ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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へレディタリーさえ見てなければ
けっこうなクレイジーで衝撃的な映画だと思うんだけど。もしかしたらデビュー作が最高傑作だったパターンかな?それでも十分歴史作ったと思います。
最悪、すべてが最悪、
つまらなくはない、と言いたいところだが、儀式が始まるまではタラタラしててつまんなかったな。
そこからも淡々と進んでいくので、それが恐怖と感じない人にはただただ退屈な時間だし、それを耐えても最悪なことしか待ってないし、どんな気持ちで見ればいいのかわからない。
考えうる限り最悪な出来事が全部起こる。
観る人を選ぶ
タイトルのまんま、一言で言うと観る人を選ぶ作品です。
誰かと観に行こうとしている方、覚悟してください。
ヘレディタリー継承もそうでしたけど、観終わった後、微妙な空気が流れます。エロもグロも耐性がある方が良いかと。
画面の不安定感もあるので、できれば体調が万全な時に(笑)
晴れた日の昼間に観ると、映画館の外に出てからも余韻を感じられます。
不快指数最高レベル、画面は明るいですがとにかくお尻がモゾモゾしてしまうようなシーンが続きます。
不協和音と無音のバランスが絶妙で、またところどころスウェーデン語で何を話しているか分からないところが登場人物と同じ立場で不安になります。
言葉が分からなくても、笑顔で飲み物を差し出されたらつい手に取ってしまいますよね、何が入っているか分からなくても。
郷に入っては郷に従えとは良く言ったもので、明るく楽しそうな祭りに招かれたら、自分で考えることを放棄して身を委ねてしまうんだろうなと思ってしまいました。
でも、監督が言うとおり、私はホラーではなくてハッピーエンドのストーリーだと感じました。ハッピーエンドの裏には何があるのか、まざまざと見せつけられた思い。
元々はかなりの長尺だったそうなので、回収されない伏線もチラホラ。
いつか完全版を観る機会があったら、観てみたいなと思います。
もちろん、心身ともに元気な時に。
蓼食う虫も好き好き。
グロとエロをふんだんに使ってひたらすらに気味の悪さだけを押し付けてくる。
それでいて納得のいく終わりでもないし、謎が多く鑑賞後にわざわざ調べなきゃいけない。
正直このタイプの映画は嫌悪する。
思い出したかのようにモザイク使うのやめろや。
めっちゃ時間の無駄使い。
好きな人は好きなんでしょうね。
お花はキレイだった🌺
いやぁぁぁ、なんて後味悪いんだ。朝から観る映画じゃないな。いや、夜に観てても眠れないかもしれないな。
目を覆うようなシーンとかちょくちょくグロいし、ある儀式では笑うところじゃないんだけどなんか笑けてくるし。でも、ない話じゃないのかもとさえ思えてくるから不思議。
とにかくずっと不気味。唯一の救いは、80%自然の中でお花がたくさんでキレイってことかな🌺🌼💠🌻🌷🏵️
ジャンル分けが難しい
これは、友達といくと、ちょっと気まずい映画。
ホラーでもないし、スプラッタでもない。変な村でバカンス、もう帰りたくなーい、という気分。(テンポがゆったりなのも空気にどっぷり浸るためか?)
見たあと、さっぱりすっきりするけど、それは人によると思うので、ハマる人はハマる、いやな人は途中で帰りたくなるだろうなあ。1人で気兼ねなく見たい映画。
不穏さと間抜けさが同居する、白昼のカルト追体験ムービー
不穏さと間抜けさが同居する、あからさまな白昼が続く夏至祭。拷問やカジノの空間のような、時間の感覚を失わせる空間プラス幻覚剤のドラッギーな祝祭。俗世のディスコミュニケーションで孤立した主人公が、共感に満ちた閉鎖的なコミュニティに取り込まれていく、カルト追体験ムービー。
これはギャグなのか??
ヘレディタリーで鑑賞した人間をどん底の気持ちに突き落としたアリアスター監督。明るいイメージから予想されるいやーな感じ。でも、なんだかコメディ。
笑っていいとこなのかな?ってちょいちょいあるシーン。
BGMからして不快な感じでちょっと面白かったのはBGMかと思ったらお前らが演奏してたんかい!
