「とにかくダラダラ長い!ただ無駄に不穏なだけ!」ミッドサマー 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)
とにかくダラダラ長い!ただ無駄に不穏なだけ!
ヘレディタリーに全く怖さも面白みも感じなかったので、さして期待もせず観ましたが…
どうもこの監督とは根本的に肌が合わないようです。
「明るい背景(空や花や衣装)」と「不協和音の音楽や声」という組み合わせで不穏な空気を出していますが、本作、終始そればっかで、しかもそのあと何が起こるわけでもない肩透かしパターンが多すぎて、わたくしは早々に白けてしまいました。また不穏になってきたけどどうせ何もないんだろ?ほら何もなかった、って。
たまに思い出したように事件が起きはしますが、そこに至るまでが長過ぎ。不穏さにビクつける人はいいと思いますが、わたくしのような捻くれ者にはただただ退屈なだけでした。早よ話進めろや!と。
そもそも、村に行く前から音楽で不安にさせる手法使っちゃってるのはどうなんですかね…
あと本作、主人公たちが終始ラリってるので、客観的に事態を見ている人物が一人もいないんですね。なので村人がどんなに変な行動をとっても、作中人物にとってそれがどれくらい変なのかの一貫したバロメーターがない。13金で登場人物全員ヤリチンヤリマン、みたいなもんです。感情移入の矛先がいない。だもんでなーんか作品に入り込みにくかったです。
こちらのレビューを見ても賛否割れてますね。
私は否に一票かな…
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rin*さんのコメント
2020年9月2日
共感ありがとうございます。
今日ちょうどこの作品の話をしてました。
若い子たちは皆コレ良いって言ってました。奇抜な場面が刺激になるんでしょうか、捻くれ者の私にはくだらん乱痴気騒ぎにしか見えません。しかも笑えません。目に映るものが皆苦痛でした(苦笑)