ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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気になる作品ではあった
全体的な構成としては話の続きが気になる作品であったと思う。
グロ表現はメリハリがあり、気分が悪くなるほど頻発はしないが、メリハリ具合がモザイクなしな感じなので際立って見えたように思う。残酷なシーンも比較的すくなかったのも良かったように思う。
それはどこか民族的な意味合いを感じたからかもしれない。とにかく痛めつけてやろうと言うよりも、カルト的な陶酔と神への捧げ物的な意味合いがギリ感じ取れたからだろうか。
個人的には、冒頭に出てくるクマと少女の絵や随所に伏線的なアイテムがあったのが好印象。それが伏線となってファンタジー的な雰囲気にもしてくれたように思う。
こういったものは何度も見たいとはならないが、気分転換に見たくなるカルトジャンル。
よくまあこんなに胸糞に作り上げることができるな…
スカパー
ながら見だけどあまりにグロくて胸糞。
明るい雰囲気とのギャップがさらにキツい。
姥捨山の如く老人を崖から突き落とすのは心臓キュッとなった。
ジェイソンてきなグロさとはちがう…。
目を覆いたくなる…。
最後まで見れなかったし見なくてもいいやって作品でした。
わたしにはきつかった…。
21年?スカパー
舞台の明るさ以外、他はよくあるホラーに終始。
夏至祭を祝うスウェーデンの辺境の村を舞台に、主人公たち大学生が不気味なカルト集団の村人たちに翻弄される恐怖を描くスリラー。絶賛している解説サイトやレビューを見掛けて期待していましたが、結果、期待値を上げ過ぎました。
奇妙で不気味な文化や風習を持つ閉鎖的な村などを舞台に「カルト集団」や「土着宗教」などをテーマにするホラーやミステリーはよくあるので、この映画も「まさかカルト集団オチじゃないよな」と思っていたら、まさにそのまんまで拍子抜け(笑)。
「何をもって幸せとするか」とか、「家族のあり方とは」といったテーマもホラーやサスペンスには意外とよく見られるもの。崖から飛び降りる儀式なども、「老いて家族に迷惑をかける前に自ら死を選択する」と言う発想であって、別にこの映画に限ったものじゃないですし、何なら普通の人でも一度は考える事ではないでしょうか?
自己中心的なメンヘラ主人公にも感情移入はしにくいし、他のメイン登場人物である友人たちも軽率で浅薄なアホばかりで、まあホラー映画の犠牲者としては優秀だけど(笑)、見ていてやはりイライラさせられこそすれ、感情移入できる人物は一人もいません。
最終的には、家族を失って精神的に参っていた主人公が、このカルト集団の家族として受け入れられ、笑顔を取り戻すというところで終了。「この後は想像にお任せします」と言うオチで、結局、序盤の家族心中?のシーンは具体的に何が原因だったのか、本当に自殺だったのかといった「謎」の検証は作中においてまったく言及は無いまま。主人公を精神的に不安定な状況に陥れるための「初期設定」以上の意味は無さそうでこれまたガッカリ。
あとダラダラとしたシーンが多いため、無駄に時間が長くなり過ぎ。もっと無駄を省けば30分は短縮可能。よほどストーリー展開や演出においてそれだけの時間を掛けるに相応しい「必然性」が無い限り、エンタメが基本である映画は二時間以内に収めて欲しいですね。
期待値が上がりすぎた
パール観たいなあと思って、予告を見ていたらミッドサマーのチームが作ってるとのことで、一応気になっていたので鑑賞致しました。
はじめの頃は女子大生の女の子かわいそうやなあ〜なんて思ってみていたが、どんどんありきたりに人が減ってく映画で何も驚ことも無く思ったよりも残念な結果。
ひと昔前の映画とかでよくあるよね。こういう展開って感じでした。
ちょっと残念すぎるなぁ…。雄大な自然を見れるって所がいいって感じですね。あと牛さんの色合いがかわいい。
ちなみにグロ苦手でしたが、ある程度観れました。少しグロが直接的すぎて恐怖というよりも、ああ気持ち悪いなって感じです。
ペレ…恐ろしい人…⁉︎
留学でアメリカに来ていたスウェーデン人のペレ。
彼の誘いから、
彼の生まれ故郷、"ホルガ"へと招かれる。
主人公ダニーと、ダニーの彼氏とその友人2人は、
アメリカの文化や価値観とは全く違う、
カルト的特異な環境と
その村の伝統の夏至祭(ミッドサマー)の間、
身を置くことになる。
しかしそれは、ある者には悲劇、ある者には
選択の始まりだった。
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あらすじは置いといて、
なぜ私はこの映画が好きなのか考えました。
①映像。美しいホルガに目も心も釘付け。
②常に明るい場所。ホラーとは暗闇であること、
という前提を破壊してくれた爽快さを感じる。
③◯亡フラグキャラしかいないこと。
この人この後…と思うと大抵そうなるので
分かりやすい。
うーん、しっくりこない。
もしかしたら単に、
◎優柔不断でハッキリした態度をとらない。
ダニーのことを、
見せかけだけ優しくして、実際はぞんざいに扱う。
そんな人間が、
ホルガの中で、【最も邪悪な存在:熊】として
浄化される場面が、
心からスッキリするため
…かもしれない。
つまり君のことだ、クリスチャン。
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そういえば、クリスチャンて、キリスト教徒
という意味でも呼ばれますよね…。
まさか、あえて……?
