「2020-15」ミッドサマー かいりさんの映画レビュー(感想・評価)
2020-15
もういい。
『ヘレディタリー』は、観賞後、灰色な気持ちになったことぐらいしか覚えてないので、きっとこの作品も灰色な気持ちになるんだろうな、と思っていました。
それでも観たかったのは、舞台がスウェーデンだから。
人生の半分以上を過ごした故郷です。
でも、もういい。
映画のクオリティや凝ってる部分じゃない。
私には無理だった。
私にはスウェ文化を汚損でもなく、踏みつけられたのでもなく、ぽいっとされたような悲しさを感じた。
おそらく私が日本で見てるからというのも大きい。遠い日本で、スウェーデンがこう描かれているのを見ているから。
スウェで、スウェの友達と見てたらここはこうだよね、これはないよね、とか語れて、納得できるかもしれない。
長年住んだとはいえ、伝統まで深く知らないから語れる筋合いがないのは十分承知で、私情が多いにある、あまのじゃくな意見ですが、私にとっては居心地の悪い時間でした。
こんなレビューで申し訳ありません。
かいりさん、お久し振りです!
スウェーデンは かいりさんにとって、とても素晴らしい故郷なんですね!北欧は行ってみたい場所の一つですよ!
これって、カルト教団の話ですし、作品と実際の場所に何の関係もないと言われても、嫌な気持ちになりますよね…。私もかいりさんの立場だったら、同じ気持ちになると思います。
白夜という幻想的な雰囲気が、この怪しげな集団を描くのにちょうど良かったのかもですけど、それこそこんなカルト描くなら、国を限定しなくても…架空の場所でも良かったかもと思います。
IKEA H&M SAAB VOLVO、KAIRI⁉︎
加えてドラゴンタトゥーのリスベット……
人口は東京よりも少ない1000万人。
知財発揮という点で、私にとっては未知の憧れの国です。
「私にはスウェ文化を汚損でもなく、踏みつけられたのでもなく、ぽいっとされたような悲しさを感じた。」
そうなんですよ。フィクション文化や風習とはいえ、いとも簡単に内容薄いカルトに使うのはちょっと。
映像が綺麗とか言うものの、私個人的には最低限のBS放送等でやっている外国の風景風土探索番組の方がずっとマシだし、これを「美的だ〜」なんて言っているのが良く分からない。
スウェーデンは、今やメタルの聖地だから大好きなんですが、この映画を見てもっとスウェーデンに興味がわきましたよ。日本も腹切りで有名になったから、悪名は無名に勝る。
白夜に行ってみたい。
内容の善し悪しは置いといて、まあ、これはスウェーデン云々じゃなくこのコミュニティの話ですからねw
ここにいる人達の出身だってどこか判らないし、「架空のキモイ宗教団体のお話」的なものということで。