あと、モザイク、今更??笑
全裸で逃走するクリスチャン、いまさら股間を隠されても、、笑
と、色々なんだかクスリとするシーンもあるが、グロシーンもわりとある。
なんだか気に食わないのは押し付けられた価値観や村のルール。
ようはホステルみたいに騙してハメているようで嘘や薬物で自分達の思想をおしつけるのはなんだか嫌な気持ちだった。
あんな現場みて主人公の女はそりゃラストはニヤリとするだろうが、結局精神の弱い女の子はあっさり洗脳されて取り込まれますわ。
最後にガツンと反撃があればスカッとしたんだけどそれもなくどんよりとしたラスト、胸糞悪いなー
これが監督の狙いなんだろうけどきっちりハマりましたわ。
余談ですがjk2人見に来てたけど、ドン引きしてましたね。そりゃそうか笑
ちょっと怖そうだな〜なんて軽い気持ちでカップルが見に来たら気まずいこと間違いなし。
余韻の長い作品。観るものが試されている。
まず最初に。この映画はホラーではない。主人公ダニーの物語だ。そのスエーデンのある村の白夜の90年に一度の祭りに出会うダニーの失恋や人生のいろいろなことの、悲しみが描がかれていて深い。恐怖心とは
怖さとはいろいろで人によりけり。
ブラックコメディともとれて笑える部分もたくさんある。観る人は選ぶかも知れないけれど、間違いなく言えるのは、この先の時代に残り、語り続けられる作品ではないかと思います。
そして何より映画とは余韻。終わったあと話しをしたくなったり何かいろいろ考える映画はやはり良作なのではないかと思いました。観る側の理想や想像に収まらないからこその良作です。新しい事へのリスクは常につきもの。映画を観る側が試されているのかもしれないです。
なにが気色悪いのかよくわからない
なんかもう一捻り欲しいなと思ってしまう作品だった。
カルト系のホラーと聞いて、なかなか残忍で非人道的なものだろうとあらかじめ予想はしていたが、そこまでなにも感じなかった。
それとどこに不安要素があるのか全くわからなかった。全てが伏線と言っていたので注意深く考えて見ていたが、鑑賞後確認したところ自分の考えていたものと似ていてあまり驚きなどは感じなかった。
レビューでの高評価、綺麗なポスターとカルト系のホラーという点で期待値が爆上がりしていたのですが想像と少し違ったので残念でした。
北欧に人知れず存在する真っ白な地獄、足を踏み入れてしまった主人公ダニーの喜びから絶望まで全てを味わうことが出来る、最高のトリップ映画
中毒性のあるものを薬だと表現することはよくあるが、この映画はそれらとはまた違う文字通りの「薬物」という感じ。
まず本作のイントロだが、一面に雪が広がる森のカットを背景に歌の聞こえてくるシーンから始まる。見ているこちらまで肌寒く、孤独を感じるこのイントロが本当に美しい…
視覚的にアートを楽しみたいならこの映画を選ぶのは正解だと思う。スタッフが一から作り上げた村のオブジェや建築造形、村の人々の白い衣装と幻想的な風景、そして中盤から白い景色の中で鮮やかに映える血の赤も含めて、終始どこを切り取っても美しかったのが本当に良かった。
(本作はR15指定ということもありスプラッタ描写に関しては相当なものがあった……が、生きている人を痛めつける描写ではなく死体が生々しく映っている描写の方が多かったので、個人的にはそこも不快感が少なかった。)
それからこの映画で面白いのが、主人公の感情を視覚と聴覚でそのまま味わえることだ。深い孤独を感じた時には周りの音は遠くなり視界もフォーカスされる、酷く泣き叫んだ後は場面が飛んで、気づいたら時間が経っている。怪しげなハーブの飲み物を飲んだ後には、あえて画面を歪ませている場面も多くある。全体を通してまるで主人公と一緒にトリップしたような感覚になることがまさに「薬物」な映画だった。
私個人としては、観るのに体力こそ使えど快感はそこまで感じなかったのでリピートはしないかなという感じ。ただ美術面や演出面などが刺さったし、いい映画だったと思う……劇中カットとか集めた画集みたいなのが欲しいやつだな〜〜〜
(あとパンフ、あれ本当に凄いのでもし映画が気に入れば、そしてパンフの在庫があれば、普段パンフ買わないよって方も買うのオススメします!!!手に取った瞬間でもうびっくりすること間違いなしです!!!)
とにかくダラダラ長い!ただ無駄に不穏なだけ!
