アルプススタンドのはしの方のレビュー・感想・評価
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若い頃に見るべき映画か
高校時代や20代の頃に見たらきっと感じる物は違うかったかもしれないがリタイヤー後に見たらからなのか、役者の演技が今ひとつ伝わってこなかった。高校生らしさはあるものの、会話の間とかテンポが共感できず。それぞれの悩みが応援と共に解決していくような展開はすごく良かったが劇で見るともっと良いのかもしれない。関西弁ならさらに良かったかもしれないと思ってしまう。個人的に良かったのはエピローグの場面かな。それはそうと東播高校の皆さんはこの映画を見たのかなあ?
いけー、やの~‼️
最後は一体になって、全力応援。
青春だ。
野球のシーンが1秒たりとも無くても、思わず一緒に応援してる。
歳を重ねるごとに、
傷つきたくないから、しょうがないって初めから諦めちゃってるなって、
いけないなって思わされた。
なんでこんなに感動するんだ
甲子園に出場した野球部の応援に、強制的にやってきた高校生たち。
野球のルールを知らない子、野球部を辞めた子など、出てくる高校生が皆んな生き生きしている。
カメラはスタンドだけで、グラウンドが映ることはないのだが、試合の進行とともにエキサイトしてくるのは不思議。
とても楽しめる映画だ。
置き忘れてきた青春の「何か」
還暦間近の私に、冴えなかった高校生生活があり、燃え上がらなかった青春時代があったという記憶の扉を開かせてくれました。
語れるような「何か」はなかったけれど、それでもいいよ!と45年前の自分に語ってくれているようでした。届きました。
今、冴えないな~と思っている高校生にも届くことを祈っています。
胸いっぱい
全くアルプススタンドに見えないけど大丈夫かこれ?
ってところから始まったのに、
最後は胸いっぱいで泣いてしまいそうだった。
冷めたテンションの4人が、
過去の自分を振り返りながら徐々に盛り上がって来て、
アルプススタンドが一体化していく様に胸が熱くなりました。
自分なんて、じぶんのせいで、
そんなマイナスな感情や失敗の思い出も、
それも青春。それこそが青春。
甲子園で戦ってる同級生と同じ青春。
等しく素晴らしい。と思える素晴らしい映画でした。
茶道部顧問の胡散臭く熱い先生も良いキャラしてたし、
園田や矢野も見えないのに、なんとなく姿が想像出来る
一体感のある映画でした。
これは野球だから成立するのだろうか
フィールドを徹底して写さないことで一本筋が通った感じがした。かといって試合そっちのけというわけでもなく、ちゃんと効いてくるのはうまい。
気持ちの切り替わりはわかるが、熱血先生はちょっと苦手かも。
あと、どう見ても甲子園ではないので、県大会決勝でも良かったように思う。大宮公園とかなら納得感ある。
緩さが心地好い!
冒頭の『打てよ、打てよ、打て打てよ、お前が打たなきゃ誰が打つ❗』何かダサっ😁
でも、そうゆうのも含めて、全体的な微妙な緩さが妙に心地好かったです!変に、カッコ付けた作品より、全然面白かったですよ😃楽しめました‼️
どこにでもいる平凡な高校生たちの熱い夏
年が明け、2020年の映画ランキングを挙げる方が増えてきましたが、複数の映画レビュアーさんがランキングに入れていた本作。いつか観たいと思っていましたので、レンタルが開始されたこのタイミングでの鑑賞です。評価の高さから期待値はめちゃくちゃ高かったです。タイトルの通り、アルプススタンドの端っこで繰り広げられる会話劇ということは知っている状態で鑑賞しました。
結論、面白い!!
