かう男に語りかけた観音様の言葉は、男の心の奥からの"辞世の句"に他ならず。
この後の"10秒に一度下ネタを言わなければ死ぬ男"の話は、かなり真面目にオモロかった。その後が、アレだけどw
地下芸人のライブに集まった人たちの弾けた笑顔が、「まともなところは一つもない人間だけど、それで良い」の肯定。これが好きです。
良かった。結構。
匂いがしなくてホッとする映画だったw
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Bacchusさんのコメント
2020年3月25日
御本人でした。
『ん?あ、あー……』というレベルのリアクションでしたw
小さい映画館の小さい映画だと、出演者や関係者が客席で鑑賞されていることがたまにあります。
Bacchusさんのコメント
2020年3月25日
結果として面白かったけど、失礼ながらこの方の知名度で良くこの企画通ったなという印象はありましたね。
ちなみに鑑賞後劇場を出たら横須賀歌麿さんがいらっしゃってお見送りしてくれました。
ちゃんと衣装着ていたのに一瞬誰かわからなかったですけどw