アルプススタンドのはしの方のレビュー・感想・評価
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若い頃に見るべき映画か
いけー、やの~‼️
なんでこんなに感動するんだ
甲子園に出場した野球部の応援に、強制的にやってきた高校生たち。
野球のルールを知らない子、野球部を辞めた子など、出てくる高校生が皆んな生き生きしている。
カメラはスタンドだけで、グラウンドが映ることはないのだが、試合の進行とともにエキサイトしてくるのは不思議。
とても楽しめる映画だ。
置き忘れてきた青春の「何か」
胸いっぱい
これは野球だから成立するのだろうか
緩さが心地好い!
どこにでもいる平凡な高校生たちの熱い夏
年が明け、2020年の映画ランキングを挙げる方が増えてきましたが、複数の映画レビュアーさんがランキングに入れていた本作。いつか観たいと思っていましたので、レンタルが開始されたこのタイミングでの鑑賞です。評価の高さから期待値はめちゃくちゃ高かったです。タイトルの通り、アルプススタンドの端っこで繰り広げられる会話劇ということは知っている状態で鑑賞しました。
結論、面白い!!
アルプススタンドの端っこで、主役にはなれない端っこの人間であるキャラクターたちが繰り広げる会話劇。大きな事件もなく雑談をするだけの映画なのに、なんでこんなに面白いのか。正直前半は退屈に感じるところも多かったけど、後半になるにつれて会話劇も野球も盛り上がる。野球の裏表の切り替え、攻守の切り替えがそのまま会話の切り替えのタイミングになっているところも非常に上手かった。それぞれの登場人物たちが相互作用し、キャラクターの心情がどんどん移り変わっているところが実に見事。これがプロの小説家や脚本家じゃなく高校演劇部顧問の先生が書いたとは驚きです。
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甲子園の全校応援に野球のルールも知らないのに参加させられた演劇部の安田(小野莉奈)と田宮(西本まりん)。応援する気もなく、アルプススタンドの端で二人で雑談していたところ、遅れて応援に参加した元野球部の藤野(平井亜門)と、試験の成績トップを吹奏楽の久住(黒木ひかり)に明け渡した宮下(中村守里)の姿もあった。それぞれが思いを胸に抱えながら試合観戦をするのであった。
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作中には大きな事件も起こらないし、上映時間もたったの74分。多分あらすじとかストーリーとかを説明しても、面白さが伝わりにくいタイプの作品ですね。ただただ会話と演出と空気感だけで、「面白い」と思わせる映画でした。めちゃくちゃ面白いのは間違いないのに「ここが面白かった」とか文章や口頭では言いにくい、レビュアー泣かせな映画です。
本作に出演しているのは「アルプススタンドのはしの方」の舞台版に出演されていた俳優さんです。テレビドラマや映画にバンバン出演しているタイプではないので正直1人も存じ上げませんでした。しかしだからこそ、「どこにでもいそうな高校生」として先入観なく観ることができたので非常に良かったです。
登場人物たちが抱えていた葛藤や悩みが、野球に絡めた自然な流れで少しずつ解決してく様子は実に素晴らしかった。
個人的なMVPは終始大声で応援する熱血教師。生徒からちょっとウザがられるタイプの教師ですね。「告白」に登場するウェルテルみたいな。最初は「こういう先生いるよな」とか「熱血過ぎて鬱陶しいタイプの先生だ」とか思っていましたけど、この教師が後半に行くにつれて「すごい人だったんだ」と、段々印象が変わっていく描写が良かった。ネタバレになるので多くは語りませんが、スヌーピーの名言として有名な「配られたカードで勝負するしかないのさ、それがどういう意味であれ」を地で行くタイプの素晴らしい先生でしたね。
どんなに説明しても面白さが伝えられる気がしません。とにかく観てほしい作品です。オススメです。
挫けば立てばよい
ピンと来ない代表
ようやく観ることができた喜び
公開時から観たいと思いながら、なかなか機会に恵まれず、ようやく観ることができました。
高校演劇らしい感性で、スポットライトを浴びることのない大多数の人々が経験するじれったい思いを描き出しています。頑張ることが恥ずかしくなって、時に「仕方がない」と諦めることが人に対する優しさだと思いながらも、却ってそれが人を傷つけれることになったりと、人生はままならないことが多いもの。
でも最後の矢野君にはおどろき‼️為せばなるものだと。
シンプルに全力出そうぜ!
