劇場公開日 2020年1月10日

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「やっぱり期待を裏切らない。」ダウントン・アビー ナイトさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0やっぱり期待を裏切らない。

2025年2月1日
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鑑賞方法:TV地上波

楽しい

知的

幸せ

ドラマシリーズが好きで、映画化したのは知ってたものの、ようやく観れました!
このシリーズが面白いのは、激動の時代を一人一人が体現してること。
召し使いは自分の権利に目覚め始め、貴族は遊んでばかりはいられない。ちゃんと時代の変化に向き合って必死に生きているってところなんです。
今回もまた期待を裏切らないストーリー展開でした!
横柄な王室の召し使いたちにダウントンメンバーが策を弄して対抗するのが痛快でしたね!
召し使いだからって、黙ってない。
伯爵家のプライドを示しました。
また、ご主人さまたちも薄々気付きながらも愛情と信頼で見て見ぬふりをするのが素敵だなって思いました。
個人的に好きなのは、最後すっごい華やかなシーンの見せ場があるところ。
今回は舞踏会でした。そこがやはり貴族の世界の醍醐味。この世界を召し使いも、貴族も一丸となって、守っているんですよね。
私が印象に残ったのはメアリーが、一瞬気弱になるところです。
現代的な感覚もある彼女は、伯爵家を率いる立場にありながら、貴族的な生活や屋敷の維持の大変さに「こんなこと、いつまでも続けられない。子どもにもやらせられない」と侍女に弱音を吐きます。でも、侍女に「続けるべきです」と諭されるシーンです。
祖母にも諭されますが、それはまあ当たり前。
お屋敷のメンバーにとっても誇りなんです。
イギリス貴族社会が今も続いている理由がわかったような気がする、ワンシーンでした。

ナイト