劇場公開日 2020年1月24日

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「考えるな、感じろ。」キャッツ s.73さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0考えるな、感じろ。

2020年2月16日
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怖い

興奮

幸せ

私が劇団四季のキャッツを観たのは、10年以上前の小学生の時。全身タイツにどぎつい猫メイクの役者さんたちが、目の前まで来てびっくりやら怖いやら。でもその不気味さに、不思議とわくわくしたのはいい思い出。今でもよく覚えています。

何が言いたいかというと、気持ち悪さとか、不気味さも含めてそれがキャッツなんじゃないかなと。圧倒的なオリジナリティ。あのインパクトがあってこそ、時間がたっても人の記憶に残り続けることができるのだと私は思います。この映画も、良くも悪くもたくさんの人の心に爪痕を残すんじゃないかなあ。

でも、この作品を批判する気持ちも確かにわかります!
猫の大きさとか小さすぎるし、CGもチープに見える箇所がちらほら。出演時間の少ないテイラースウィフトを宣伝にバンバン使っている感じとか、ビッグタイトルの割に、ちょっと中途半端な印象を受けてしまいます。
ですが、役者さんたちの歌とダンスは言わずもがな最高でした!ヴィクトリアとスキンブルシャンクスの方の本職はダンサーなんですね。この美声をどうやって発掘したのかめちゃくちゃ気になります笑 歌、ダンス、様々なジャンルのトップスター達の共演は生のミュージカルではなかなか味わえない、映画の特権ですよね!

この映画は、多分頭で考えて見るものじゃないです笑 色々と突っ込みどころもありつつも、大事なことは歌とダンスに乗せて、まっすぐ心に届けてくれます。周りの評判とか気にせずに、この不思議な世界を楽しんだもの勝ちですよ!

13.a