この映画は、キリストとキリスト教徒に
ケ、ケンカ売る映画だったのかな…?
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もう一つ。想像ですが、
ダニーの家族(父、母、妹)のことです。
妹さんは、映画冒頭から精神的に
苦しんでる状況でしたよね、
モロそう言った場面はなく、
間接的にですが。
で。…妹さんが、ご両親と無理心中を
計ったのって、まさかですよ?
裏で、ペレが手を引いた可能性、
ありそうじゃないですか?
理由は夏至祭です。
海外遠征組のなかで(翻訳:生贄調達係)
一番昇進したの、ペレくらいですよね?
つまり、ホルガの中で上位の立場に行けば
火で焼き◯されず、アッテストゥパンの日まで
生き延びられると踏んでいたら…。
ペレ…出来るし、恐ろしい人…!?
(追記
くじ引きのシーンが、昔懐かしフリーホラーゲームの
カイ◯ン実八。を思い出します)
北欧の異端の祝祭・ペイガニズムという不穏さ
アリ・アスター監督作品。
↓完全にネタバレいたします↓ご注意ください。
【ストーリー】
主人公ダニーは、妹が両親を道連れに自殺して以来、非常に不安定になっていた。
あるパーティでダニーは、文化人類学を専攻する恋人のクリスチャンが、スウェーデンはヘルシングランド地方の、ホルガ村の夏至祭(ミッドサマー)にゆくことを知る。
そこは留学生ペレの故郷で、夏至祭は90年に一度だけ執り行われる儀式だという。
クリスチャンについて自らもその地を訪れたダニー、北極圏特有の白夜の中、木々に囲まれた美しき草原の村に目を奪われる。
そこには純白の衣服を身につけた、優しく敬虔なキリスト教徒たちの姿があった。
皆で一つのテーブルを囲む食事、ペレの兄から勧められるマジックマッシュルームによる気だるさの中、彼女は妹の幻覚を見る。
好奇心であちこち回る彼らは、価値観のズレをおぼえつつも、ゆるやかに流れる時間を楽しんでいた。
だが平和と思われたその祭りは、アッテストゥパン——崖からの身投げ——の儀式により空気が一変する。
飛び降りたのは72歳の老人二人。
運悪く生き残った男の頭を、村人たちはハンマーで叩きつぶす。
あまりの光景に恐怖を覚える彼らだが、これはずっと行われていた棄老の儀式だという。
人類学の研究のために残ることを懇願されるダニーたちだが、仲間が一人また一人その姿を消し、目につかぬ場所で無残に殺される。
絡めとられるような恐怖の中、メイポール・ダンスでクイーンに選ばれたダニーは花冠を被せられ、自分のマネをする村の娘たちと草原をねり歩く。
そして小屋でクリスチャンが、彼の子種を得ようと欲する村の女性たちとかわるがわる交合する姿を見てしまう。
ダニーがショックを受けて号泣すると、村の娘たちも号泣する。
クイーンとなったダニーはクリスチャンを生贄として選ぶ。
彼はこれまでに犠牲になった者たちと並べられ、生きながら教会ごと焼かれてしまう。
キリスト教の十字架が掲げられた教会の中、北欧の異端の神に生贄として、はらわたを抜かれた熊の中に詰め込まれて焼かれ、泣き叫ぶクリスチャン。
恋人の叫び声を聞くダニーの絶叫は、勢力をます炎を前にしだいに笑いへと変わり、まわりの娘たちもクイーンと共に笑う。
そしてダニーの顔に、全てから解放された、屈託のない笑顔が残るのだった。
もうとにかく全編不穏です。
ずっと昼下がりのような白夜の時間も、ま新しい十字架の教会も、そこに置かれた聖なる書物ルビー・ラダーのつくりの稚拙さも、名画に描かれたエルフたちのように純白の服を着た村人たちも、暗黒中世を象徴するような、周りを取り囲む黒々とした森も。
理解するのには相当なヨーロッパの宗教史の知識が必要で、後から調べてあーあのシーンはそうなのかと納得するばかり。
すごく勉強になりました。
もう一度見た方が、おさらい出来ていいんですけど、怖くて見てません。だって怖いし。
子供の落書きに見えたルーン文字に、あんな恐ろしげな意味があったとは……。
今回ストーリーを最後まで書いたのは、着地点が分からないと怖くて見られない自分のような小心者を自認する方々のためです。
そのストーリーも、端折って書きながら、シーンの不穏さが蘇ってきて頭おかしくなりそうでしたけれど。
もう本当に怖い。
血のワシという処刑法とか体の芯がキュってなる。
大好きなABBAとかまっすぐ聴けなくなりそう。
オフホワイトで揃えた我が家のIKEAの家具が、不穏に見えてくる、そんな心の深奥に突き刺さる、知的なホラーでした。
パッと見は独特な世界観で引き込まれるものの、よくよく見たら大学生グ...
