劇場公開日 2022年2月11日

ウエスト・サイド・ストーリーのレビュー・感想・評価

全339件中、41~60件目を表示

3.01950年代ニューヨークを感じさせる衣装や色調は、本当に素晴らしく...

2022年4月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

1950年代ニューヨークを感じさせる衣装や色調は、本当に素晴らしく美しい。と感じた。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ホンマサ

4.0隣人を愛せよ

2022年4月22日
PCから投稿

ヴォネガットのチャンピオンたちの朝食に「なんでおれが『二都物語』なんか読みてえかよ?なんで?」という台詞がある。

それを言うのは教育のない黒人だった。
ニュアンスが伝わるか解らないが文学からかけ離れた生活環境の人間にとって文学は意味がない。

もちろん建前において文学は人心の糧(かて)となるものだ。が、じっさいどうだろう。DQNはシェイクスピアを読むだろうか。ちんぴらは往生要集を読むだろうか。労働者はディケンズを読むだろうか。

かれの生活環境と文学は天地ほどのへだたりがある。鑑賞するなら教養がひつようになる。けっきょくそんなものを読んでいるヒマがあるなら働けということになる。

人々から虐げられ、ひどい扱いをうけてきた黒人が「なんでおれが『二都物語』なんか読みてえかよ?なんで?」と言うのは、そんなかれにとって至極まっとうな了見ではなかろうか。

わたしは極東の田舎の百姓である。

だから、この映画を見るにあたって「なんでおれが『ウエスト・サイド・ストーリー』なんか見てえかよ?なんで?」と思いながら見た。

それが言いたかった。

むろんそれを言うならほとんどの映画が、じぶんの生活とはかけはなれた世界のものにちがいない。

だがミュージカル映画となると、なんとなく中産階級&知識階級の娯楽に感じられ、漠然とした気恥ずかしさを覚える。

その逆もある。

逆とは知性を否定するようなばかばかしさ。ボリウッドを見ていて「な、なんでおどる?」と感じたことはないだろうか・・・。

──こじんてきなミュージカル感はさておき、スピルバーグの新作がウエスト・サイド・ストーリーだと知ったときも「なんで?」と思った。

スピルバーグの新作がウエスト・サイド・ストーリーだと知ったとき「くるとおもった」と感じた人がいるだろうか?

どこかの評論家は「まさにいまだからこそ」ウエスト・サイド・ストーリーなのだとのたまっていたが、じぶんは2021になぜウエスト・サイド・ストーリーなのか、まったく解らなかった。(ついでに言うとその評論には、なぜいまなのかの説明が一切なかった。)

そんなわけで、懐疑心だらけで見はじめたウエスト・サイド・ストーリーだったが、きれいな下町で群舞がはじまると雰囲気にのまれる。なにしろスピルバーグである。話のすききらいはともかく、映画として難点が見あたらない。わかりやすい。

物語にはヘイトをやめて隣人を愛しなさい──という教訓がある。そして隣人を愛するために多様性を受けいれる寛容を持とう──とスピルバーグは言っている。

全編を通じて、つねに出てくるキャラクターがいる。Iris Menasという俳優が演じているが男装した「かれ」には役名も、物語上の役割もない。
あだ名は「Anybodys」だがそう呼ぶのはトニーしかいない。ジェッツでもシャークスでもなく、輪の中に入れず、すこし離れたところから、ワイワイやっている者たちをうらやましそうに眺めている。
仲間入りしようと果敢にアプローチするが、あざけられ、ののしられ、はぶられる。

だけどいつもトニーを助けるのはかれだ。
登場人物全員から疎外され続ける、かれAnybodysこそが、じつはウエスト・サイド・ストーリーのキーパーソンであり、エンジンであり、スピルバーグの分身であり、あるいはわたし/あなたなのだ。

映画は古典的なラブストーリーを踏襲しつつ、どこにも所属がなくて、非バイナリ(男女どっちでもない)であるAnybodysの哀しみを背負っている。
けっきょく民族や肌色やジェンダーで憎しみあうかぎり、多様性を認めず仲間はずれをつづけるかぎり、こんな悲劇的結末しかありませんよ──と映画は言っている。

せかいじゅうでヘイトが吹き荒れるいま、その主張はとてもタイムリーだ。まさにいまだからこそウエスト・サイド・ストーリーなのだ。とわたしは思った。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
津次郎

4.5名作を超える名作

2022年4月22日
iPhoneアプリから投稿

『巨匠スピールバーグがウェストサイドストーリーを!』と言うテンプレのような告知につられてまんまと鑑賞してしまいました...
地元のギャングと移民で移り住んできたギャングが、自分たちの存在を認めさせるために抗争するというストーリーでまず興味津々だったのに、キャッチーな音楽、本当に不良なのか?と思わせるダンスに度肝抜かれました。
映画館で見なかったことを後悔してます。
想像の10倍面白かったです。是非

