劇場公開日 2020年2月14日

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「思った以上に人間ドラマ。」山中静夫氏の尊厳死 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0思った以上に人間ドラマ。

2021年10月10日
iPhoneアプリから投稿

タイトルと派ポスターで、なんとなく内容が想像できるような?。
違いました。「(登場人物が)だれも泣かない映画にしたい」。

公開はもうほとんど終わってます。けどざっくりネタバレしない程度に。
これは誰に見てほしいかと考えました。

①医者を目指す学生さんに。
・どんなに医学が発達しても、人の死を止めることはできない。
医者の経験を積むことは、「助けられなかった患者」が増えていくということ。
その重圧に耐えられるかどうか。医師役・津田さんの「心が朽ちていく」様、さすが。

②同世代(50歳以上)に。
・もうそろそろ、人生のエンドマークが見れるかの境目世代。
やり残していること、しておきたいこと。きっとあるはず。
自分の命の期限を出された時に考えるのでは、遅すぎる。
患者役・梅雀さんの、最後にしておきたかったことへの執念。脱帽&あっぱれ!。

悲しいとかそういう言葉じゃ、ない。
もっと奥深い「人間の尊厳って、なんや?」と感じさせる作品でした。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「人間は、生きてきたようにしか、死ねないものですよ」。

ゆき@おうちの中の人