パッと見は独特な世界観で引き込まれるものの、よくよく見たら大学生グループがいわくつきの村に行って一人ずつ消えていく…というようなよくある話。これならJホラーの方が怖いな~と思った。監督の趣味の雰囲気世界観を永遠に見せられてる感じ。
最初の家族が亡くなるくだりはそんなに必要あるのかな?無くても話は成立するように感じた。
ディストピアだった•••
ホラー映画らしいとは聞いてましたが、確かに胸糞シーンがあったり、結構怖いシーンがありました。一定の年齢になったら自ら命を落とさなきゃいけない、コミュニティを守るために外部から男性を連れてくる、近親相姦、幻覚、キミの悪い謎の飲み物、など怖い要素が多かったです。
人里離れた地で、家族などへの連絡を禁じ、ムラの掟をみんなで守っている。神様的な分かりやすい信仰対象は見当たりませんでしたが、勧誘の手口を含め新興宗教のヤリ口やんと思いました。
そう考えるとジョシュは悪いヤツだと、まだそっち側に行ってない私としては思いました。でも取り憑かれてる彼らにとっては我々の常識は聞こえまけん。信仰心って怖いです。
そして、「自由である」ということがいかに大事かとも思いました。あのコミュニティに入ってしまったら、食べ物も決められるし、謎の踊りも踊らされるし、自己決定権がまるでない。あれじゃあ個人ではなくワンノブゼムだ。共同で寝るというのも、中世ヨーロッパで時代が止まっているなと。個人主義的価値観をまだ導入していない世界なのだな、ここはと思いました。
傷ついた人の闇に忍び込んで来る手口も恐かったです。
あと、もろ●●●が映っててビックリしました。フローレンスピューさんもメンヘラ演技がうまかったです。
適応能力が高い主人公たち
鑑賞後の気持ち
何がしたいのかわからない登場人物たちに感情移入ができずに最後まで行く。
鑑賞後の心の変化
なし
鑑賞後の行動の変化
変な村には行かない
好きなシーン
なし
嫌いなシーン
全部
好き嫌い分かれます
グロに関しては割と安直だけど、村の人間と空気感の気持ち悪さが絶妙で苦手な人は本当に苦手だと思う。考察とかしない人には訳わからんしただ気持ち悪いだけ。私はこの映画を真剣に考察する気にはなれなかった。
あと立ちションしただけで始末された人可哀想すぎ
夢なら…さめて
カルトのようなの世界
踏み入れてはならない世界
お花をまとって白い服をきて踊っている
まるでおとぎ話の中に入った気分
そこは…びっくりする世界だった
文化と言いながら
次から次えと恐ろしいことが起きる
…最後はショックな結末が待っていた
途中
逃げようと試みるが
言葉巧みに説得されてしまう
そこに招待した男は
彼女を初めから狙っていた
所々彼女をアプローチするところも
弱いところに入り込む
知らないと…怖い
映画の作りとしては凝って作られている
(音楽を含めて)
観ていて常に拒否反応していて
いろんな感情が沸き起こる
その意味では楽しんでいるのか
いや嫌、楽しんではいない
…気分は悪い
ここでは集団行動の恐ろしさ
そして思想(文化)が
人間を人としてみていない
ところが怖い
期待した割には
ずっと興味があった作品
雰囲気は明るく、徐々に追い詰められていく展開が合わなかった
村の風習が独特過ぎてコントに見えてしまった
結構グロいけど正直そこまで怖さを感じなかった
祝祭が始まる
家族を心中により亡くしたダニー、
恋人のクリスチャンと共に、友人の故郷で催される夏至祭へと招待される。
彼らを招待したペレはまるでハーメルンの笛吹。
招待されたコミューンでは、人生を季節に準えるという。
18年周期で春から冬へ、四季の終わりは人生の終わりと冗談めいて説明を受ける。
72歳を迎えると崖から飛び降りる。
曰く命を新たな世代に与えると。
外から招かれた客たち、慣習を荒らすことがなければ歓迎される。
若い女性が集められ、最後の1人になるまで踊り続ける。
ダニーはこの催事により女王へ選ばれた。
外から迎え入れた4人と内側の4人、そして女王の選んだ1人が生贄となり催事は幕を閉じる。
ダニーは自分を裏切ったクリスチャンを生贄に選ぶ。これは監督の用意した「カタルシス」だとか。
笑顔と善意による同調圧力。
蔓延するドラッグと単調な繰り返しによる催しに正常な判断力を失う。真に精神的共同体となっているのではなく、各々が習慣に則って共感を試みて、流され続けている。当人たちには神秘でも側から見ればカルト。
