「天から地へ」ラバーボーイ うましかさんの映画レビュー(感想・評価)
天から地へ
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美しさに苛烈な劣等を抱き片っ端から痛めつけていくスラッシャー度合い、密室を駆けずり回るだけなら★4で落ち着いていただろう。
たった一人の存在で★5に上り詰めた。
全身に自信を持ち、世界を前に踊っていた彼女だ。自慢の顔を刻まれ、指を失い「殺して」と懇願する気持ちが痛いほどわかる。
わたしは事故で顔に傷を負っている。2年ほどで覚悟していたほどの傷跡ではなくなったが、受傷したばかりの絶望は一瞬で蘇る。
何も望めず自ら死んでしまったことが悲しい。生きていればわたしのようになれたかもしれないのに。あれはもう一人のわたしだ。
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