ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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ジョシュが根尾くん(中日)にしか見えない
友人の誘いで旅行に行ったスウェーデンで田舎の因習に巻き込まれるという話
最初の感想はジョシュが中日の根尾くんに似てる笑
インテリなところからもNEO7にしか見えなかった笑笑
しかしなかなかの胸糞映画でした
スタートからダニーがクリスチャンに負担かけまくりだったから僕はクリスチャン側の見方しちゃったからかもしれないけどダニー側の見方をすれば印象も変わるのだろうか
田舎の因習って部外者には理不尽な場合もあるんだけどそれがホラー映画によくあってる
本当は犬鳴村にもこういう味付けが欲しかった…なんて思いながら観てました
いろいろムカつきながらも雰囲気にどっぷり浸かりながらしっかり楽しめました。ディレクターカットも観たいなぁ
A24はトップが交代して・・・
勝ちに不思議あり、
負けに不思議なし。
は、
故野村克也氏の言葉。
映画の興行に当てはめると、
大ヒットに不思議あり、
惨敗に不思議なし。
本作のコロナウイルスにも負けないヒットに関しての不思議を2点ほど。
1 疑い
現実の世界から一周まわったセカイ。
ヘレディタリーを観た時に、
近々、こういう作品を撮るんだろうという予感はしていた。
周りの20代前後のグループが、
ケラケラ笑いながら観てたので、
健全な感覚に少し安心した。
絶望の淵に立たされた人にとって、
気にもとめてくれない法律や、
見て見ぬふりをするルールなんて、
追い込まれる素材に過ぎない。
全員でこちらを気にかけてくれる人たちが、
独自のルールで集団生活をしていても、
合法ではない死生観を持っていても、
目の前の現実よりも、
そちらに希望を見出すケースがあっても不思議ではない、いや不思議、ん?不思議ではない。
ひと昔前までは、少なくとも日本の一部の村社会では、子どもに対しても普通に行われていた風習。
と考えれば一定の人数の共感するであろうひとたちはSNSの騒がれ方に興味シンシンで映画館に行く。
2 悟り
珍品(セカイを内容にしている)は忘れた頃にヒットする。
ベルイマン(ベルイマンはまともで、別枠ですが、一応、作品の性質上、入れておきます)パゾリーニ、ホドロフスキー、リンチ、トリアー、ハネケ他、一定の周期で論理的に理解不能な、予想外の珍品がヒットするタイミングがある。
ヒットの大凡の流れは、
意識高い系映画→スピリチュアル系映画
→宇宙難解系映画→おバカ系映画→ウェルメイド系映画→意識高い系・・
と流行り廃りを繰り返してきた。
そんな流れの中でアクション大作がブームになり、ヒューマニズム映画が騒がれ、
そして世界が疲れてる時にスピリチュアル系珍品映画がブームになるような気がしないでもない。
最後に。
古今東西で様々な人々に石を投げられ、
足蹴にされてきた【イノセンス】を、
ドアの向こうから声が聞こえてくるような映画館ではなく、いわゆるメジャーといわれるようなシネコンでエンターテインメントとしてアップグレードさせる体に持ち込んだのは一定の評価があってもいいと考えます。
最後の最後に。
上記の監督たちよりは、純粋マジメ野郎または、それを装う事に長けた人なんだろうなアリ・アスター。
A24はトップが交代して、
カロルコやミラマックスのようになってしまう気配ですが、もう少し踏ん張って欲しいです。
マルパソのようにファンドとは一定の距離を置いて、なおかつ集金力がある広告塔のヒーローが必要なんてかなり現実的にはハードルが高いでしょう。
ビョルン・アンドレセンにおどろきました。
好みがわかれる
幻惑的
共感する必要はない。
まず映画鑑賞に共感は必要ないと感じる。
理由として共感させる為に作られていないから。よく共感できなかったというレビューがあるが「?」である。感情移入したいのであれば、感動する映画を観れば良いだけの話であるし、この映画が、その様な性質でないことは観る前から分かることである。