閉じた系で常識は疑いがたく、長く続くものは排他的になり得る。
不自然に動く植物や、うねる背景などの描写が印象的。
コミューンという文化的閉鎖空間で平衡感覚や自我が揺さぶられていく様を表しているよう。
ただのグロ映画
私はこの作品はなーんか不気味なカルト宗教の話だと思っていました。
しかし実際見てみると、ただ客観的に観るとグロい、信者たちは神聖な儀式としての映像が続いていました。
どの宗教でも周りから見たら異常でも、信者たちからしたら普通なのはあると思います。
この作品はそんな周りと中心の乖離を描いた作品のように感じました。
最終的には、ペレ作戦大成功じゃん!?よかったね!?と思わないと、あまりに騙された4人の学生たちが悲しく描かれていて、、、
最後の方にかけてカオスになっていくが、もう薬飲まされてラリって、自分でもよくわからないまま物事が進んでいく。
振り返れば、最初からダニーに対してみんなだるがっていたのに、ペレだけ優しくしていたのも怖いですね。
怖いというよりも狂気に愕然とするという感じ
内容がやばすぎて、気がおかしくなりそうな映画
生贄や人身御供という文化がかつてはあったという知識があるので、完全なフィクションでありながらもリアリティを失わないところが恐怖感の演出に一役買っていることだろう。人喰い族とレベル感的には同じ。
藤子・F・不二雄が短編で描いたミノタウロスの皿、にも通じる文化的な相違という観点でも捉えられるし、
単純な猟奇ホラーとしても見れる。
個人的には単なる猟奇ホラーな映画として捉えている。
要は、単なる殺人でしかない。
こういう話は、ホラーやミステリー小説でも度々描かれていて、よく見る内容でもあるのだけど、描き方や映像を通して見ると、また異なる迫力がある。
映画として全く好きにはなれないけどね。
美しい映像と狂気の人間(グロ耐性必須)
ゲーム「エルデンリング」が一部参考にしているということで鑑賞
美しい北欧の映像が本当に素晴らしかったです
その対比の様にグロテスクなシーンを容赦なく映像化していました
グロ耐性がない方は絶対に見ない方が良いと思います
ホラーというよりはカルトや異常な集落をテーマにしているので好みが分かれそうです
依存性が強い主人公の女の子がカルトにハマっていく様は何とも言いがたかったですね
それにしても全体的なクオリティが非常に高いです
このアリ・アスター監督とラ・ラ・ランドのデイミアン・チャゼル監督は30代です
例え才能があったとしても一朝一夕で作れない映画を、その若さでこのクオリティを叩き出しているので、正直に勇気と焦燥を感じてしまいます。
圧巻です。
序盤は助長に思えるシーンが多いが、後半の構図はお見事
家族の繋がりによって両親を道連れにした妹、そして家族の繋がりを断ち切られた主人公。
その主人公が彼氏と友人一行と共におかしなお祭りに参加させられるという物語ですが、奇妙なお祭り、命が巡るという宗教的観念をコミュニティで形成している集団に入って来た「客人」というポジションで、それぞれの立場で「儀式」と向き合った結果、悲惨な目に遭うというあらすじです。
とにかくまぁ、語るべきことは多いのですが、メインストーリーである「主人公」と「その彼氏」との構図がお見事。
一番最後のキモになるシーンが「痛みや恐怖を感じない薬が全く効果が無く、生贄が泣き叫び、外の住人達も一緒に泣く」というシーンなのですが、つまり「村の娘」とセックスをした彼氏に「惚れ薬」は効いておらず、完全に「自分の意思で浮気をしている」。
そして「同じ感情を共有する」という形でコミュニティを「家族」たらしめている「泣き叫ぶ」という行為を最後、主人公だけが行っていません。
そして、「動く事も話す事も出来なくなった彼氏」もね。
つまり二人だけが正気のままで儀式の最期を迎え、主人公は「満面の笑みを浮かべる」。
儀式に巻き込まれたという体を取りながらも結局は「自分の好きなようにした」んですね。
そして恐らくはこの後、新たな女王は、
語る必要もありません。
こういう雰囲気大好き
シンプルに宗教系の話が好きなので面白かった。
信者たちの狂気や、クスリでトンデる描写がよかったです!黒人の人が頑張ってたのにレポートテーマパクられたり報われなかったのは悲しかった(写真撮ったのはだめだったけど笑笑)
いや・・・なにこれ?
