「もっと面白くできる…役者が良いだけに残念!」ソワレ たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
もっと面白くできる…役者が良いだけに残念!
メインタイトルが出るのが圧倒的に遅い(おそらく映画史上最遅)。開始から30分くらいだろうか、もう話ほとんど終わってるやん、これからどうすんの?という感じ。私はどちらかというとタイトルフェチでタイミングと出し方がすごく気になる。最近では似た話に三池崇史の「初恋」がある。あれもストーリーの展開に合わせて、かなり遅れてタイトルが出たと記憶しているがここまででは無かった。「古い感じの日本映画」である。監督の外山文治は39歳と若いのだがAtg憧れ世代なのだろうか?「あらかじめ失われた恋人たちよ」とか「青春の殺人者」とか。私が16歳の時に原田美枝子を観てすっかりやられたのと同じように、今の若者も芋生悠の演技にコロリと騙されるのであろうか?その時代に青春期を過ごした我々(三池崇史)世代は恥ずかしくて絶対にこんな映画は撮らないであろう。「映画らしさ」「映画の熱気」というが、すでにフィルムじゃ無いし…と憎まれ口も吐いてみたくなるほど、村上虹郎と芋生悠が素晴らしいだけに…逃げてから後の脚本が物足りなくて残念。
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kossyさんのコメント
2020年9月20日
自分が鑑賞した中で、今までで最も最遅タイトルは邦画の『フライ・ダディ・フライ』(2005)だったかな。エンディングにタイトルが登場したり、ノーラン監督みたいにエンドロール後に登場するのは驚きもないのですが、これからクライマックス!というときに登場したので驚きました・・・