「悪趣味」ミッドサマー SING SINGさんの映画レビュー(感想・評価)
悪趣味
大体こんな映画だって予想はつくのだから観なきゃ良かったんですが、「サンスカッチ・サンセット」を観るか迷っていて、念のためアリ・アスターの作品を全て観ておこうと思い立ちました。
一般的なホラー映画に感じる恐怖はなく、ダークファンタジーの部類かと思いました。恐怖というよりひたすら不快です。
少数派だと思いますが、あれだけ死体をはっきり映してしまうと私の脳が作り物だと認識してしまいました。
高い崖、陰毛と経血を…等の絵、1人ずつ退場など、わかりやすいフラグがたくさん。主人公の歩む道と結末はあまり想像できなかったのですが、それ以外は途中から何となーく悟ることができます。
種の保存の儀式?は不快感MAXです。人に見られながら…更にその場面を別のあの人が…って流れが読めてても、気持ち悪くて反吐が出ます。
日本でも田舎の集落の設定でこんな話はありそうだけど、日本だと陰陽が逆になりそうだと思いました。映像は暗くて陰鬱、じっとりねっとりと。
この明るく爽やかで美しい映像や、笑顔の多さも余計に薄気味悪さを増幅させます。
お花がとっても美しかったです。冠かぶりたい。
個人的には、ホラーは和製が好きだと再認識させていただきました。
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