コメントする (0件)
共感した! 3件)
パンフレット好きの人

5.0「現代に作られるべき映画」として入念にアップデートされた一作。

2022年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

スピルバーグ監督としては初ミュージカル作品と言うことで、一定の水準以上を超えてくる映画だとは予想できるものの、一体どんな仕上がりになるのか未知数な部分もありました。いざ鑑賞してみると、これはまさにスピルバーク監督作品だし、誰もがその名は知っている『ウエスト・サイド物語』の要所要所を現代的にアップデートした、「今作られるべき映画」となっていました。

第94回アカデミー賞では、アニータ役を演じたアリアナ・デボースが見事助演女優賞を獲得しました。もちろん主人公二人(トニー役のアンセル・エルゴートとマリア役のレイチェル・ゼグラー)も素晴らしかったんだけど、本作が現代の映画として成立する上で、アニータの役割の変化は明らかに非常に重要だったんですが、デボースの演技は非常に説得力のあるものでした。この受賞は納得の一言です。

前作『ウエスト・サイド物語』(1961)よりも遥かに荒廃したニューヨーク・マンハッタンの風景は、まるで爆撃を受けたかのように寒々としていて、お互い米国主流社会から排除されているマイノリティの若者同士が繰り広げる争いの虚しさが一層強調されています。それでいながらダンスシーンは、まるで男女が挌闘しているかのような迫力で、この映像と見事な歌声を体験できるというだけでも、ああ、映画館で観て良かったー、と実感させられます。この絵作りはさすがスピルバーグです。

劇場で販売されているパンフレット、というかメイキング・ブックは、映画本編よりも高いのですが、これは購入する価値が十二分にある一冊です。本作を楽しんだ方なら読んでも決して後悔しないと思います。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
yui

3.0「1961年ウエスト・サイド物語」

2022年4月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

今年40本目。

子供の時に1961年のウエスト・サイド物語をテレビで見た時の衝撃の面白さ。今でもあのダンスの感動が甦ります。今作もダンスはここ数年でNO.1かと。ポーランド系移民の「ジェッツ」とプエルトリコ系「シャークス」の対立。
公開から2か月経って見たかったのは、アカデミー賞助演女優賞のアリアナ・デボーズのダンス。中盤でプエルトリコの男女の群舞「アメリカ」が一番の見所。このダンス見ると助演女優賞も納得。
一番印象に残った言葉が歌の愛は生きているそのもの。生きているそのものを見つけられた人は強いですね。

コメントする 1件)
共感した! 8件)
ヨッシー

5.0良かった。

2022年4月12日
PCから投稿

泣ける

幸せ

歌も、ダンスも、ストーリーも良かった。
流石スティーブン・スピルバーグ監督作品だった。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
tatsu tatsu

4.0愛だろ、愛!

2022年4月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

結論から先に。

最高でした!

オリジナルの1961年版は、もちろんテレビで何度も放映されて来たと思うが、

ちゃんと見たのはCS放送で1回のみ。確かトニーは死んじゃうんだっけ?
ストーリー的な認識はその程度の薄いものだった。

レナード・バーンスタインの音楽(サントラ)は今まで幾度となく聞いて来て
いて、「マリア」「トゥナイト」「アメリカ」などの珠玉の名曲は、もちろん
知っていた。上映が開始されると、「20世紀FOX」のファンファーレ!
本当に久しぶりに劇場で見た、聞いた!そのままスターウォーズ始まるかと思
った。(笑)

俳優陣の演技とダンスは本当に素晴らしかった!
あんなふうに楽しく踊れたらいいナ!
昔、職場の先輩、上司たちが、地元のお祭りかクリスマスにあんなふうにカッ
コよくダンスパーティしてたのを思い出す。

先ず、ミュージカルの肝である音楽、バーンスタインの音楽無しではこの映画
は成立し得ない。客席で、思わずリズムをとっている自分、隣のお客さんも同
様だ。

この映画のメッセージは何だろう?

若さ。
その素晴らしさ。
一瞬で恋に落ち、心の中に激しく燃え盛る炎は決して消すことは出来ない。
人を好きになる事の素晴らしさを躍動感のあるダンスシーンとバーンスタイン
の音楽を見事に融合させて観客を魅了する。

自分にも、あんな若い頃があったな。。
振り返って今のじぶんはどうだ?
日常と常識の海にどっぷりと首まで浸かって思考停止状態とまでは言わない
けれど、それに近い惰性の日々送っていたな。

そう気づかせてくれた作品だった。

ありがとうスピルバーグ!あなたは私にとっていつまでも最高の映画監督です!

コメントする (0件)
共感した! 3件)
bluecafe

2.5こんな話だったのか!