ヘレディタリーに全く怖さも面白みも感じなかったので、さして期待もせず観ましたが…
どうもこの監督とは根本的に肌が合わないようです。
「明るい背景(空や花や衣装)」と「不協和音の音楽や声」という組み合わせで不穏な空気を出していますが、本作、終始そればっかで、しかもそのあと何が起こるわけでもない肩透かしパターンが多すぎて、わたくしは早々に白けてしまいました。また不穏になってきたけどどうせ何もないんだろ?ほら何もなかった、って。
たまに思い出したように事件が起きはしますが、そこに至るまでが長過ぎ。不穏さにビクつける人はいいと思いますが、わたくしのような捻くれ者にはただただ退屈なだけでした。早よ話進めろや!と。
そもそも、村に行く前から音楽で不安にさせる手法使っちゃってるのはどうなんですかね…
あと本作、主人公たちが終始ラリってるので、客観的に事態を見ている人物が一人もいないんですね。なので村人がどんなに変な行動をとっても、作中人物にとってそれがどれくらい変なのかの一貫したバロメーターがない。13金で登場人物全員ヤリチンヤリマン、みたいなもんです。感情移入の矛先がいない。だもんでなーんか作品に入り込みにくかったです。
こちらのレビューを見ても賛否割れてますね。
私は否に一票かな…
評価に難しい狂気
この手のジャンルはあまり見ないのですが、評価に悩む作品なのではないでしょうか。
ストーリーで評価すれば、設定も含めてありきたりなスリラーやサイコ映画であると言えないでもありません。キャラの作り込みや心理の変化もあまり見受けられず、祭事における人々の心情や生活などの設定は薄いと言えるでしょう。リアルな設定が好みな方には気になる点でしょう。
しかし、こと表現力、描写力となると私は好みでした。狂気という点においてはうまく表現されており、不安の煽り方は群を抜いているのではないでしょうか。叫び声や音楽、画面などの使い方は、惹きつける大きな要因になったといえます。ですので、ただ単にその他数多くの映画と同一の観点で評価することはおすすめしません。
とはいえ、ストーリーや所々のCGや人形を使用することによる違和感などを加味して3.5というのが私の評価です。そうした違和感をブラックコメディとしてみれば笑えるシーンもいくつかありますが、ブラックコメディとしてなら中途半端な気もします。
個人的にラストシーンは特に印象的でした。画面的な美しさもそうですが、様々な矛盾からなる狂気、まさにハッピーエンドでしたね。
奇妙キテレツな初体験🎬
・・何なんだろう・・一晩経っても不思議な高揚感が止まらない・・
白夜、純白の装いに彩り溢れる花飾り・・
摩訶不思議な伝統的儀式に徐々にあおられ、吸い込まれて行く自分を否定出来ませんでした・・正直、後味も悪くなかった😅
ポップでカルト×カルトな斬新スリラーに
すっかり洗脳されちまったかな・・
もう一度あの儀式を覗きに行き・・たいかも・・😅
グロい
グロければまずだめって言う人はやめておこう
内容は一部グロい、必要か?と言われると必要ないかも。
日本人から見たらまぁそういうこともあるよね、別に特殊なことでもないよねっておまうけど、キリスト教世界の人からしたら怖い表現が山ほどある
でもおまえらも100年前くらいこんなもんだったじゃん
最悪の気分になりたい方にはオススメ
広告やパンフレットの良さに惹かれて観に行きました。パンフレットやポスターなどの宣伝におけるヴィジュアルや装丁などを作った方々はとても素晴らしいと感じました。
ですが、映画本編に関しては、最初冒頭5分くらいはいいなと思っていましたが、時間が進んでいくにつれて、これを映画館という場で見せて、何になるのだろうという思いでいっぱいになりました。
終始穏やかな映像とグロテスクな映像が交互に来るので、鑑賞しているあいだ脳は完全に暴力と甘やかしを交互に受け続け終わる頃には疲労でクタクタでした。
もっと美しい謎につつまれた物語を観れることを期待して見に行ったのですが、本当に物語も特におもしろくもなく映像も気持ちが悪いし音楽も疲れさせにきているといったアンハッピーフルコンボセットでした。
パンフレットの中には沢山の解説文があったのですがあくまでそれは後からの付属説明であり、映画を見て最悪の気分になったことに変わりはないと思いました。
なので、最悪の気分になりたい方にはいい映画だと思います。
ホラーじゃない、ゲテモノだ!
前半は、冗長に感じたが、ダニーとクリスチャンの関係は面白いし、まあまあだった。
少なくとも、“カルト宗教”を題材にしたホラー系作品の香りがしていた。
“最初の事件”が起きた後も、ペレがダニーに「共同体が私を育んだ」と語り、クリスチャンが「偏見は捨てたい」と言うあたりまでは、リアリティさえあった。
ところが、後半はもうムチャクチャ。
状況は明らかで、展開は読めてしまうし、怖くさえないのだから、「ホラー」でも何でもない。
どこかで観たようなグロテスク、馬鹿馬鹿しい“性”の儀式。
どこが「メタファーを通して物語を綴っている」(監督談)というのか、誰か教えて欲しいものだ。
こんなふざけた映画と知らず、“カルト宗教もの”を期待して観に行った自分が馬鹿だった。
展開はベタ
日本でも小さな村で、余所者をどんどん手にかけるミステリーやホラーは量産されてきたので、新鮮味を覚えませんでした。
Twitterでは、「金田一耕助のこない八つ墓村では?」「上田次郎と山田奈緒子と矢部謙三が出て来ないTRICKでは?」なんて言っている人も見かけましたがw
海外だけに、『死霊のはらわた』『食人族』的な人体損壊描写あり。
内容的にはドラッグと殺人儀式を伝承する、カルト宗教の村へ足を踏み入れた、大学で民俗学を研究するアメリカの若者たちが、ベタな展開で殺されていき、しかし悲惨な過去をもつ女の子は逆に村にシンクロして堕ちていく……
という、ホラーテイストのスリラー。
アリ・アスター監督は、前作『ヘレディタリー 継承』同様に不気味さ、気持ち悪さの画作りとカメラワークは素晴らしく、この映像美で人を惹きつけ、本作はカルト的人気が出る可能性が高い。
だが、私にはもはや二作目にして、パターン化した陳腐さに感じられてしまいました。
途中から飽きたし、苦笑の連続になってしまったのです。
ゲラゲラ笑うほどじゃないけど、「あー、またかよ」と。
いたずらに長く感じたくらい、自分の口には合わなかった印象でした。
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