「貴族的「渡る世間は鬼ばかり」」ダウントン・アビー bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
貴族的「渡る世間は鬼ばかり」
いや自分でも、何言ってるかわからないですけと。雰囲気的に、何となく。
ドラマ?知りません。華麗なる一族?20世紀の英国貴族のジレンマの物語ですやん、しかも共産主義者とか出てくるし。ストーリーは貴族パートと使用人ワールドの2段重ね。登場人物の数だけネタを仕込んでサクサク回収で大忙しで。
結構おもしろかった。
主要登場人物を、駆け足で紹介するパートから始まります。いや、有り難かった。これが無かったら、話さっぱり分からんです。登場人物は多く、身分・立場・人格・境遇は多彩。そりゃ、幾らでもユニークドラマやエピソードが作れそう。だから連続モノのドラマにできるんですね。
何れにしても、開始後1時間ほどは、凄まじいスピードでストーリーを消化します。振り落とされまいと必死になりますからw
流れが落ち着いてからは、ベテラン名優の皆様方の芝居に心、撃ち抜かれました。四人のおば様方、最高。特にイメルダ・スタウントン!
近代化の流れの中で、苦悩する英国貴族の名家の物語は、中々に味があって面白かったです。「愛情は政治的理念を越える」って言うトムの言葉は刺さった、かなり。
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