「なりたいものに自由になれる訳ではない時代。指揮者になりたいと願う一人の女性の熱い思いが伝わってくる作品です。」レディ・マエストロ もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
なりたいものに自由になれる訳ではない時代。指揮者になりたいと願う一人の女性の熱い思いが伝わってくる作品です。
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開拓者や先駆者の話は大好きで、ついつい観に行ってしまう方です。
それが女性の話となると5割増し。
というわけで鑑賞しました。
女性指揮者の先駆けとなった実在の女性「アントニア・ブリコ」。
彼女が女性指揮者となり、女性楽団を率いるようになるまでのお話。
女性が自由に生きるには、外国でもまだまだ息苦しい時代。
クズな男も出てきます。 時が今なら大炎上。
彼女を助けるヒトたちも現れます。
男性も女性も。 ジェンダーなヒトもいたんだとびっくり。
晴れの舞台。
いよいよかと思えば、前日になって
すっかり自信を失くして引きこもろうとしたりする弱い一面も。
一代記といっても、後半生は描かれません。
淡々と、女性指揮者の現状を字幕テロップで物語る
そんな形のエンディングでした。
※ 現在も、女性に対して指揮者の扉は大きく開かれてはいないようです。
☆
どこの國の作品かと思ったらオランダ。
オランダの映画は初めて(たぶん)なのですが、とても映像の綺麗な作品でした。
シュバイツァー博士
子供の頃に「世界の偉人」の伝記で読んだ方。
医者の前に音楽家だったとは知りませんでした。
ヒロインの役者さん
いしだあゆみさんに似ている気がしました。
ちょっと和風な感じがします
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
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