気になるところはあるけれど、面白い
アルプススタンドの端にしかいれない
学校・クラ部・クラスのはみだし4人
それぞれに薄い関係性があるにはあるが
その場で生まれるやりとりから連帯感が生まれる…
そして、ドラマも生まれる…といった物語だが
このはみ出した4人の顔面レベルが全員
中の上くらいなのが気になり感情移入できない。
男にいたっては、元ピッチャーで超イケメンでユニークさも兼ね備えている。
そんな、ハミゴはいない。
まじでいない。学生生活を送ってきたことのある人間なら
こんな男子がはみ出し者になる事は決してないことが分かると思う。
この男には大した欠陥がない。
あまりにもモテない・友達がいない・むなしい男とするには、無理がある。
高校3年、ピッチャーを辞め帰宅部になったイケメン男子高校生は
夏前には童貞を捨てている。それ以外はありえない。
その辺の顔面至上主義の邦画業界はクソだと思う。
とはいえ、話は非常に面白い。
お下げの女子の表情は物語以上にドラマを作り出すし
主要キャラたちの演技も悪くない。
そして、泣けます。
問題点は…
・本当に、あの位置にいた人には映画にも裏切られたと
絶望するしかない高すぎる顔面レベル
・あの映像に移る場所が甲子園だと思い込む
こちらの想像力
この2点。
脚本・演技は素晴らしい。
しょうがなくない
野球場なのに野球シーンが一切ない、ワンシチュエーションドラマ。舞台は高校野球地方大会の開催されている野球場のスタンド(の端の方)。それぞれ少しづつ挫折を味わっている高校生の、他愛無い会話を通してストーリーが展開される。
灼熱の夏のスタンドの無理矢理、野球部の応援に駆り出された演劇部の女子高校生安田と田宮の二人。応援にも身が入らず、少しでも涼を求めて上の端の方に移る。そこへ同じくやる気の出ない男子学生藤野が加わり、少し離れたところで、ひとり一番上の通路でフィールドを見つめる宮下が絡んで、会話劇が展開される。
ひとりひとりの挫折やあきらめを反映しているように、試合の展開は劣勢。相手は強豪校。次第にそれぞれの事情が明らかになってゆき、それとともに試合も終盤へ進んでゆく。この試合が、まったく画面に出てこないのだが、想像の中で臨場感が強くなる。うだるようなスタンド、熱気を帯びる応援団、一球に注がれる視線。限られた画角だからこそ、画面の外の世界にイメージが広がる。そこに畳みかける終盤の熱戦。未来への諦めや人間関係の悩みなどが、灼熱のスタンドで広がる応援の盛り上がりを通して融解していく。
スポーツ観戦、音楽やダンスなどのライブパフォーマンスに熱狂する群衆に身を置いてみて感じる、あの感覚。諦めないことを共有できる、喜び。感染症対策で分断された今年、改めてその貴重さが感じられらるからこそ、この作品がより光るのだと思う。
本作2020年の最後の鑑賞作品。大晦日に家でゆっくりと、劇場で見逃した本作を鑑賞。今年最後に良いプレゼントをもらいました。
今年は劇場鑑賞が例年より、かなり少なくなってしまいましたが、早く気軽に映画でも…という日常が返ってきてほしいものです。
いやー、映画って本当にいいもんですね!
青すぎる空をセンバツ行進曲に
8月以降一番観た作品
予算等制約のある中で
苦労された痕跡が映像にも
ストーリーは単純ですが
グイグイ引き込まれていきます
安田さんと田宮さんの
犠牲フライを巡る珍問答に
藤野君ではなく
藤野君のコーラが吹き出すなど
サービス満載です(笑)
主題歌「青すぎる空」いいです
シンプルにいい映画。
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