すみません。私の理解力不足で正直、よくわかりませんでした。
ですので星はつけません。
見た率直な感想は、なんか悪い夢見たな・・・という感じ。
救いもないし、すっきりもしないし、よくわからないものはよくわからないままだし。
結局、村の儀式のためにいけにえとなるべく主人公たちは村に連れてこられて、惨殺されたという話ですよね。
あと、外からの血を入れ込むというのもあったか。
二時間半近く見て、これ。なんか釈然としない。
気味悪いな~。カタルシスが一ミリもなかった・・・
『種の保存』
白夜の真昼間、衆人環視の中で平然と行われる儀式・・・
というより「惨劇」・・・眠気が吹き飛ぶ面白さでした。
2020年(アメリカ)アリ・アリスター監督作品。
『べデレタリー継承」の監督の最新作。
暗闇の怨念を描いた「べデレタリー継承」より白昼の恐怖、
「ミッドサマー」の方がずっと上級の仕上がりです。
大学の卒論を仕上げるために、ダニーの恋人クリスチャンとその男友達3人の
合計4人は、友達のペレの生まれ故郷・スウェーデンの奥地の村へ、研究と取材の旅行に
出かける.
これは初めからペレの計略で、彼らは「夏至祭・・ミッドサマー」の生贄だったのです。
ダニー(フローレンス・ビュー)は精神の不調から無理心中した妹の事件を引きずって、
恋人クリスチャンは腰が引けてます。内心、面倒臭い女・・と思っている。
村のコミューンに着くと、男達は白い衣装・・・まるで修道士のようです。
女達も白い長着に金髪を伸ばして頭には花輪飾りをして、ロマンティックです。
が、最初の儀式。
老人2人が高い崖に運ばれて自らの意思で身投げをします。
割れる頭蓋、花弁のように開く脳髄。
もう1人の老人は足から落ちて脚がひしゃげて、砕けています。
(注!この老人が、ヴィスコンティの映画『ベニスに死す』の美少年、
(ビョルン・アンドレセンの48年後の出演作だったと最近知りました)
そこに若い娘がハンマーを振り上げて、老人の頭蓋を叩き潰すのです。
このシーンで、この映画のやろうとしている事が飲み込めて来ます。
ここで私も突然ホラーに覚醒!!
クリスチャンと仲間も、なんとも言えない興奮状態に陥り、覚醒します。
コミューンでは薬物がごく自然に使われています。
そして長老がルーン文字で書いたという聖典。
人文学的好奇心と凄い論文を書いて驚かせたい・・・
撮影の許されなかった聖典を夜中に撮影に行くジョシュとマーク。
(そしてその夜から忽然と消えるジョシュとマーク)
90年に一度開催される「夏至祭」。セレモニーは続き、
クリスチャンには、「性の儀式」が、半ば強制されるのです。
(コミューンに新鮮な血脈を入れる為の種付け)
ここも嫌らしいけれど、目を塞げない・・・マジマジと直視しました、笑。
更に恐怖の儀式はエスカレートして・・・
いったいデニー、クリスチャンとマーク、ジョシュの運命は???
こんな美しく長閑な白夜の北欧、コミューンの秘密。
ホラ話だと思います。
(スウェーデンの人は、場所をカタられて怒ってませんかね?)
《こんな映画、最近観たことない。独創的で、新鮮でリアリティがある》
この映画の完成度は高い。
摩訶不思議な2時間半の擬体験でした。面白かった。
過去鑑賞
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