どちらを選ぶか。
それよりも、通常版とディレクターズカット版のどちらを選ぶかという問題は、中だるみを避けたい人は前者を、知りたがりの人は後者を選べば問題ないと思う。知りたがりの筆者は、中だるみしながらも通常版より23分長いディレクターズカットの方を選んだ。大は小を兼ねるという理由で。
映像について
ストーリーよりもイメージが強い印象がある。含蓄のあるセリフや驚くべきプロットや伏線はなくて、むしろ強烈なイメージが先行する感じだった。いわば、美術館でショッキングなインスタレーションが部屋を移る度に現れる様な感覚、もしくはパフォーマンスアートとを交互に見せられるような感覚とも言うべきか。しかしショッキングと言っても、10中5くらい。生易しいほう。しかし、耐性がない人は5中5、つまりMAXになってしまうので要注意。筆者は少し狂っているのかも。
北欧は良いところですよ
アリ・アスター監督のデビュー作「ヘレディタリー継承」を観たとき、孤高の奇才アレハンドロ・ホドロフスキー監督の「エルトポ」を見た時の衝撃が蘇りましたが、今回のミッドサマーも期待を裏切らない素晴らしい出来です。冒頭からエンディングまでヒリヒリするような映像と効果音と象徴的なタペストリーや村の建造物などじっくりと味わって鑑賞しました。まあ話は北欧(設定はスウェーデンだが実際には予算の問題でスウェーハンガリーのブダペストで撮影)の人里離れた古くから続くカルト教団に観光気分で訪れたアメリカ人達が酷い目にあうというありがちな話ですが、じっくりとアリ・アスターワールドを楽しむことが出来ました。72才の老男女のアッテストゥパンの儀式、鶏小屋の中で翼を広げた鳥のように吊り下げられたサイモンの残虐かつ凄惨な姿、殺されたマークがバカっぽい帽子をかぶり顔面の皮を失いもはや誰か判別不可能な姿、近親相姦の末に誕生し障害を抱えたルビン、数字の9と13、そして熊などなど、。ディテールやカメラワークなどすべてが素晴らしい。メイクイーンらしからぬダニーの田舎っぽい感じや、すごく優しくて良い人キャラだが悪の根源、ペレ。そして極めつけはいろんな意味でふんだりけったりのダニーの恋人クリスチャン。同情してしまいます。もう何度か観たい映画です。
美観と恐怖
見せつけられる集団ヒステリー
こういう映画だと思って観た方がいい
「病みつき」
今年27本目。
病みつきの映画です。
今作はポン・ジュノ監督が昨年観た映画のベスト10に選んでいた、中々話題の作品。
目を覆いたくなるような描写もあるんですが、一旦受け入れると病みつきになってしまう。
後は人生訓ですね。映画2時間半観たら何か得る物はあるんですが、一個の人生訓を得ました。貞操を守るです。
行定勲監督はマリ・クレールと言う冊子で、こう言う映画は毛嫌いせず早い内に観てトラウマになるといい。これで懲りたら観なければいいのだから、と書いていました。
だけどまたアリ・アスターの映画を観てしまうのだろう。
映画館に「映画」を観に来る人にオススメ
彼女はあのあとどうなるか
ミッドサマーの評判の良さは、単に民俗学的な知識が(いや知識ですらない。単に聞いたことあるかどうか)ない人たちの間でワーワー盛り上がってるだけのようだ。
5ちゃんの感想みてると頭クラクラしてくる。
共同体の外部からきた人が歓待される、民俗学でいう「まれびと信仰」「まれびと殺し」についての映画だという基本が分かってない。そりゃあ意味わからなくて先が見えなくて面白いだろう。
ふつうに大学卒業してれば、民俗学や文化人類学を学ばずとも聞いたことがあるはず。映画開始の15分程度でだいたい結末まで想像ついてしまう。
5ちゃんの感想、疑問に「なんでよそ者が女王になるんだ?」などと書かれている。なるほどこういう人たちが見て面白がってるのね。
民俗学的にはむしろ逆。
女王という地位は妬みを生む。共同体の中での争いや対立をなくすためには外部の人間こそふさわしい。女王はまれびとたるダニーでなければならない。あのダンス選手権の結果は最初から仕組まれたものです。
でも「外部から来た人に統治できるはずないだろ」って?