アルプススタンドの端っこで、主役にはなれない端っこの人間であるキャラクターたちが繰り広げる会話劇。大きな事件もなく雑談をするだけの映画なのに、なんでこんなに面白いのか。正直前半は退屈に感じるところも多かったけど、後半になるにつれて会話劇も野球も盛り上がる。野球の裏表の切り替え、攻守の切り替えがそのまま会話の切り替えのタイミングになっているところも非常に上手かった。それぞれの登場人物たちが相互作用し、キャラクターの心情がどんどん移り変わっているところが実に見事。これがプロの小説家や脚本家じゃなく高校演劇部顧問の先生が書いたとは驚きです。
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甲子園の全校応援に野球のルールも知らないのに参加させられた演劇部の安田(小野莉奈)と田宮(西本まりん)。応援する気もなく、アルプススタンドの端で二人で雑談していたところ、遅れて応援に参加した元野球部の藤野(平井亜門)と、試験の成績トップを吹奏楽の久住(黒木ひかり)に明け渡した宮下(中村守里)の姿もあった。それぞれが思いを胸に抱えながら試合観戦をするのであった。
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作中には大きな事件も起こらないし、上映時間もたったの74分。多分あらすじとかストーリーとかを説明しても、面白さが伝わりにくいタイプの作品ですね。ただただ会話と演出と空気感だけで、「面白い」と思わせる映画でした。めちゃくちゃ面白いのは間違いないのに「ここが面白かった」とか文章や口頭では言いにくい、レビュアー泣かせな映画です。
本作に出演しているのは「アルプススタンドのはしの方」の舞台版に出演されていた俳優さんです。テレビドラマや映画にバンバン出演しているタイプではないので正直1人も存じ上げませんでした。しかしだからこそ、「どこにでもいそうな高校生」として先入観なく観ることができたので非常に良かったです。
登場人物たちが抱えていた葛藤や悩みが、野球に絡めた自然な流れで少しずつ解決してく様子は実に素晴らしかった。
個人的なMVPは終始大声で応援する熱血教師。生徒からちょっとウザがられるタイプの教師ですね。「告白」に登場するウェルテルみたいな。最初は「こういう先生いるよな」とか「熱血過ぎて鬱陶しいタイプの先生だ」とか思っていましたけど、この教師が後半に行くにつれて「すごい人だったんだ」と、段々印象が変わっていく描写が良かった。ネタバレになるので多くは語りませんが、スヌーピーの名言として有名な「配られたカードで勝負するしかないのさ、それがどういう意味であれ」を地で行くタイプの素晴らしい先生でしたね。
どんなに説明しても面白さが伝えられる気がしません。とにかく観てほしい作品です。オススメです。
挫けば立てばよい
映ることはない園田や矢野までがキャラクターとして生きている。ストレートに振れる展開は、間違えば寒い話になりかねない危うさがあるはずだが、演技・演出の抑制が効いて、終盤に怒濤の熱さが立ち昇ってくる。捨て駒なし。その他大勢の応援団までが輝き、観てるこちらが突き動かされる。
ピンと来ない代表
高校生が演劇でやる分には良いけど
でかい画面で、小劇場演技を延々見せられても慣れてないので辛かった。
高校時代帰宅部だったからなのかな?
先生含めて全然乗れず。
プロスポーツも甲子園も「フィクション」過ぎて
競争、才能の非情さを体験したことの無い若者っぽい作話。「しょうがない」を舐めてる。
登場人物達が一歩踏み出した様に見えてるけど。
昔の自分の高校時代を慰められて嬉しいのはわかるけど。
あくまで昔を懐かしむファンタジー。
「しょうがない」を舐めんな。
と何回も観ながら思った。
ようやく観ることができた喜び
公開時から観たいと思いながら、なかなか機会に恵まれず、ようやく観ることができました。
高校演劇らしい感性で、スポットライトを浴びることのない大多数の人々が経験するじれったい思いを描き出しています。頑張ることが恥ずかしくなって、時に「仕方がない」と諦めることが人に対する優しさだと思いながらも、却ってそれが人を傷つけれることになったりと、人生はままならないことが多いもの。
でも最後の矢野君にはおどろき‼️為せばなるものだと。
シンプルに全力出そうぜ!
