「園子温劇団作品の捻りのない作品。」愛なき森で叫べ コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
園子温劇団作品の捻りのない作品。
内容は、原点回帰に基づき実際の北九州洗脳殺人事件やその他数々の実話赤いスポーツカー🏎殺人事件等々と園子温独自の妄想を組み合わせた『初恋・変身』をテーマとしたNetflixオリジナル映画。好きな言葉は『思い出は全て人生の傷口』主人公のシンの言葉。その言葉から分かる様に物語のどんでん返しが読み取れてしまった所が辛い。舞台演劇風の鼻につく台詞回しは匂うし、自然光での逆光使用法の多様な反人間性を必要に演出する映像的くどさに分かりやすく見易い反面裏のテーマにのみ目が行ってしまう。監督自身の迷走加減が伺えました。東京バンパイアホテル同様🧛🧛♀️🏨脚本と演出に方向性が定まらなさすぎて空中分解してしまい残念です。好きな場面では女子高生の逆十字を切る場面や警察官から👮♀️奪った拳銃が7発も撃たれている事。恐らく五発装填で予備弾薬は持ち歩かないはずなんですが現実離れしたところ。リボルバーの音を重要視するならもっと大切に扱って欲しいなと感じました。この北九州洗脳殺人事件については闇金ウシジマくんで見た事あり、その時の衝撃は大きすぎ自分なりに調べて驚きました。それに比べ二番煎じで無理な空想が混じりキツかったです。色々な実話を自分の妄想で接着した物語が浅すぎて、残念な作品が続き過ぎてるスランプな時期なのかもしれません。『冷たい熱帯魚』が奇跡的に良過ぎたのか??次回は短くも濃厚な作品を期待してます。
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