そもそも統治させません。祀るだけです。映画のラストの状態。あのままだということです。(現代の民主国家においても世界各地の王族は象徴として祀られるものであって統治権力を持ちませんね)。
祭りの期間が終わるか、子どもを産ませるか、とにかく共同体にとって利用価値がなくなるまでは利用します。少なくともダニーがあの集落を治めることは絶対にないです。
女王選びのような共同体で生じる軋轢(ストレス要因)を外部から来た人間にかぶせて集中させることで、調和を保つ。現代から見れば大量虐殺ですが、あのようにして集団のなかでのストレスを緩和しているわけです。まれびと殺しといいます。
民俗学の知識がなくとも女王がどのように選ばれて棄てられるかを推測させる描写があります(当方ディレクターズカット版のみ鑑賞)。
若者が泊まる宿舎に歴代の女王の写真が飾られてます。あれ何枚ありましたか。パッと見で10以上はあったとおもいます。
写真が発明されたのはせいぜい150年前かそこらです。
あの村では72年で死ぬことが決まってるとして、女王はかなり早いサイクルで交代させられてることになります。
仮に夏の時期の18〜36歳の間の18年間だとしても、18年×10人でも180年。
あの村の90年に1度の祭りがいったいどこまでをさすのか判然としません。女王選びは少なくとも違います。写真や肖像画が多すぎる。
そして72年という生命サイクルで10進法が用いられるのも謎です。
そもそもいつ、どういう基準で女王を降ろされるのか、ダニーの直前の女王は誰だったのか、映画の中で描かれていません。
90年に一度の祀りであるとか、村の側から提供される情報は基本的に疑ってかかるべき。
ほかにも5ちゃんには「あんなに沢山行方不明者がでたら世間や警察が騒ぐからありえない」とありますが、日本だけでも2000年以降の数字を見ると年間10万〜8万人です。世界規模ならどうでしょうか。バックパッカーや奇妙な旅好きを餌にしているんでしょう。たしかに身元のはっきりした旅行者なら騒ぎにはなりますが、少なくともダニーは家族全員死んでいました。だからこそ彼女は「適任」だったのかも。
ちなみに村の女と彼氏がセックスさせられるのも「客人婚」といって民俗学では珍しくないならわしです。
血が濃くなることを避けるために旅人の子を産み、村の子として育てます。父親はいりません。
これは映画の方にはありませんが、昔の祭りで夜になると顔を隠してセックスしてわざと普段のパートナーとは違う人と交わったり、となり村の女をさらって嫁にするなど色々な方法でそれがなされていました。
古代の村落や原始宗教の価値観をいまの目でみると残酷なものであるという点はそのとおりだなとおもいますが、わざわざこの映画で確認する必要は自分にはないので星0.5です。
た、楽しかった
レイトショーからの車での帰り道、フランキー・ヴァリ「the sun ain’t gonna shine」をApple Musicで登録、聴きながら映画を反芻しつつ帰った。考えていたのは「なにこの映画w」でした。
「ヘレディタリー 継承」が怖すぎて、あれもすごい楽しかったけどやはり怖さ後遺症は残り、ミッドサマー観ながら怖いシーンになりそうな展開のときは若干目を細めながら警戒を怠らなかったのだけれども、薄く目を開いたスクリーンから見えているのは例えば驚愕のお母さん見守り付きSEX!後ろから種付けを手伝うおばあさん!酪農家ってあんな感じかな!
見たときはよくわからなかったけど後から解説みたら書いてあったワシのポーズ?の拷問。とか、いろいろ後から思い出して、反芻しては楽しんでます。青と白と黄色と緑と、色とりどりが怖くなる、価値が倒錯する感覚が味わえるナイス映画!アリ・アスターさん、次も期待してます!