私はどんなに考えさせられる映画をみても小学校の道徳の時間に習ったようなことしか考えれない阿保なのですが、それでも良いんじゃねえかなと。綺麗事万歳。
全力を出したら何事も楽しくなるものなのかなと。
なんか良くわかりませんがそんなこと考えました。
勇気と全力を出す素晴らしさを教えてもらえる映画です。
気になるところはあるけれど、面白い
アルプススタンドの端にしかいれない
学校・クラ部・クラスのはみだし4人
それぞれに薄い関係性があるにはあるが
その場で生まれるやりとりから連帯感が生まれる…
そして、ドラマも生まれる…といった物語だが
このはみ出した4人の顔面レベルが全員
中の上くらいなのが気になり感情移入できない。
男にいたっては、元ピッチャーで超イケメンでユニークさも兼ね備えている。
そんな、ハミゴはいない。
まじでいない。学生生活を送ってきたことのある人間なら
こんな男子がはみ出し者になる事は決してないことが分かると思う。
この男には大した欠陥がない。
あまりにもモテない・友達がいない・むなしい男とするには、無理がある。
高校3年、ピッチャーを辞め帰宅部になったイケメン男子高校生は
夏前には童貞を捨てている。それ以外はありえない。
その辺の顔面至上主義の邦画業界はクソだと思う。
とはいえ、話は非常に面白い。
お下げの女子の表情は物語以上にドラマを作り出すし
主要キャラたちの演技も悪くない。
そして、泣けます。
問題点は…
・本当に、あの位置にいた人には映画にも裏切られたと
絶望するしかない高すぎる顔面レベル
・あの映像に移る場所が甲子園だと思い込む
こちらの想像力
この2点。
脚本・演技は素晴らしい。
しょうがなくない
野球場なのに野球シーンが一切ない、ワンシチュエーションドラマ。舞台は高校野球地方大会の開催されている野球場のスタンド(の端の方)。それぞれ少しづつ挫折を味わっている高校生の、他愛無い会話を通してストーリーが展開される。
灼熱の夏のスタンドの無理矢理、野球部の応援に駆り出された演劇部の女子高校生安田と田宮の二人。応援にも身が入らず、少しでも涼を求めて上の端の方に移る。そこへ同じくやる気の出ない男子学生藤野が加わり、少し離れたところで、ひとり一番上の通路でフィールドを見つめる宮下が絡んで、会話劇が展開される。
ひとりひとりの挫折やあきらめを反映しているように、試合の展開は劣勢。相手は強豪校。次第にそれぞれの事情が明らかになってゆき、それとともに試合も終盤へ進んでゆく。この試合が、まったく画面に出てこないのだが、想像の中で臨場感が強くなる。うだるようなスタンド、熱気を帯びる応援団、一球に注がれる視線。限られた画角だからこそ、画面の外の世界にイメージが広がる。そこに畳みかける終盤の熱戦。未来への諦めや人間関係の悩みなどが、灼熱のスタンドで広がる応援の盛り上がりを通して融解していく。
スポーツ観戦、音楽やダンスなどのライブパフォーマンスに熱狂する群衆に身を置いてみて感じる、あの感覚。諦めないことを共有できる、喜び。感染症対策で分断された今年、改めてその貴重さが感じられらるからこそ、この作品がより光るのだと思う。
本作2020年の最後の鑑賞作品。大晦日に家でゆっくりと、劇場で見逃した本作を鑑賞。今年最後に良いプレゼントをもらいました。
今年は劇場鑑賞が例年より、かなり少なくなってしまいましたが、早く気軽に映画でも…という日常が返ってきてほしいものです。
いやー、映画って本当にいいもんですね!
青すぎる空をセンバツ行進曲に
8月以降一番観た作品
予算等制約のある中で
苦労された痕跡が映像にも
ストーリーは単純ですが
グイグイ引き込まれていきます
安田さんと田宮さんの
犠牲フライを巡る珍問答に
藤野君ではなく
藤野君のコーラが吹き出すなど
サービス満載です(笑)
主題歌「青すぎる空」いいです
シンプルにいい映画。
シンプルにいい映画なんだけど、描き方は舞台でありながら、盛り上がりは映画だなぁと感じる、しっかり考えるとなんだかんだ複雑な構成に思えてくる映画。
ストレートに気持ちをぶつけることの大切さ。
野球をしていた身からすると、興味もない野球を見に来てくれる全校生徒の気持ちが痛いほど伝わってくるけれど、そんな生徒たちも、小さなきっかけで全力で応援したくなる気持ちになれるのだとしたら、やっていた意味があったのかもしれない。と、何となく感じた。
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