トラウマに注意
悪趣味なユーモアで華やかに彩られたスウェーデン版『翔んで埼玉』
情緒不安定な妹テリが起こした事件をきっかけにして心に深い傷を負ったダニー。ダニーを気遣いつつも少しずつもてあまし始めていた彼氏のクリスチャンは軽い気持ちで友人達と計画していたスウェーデン旅行にダニーを誘う。目的地は友人ペレの故郷で、90年に1度だけ催される祝祭の準備が進められているヘルシングランド。一面花が咲き乱れる美しい村と陽気な村人達にダニー達はすぐに魅了されるが、厳かに始まった祝祭の行事は彼らの想像が及ばない奇怪なものだった。
観客の精神をジリジリと雑巾絞りする不吉極まりない邪教系スリラー、『ヘレディタリー 継承』を世に問うた奇才アリ・アスターの2作目で、凄惨な悲劇を冷たく傍観する冒頭から前作にも漲っていた冷たく乾いた不気味さが全開。直視が困難なゴア描写を青空の下で惜しげもなく見せる悪趣味ぶりは不快を軽々と超越して笑うに笑えないユーモアに充ちています。『ウィッカーマン』、『ローズマリーの赤ちゃん』、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』、『マンディ 怒りのロード・ウォリアー』といった邪教を描いた映画へのオマージュだけでなく、『悪魔のいけにえ』や『シャイニング』といったクラシックホラーへのリスペクトも映像のそこかしこに散りばめられていますが、一番影響が大きいのは何といっても『食人族』。終盤の儀式における突き抜けた凄惨さは、もしも食人族が北欧にいたらこんな感じみたいな極彩色のシャレなのだと思います。見せなくてもいいものを延々と見せ続けたり、逆に見せた方が解りやすいものを出し惜しみしたりするいちいちツボを外した演出がとにかく凶悪で、一番ムチャクチャなのはクレジットでかかるフランキー・ヴァリのアノ曲。冒頭のダニーの心情に寄り添うかのような歌詞を白夜の村に被せるセンスに顔面が引きつりました。鑑賞前はとにかくグロテスクな作品だと誤解していましたが、最後のワンカットにダニーの魂の救済があったと受け止めたので、個人的には一部を除き死ぬべき人間がキッチリ死ぬ感動的で爽やかな作品でした。
ある意味スウェーデンを徹底的に茶化した設定ですが、クレジットを見る限り夥しい数のスウェーデン人が参加しているからか架空の祝祭ながら作り物感は皆無で、卓上の料理の一品一品の細部まで実にリアル。日本が誇る屈指のクズ映画『翔んで埼玉』にもこれくらい突き抜けたギャグが一つでも入っていれば少しは笑えたかも知れません。
『ファイティング・ファミリー』では素っ頓狂なプロレス一家に支えられながら戦う女子レスラーを健気に演じたフローレンス・ピューがここではある意味真逆のキャラクターであるダニーを熱演。今年公開の『ブラック・ウィドウ』ではキレのいいアクションも披露していて要注目の逸材。個人的には首尾一貫して一切共感できない友人マークを演じたウィル・ポールターに注目。『デトロイト』でムチャクチャムカつく警官クラウスを演じていた人です。
よくわかりません
本作品、去年よりWOWOWの「ハリウッドエキスプレス」を通して知っていて、本国アメリカでヒットしていたので、大変に楽しみにしていました。
また、日本でもヒットしているので凄い期待感の中本作品に臨みましたが・・・・
私としては、退屈な1本であるしか言えないと言うか、本作品が称賛される意味合いが分からないな・・・・・
確かにホラーの1本に過ぎないけど、ホラーじゃないと言えばホラーじゃないけど、本作品のようなカルト集団を題材とした映画なら、ピーターフォンダの「悪魔の追跡」があるし、「悪魔の追跡」は当時(私が小学生)見て、まだカルト集団が珍しい時代だったので、大変に怖かった記憶がありますが・・・・
確かにえぐいシーンがあり、ホラーと言うより、精神的に追い込まれるような映画なんですが・・・・・
ま、一番怖い存在は、全てにおいて人間なのかも知れないね・・・・・
公開途中でディレクターズカットが公開されたり、なんか異様な盛り上げりぶりですが・・・・う~ん・・・・なぜ、本作品がここまでヒットするんだろうな・・・・・・分からない・・・・しかも、長い!
PS
俺の隣の男女・・・・殺されるシーンなど、普通のシーンでも「ゲラゲラ」笑いぱなしで、周りから顰蹙をかっていた・・・
ましてや、何時までもどれだけ喰えば気が済むんだ・・・・
いい年して、どうしょうもない・・・・マナーも分からない人は、一生恥をかいて生きて行くだけ、それにも気がつかないか・・・
ま、馬鹿とは戦ってはいけないと言うが・・・今回は、全てにおいてはずれでした・・・・
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