2022年4月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

もちろん名前は知ってたけど、
こう言う話だとは思ってなかった。
ロミオとジュリエットが下敷きになってたのも
今作で知ったくらいの無学。

昔のウエストサイドを知らないものだから、
ディカプリオ版ロミジュリと比べて観てたのだけど、
主人公が魅力的でなかったのが残念。
リフの方がよっぽど魅力的で見ててワクワク出来た。

ストーリーももっと複雑な事かと思ったら、
不良同士の構想だけでこんな単純だったのかと
単純なストーリーをミュージカルで時間費やしてる気
がして怠いなぁと思ってしまった。

ただミュージカル部分のダンスは圧巻で、
カメラワークやビジュアルの色彩も迫力満点で
観ててとても楽しかった。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
奥嶋ひろまさ

2.5事前情報あった方があった方が良い。

2022年4月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

思ったのとちょっと違ったかも。
バッドエンドになりそうだなーと思ったら、
自分の中ではバッドエンドだった点は映画として面白いと感じた。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
[#D2TV]

2.0もう配信⁉︎

2022年4月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ウェスアンダーソン見たさにワンマンス契約したディズニーチャンネルで視聴
劇場で多くの中高年が並んでいたので
そんな懐古的なミュージカル
あたしは絶対観ない!と確信していたが
最近見た「ベイビー・ドライバー」の主演アンセル・エルゴートになにか引っかかるものがあったので見てみた
でもやはりこの顔はトニーじゃないな〜

それだけ…

コメントする (0件)
共感した! 4件)
mamagamasako

2.5悪くはありませんが・・・

2022年4月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

Les Misérables、ザグレイティストショーマン、ラ・ラ・ランド等を観てしまった後なのでいまいちでした💦 2回ほど寝落ちしました😅

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ラッキーたか

4.0音楽と踊りがすごい

2022年4月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

言わずと知れたミュージカル映画。
現代の世界に、もう一度思い出してほしいことが詰まっていると思う。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
かずじー

2.5思ってたのと違う

2022年3月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

ミュージカル映画と聞いて、自分が想像していたのは、「グレーテストショーマン」でした。これは、映画の核となる部分に歌を入れ、盛り上げていたと思います。しかし、この映画は、核となる部分以外にも歌を多用していたことで、物語の進行を妨げるものに成り下がっているものもあったなと感じました。また、個人的には最後の終わり方もすっきりせず、後味が悪く感じました。しかし、どの歌も本当に素晴らしかったのには違い無いと思います。

コメントする 1件)
共感した! 3件)
素人映画感想家

4.0スティーブン・スピルバーグ監督の拘りが随所に見える会心の名作ミュージカル・リメイク!!

2022年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

1961年に映画化された名作ブロードウェイミュージカル「ウエスト・サイド物語」をスティーブン・スピルバーグ監督がリメイクというだけで、やはり期待感は高まるばかり!!
その期待を裏切る事無く、セットではない実際のマンハッタンのウエスト・サイドでの撮影、そこに躍動する一糸乱れぬダンスシーンなど見せ場いっぱいの演出はやっぱりスピルバーグ監督の面目躍如!!
ポーランド系移民の「ジェッツ」とプエルトリコ系移民の「シャークス」の対立構図はまさに現代アメリカの縮図であり、よりリアリティを持った感覚で観る者に説得感を与えている。
個人的には主演二人にイマイチ魅力が感じられず、ラブストーリーの部分はやや食傷気味であったが、それでも見ごたえ充分の2時間半であった(笑)!!

コメントする (0件)
共感した! 4件)
ナオック

3.0ダンス、歌、映像は見事!後味もう少し

2022年3月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

興奮

まずはダンスが見事!カメラワークに衣装やセットの色味も計算されつくした映像のセンスの良さ。
歌も素晴らしい。
気になったのは、再構築されたストーリーの中で、説得力が薄い点。

現代的な分断と対立がメインに描かれており、そこは見事。しかし、肝心のマリアとトニーが恋に落ちるところや、彼らがなぜそこまで愛し合ったのか、兄を殺されてまでも逃避行を選んだのか、まーったく、説得力がない。もっとエピソードや発言を交えて、2人が恋に落ちる過程や、この人でなくてはならない理由を描いて欲しかった。

でないと、2人の関係性が薄っぺらいと、すなわち、物語の展開全てが薄っぺらくなる。
トニーが決闘を止める動機も薄いし、チノがトニーを撃つ理由も薄い。トニーの死を乗り越えて明日へ向かうというようにも見えない。

元のロミオとジュリエットや、過去の映画の方が、そこは説得力あったし、愛し合う若者を犠牲にしたことで、各対立グループが目を覚まして、手を取り合うという前向きさもあった。

この映画は、ラストの救いがないところが、最も残念…。
トニーの復讐をせず、誰も撃つことなく「somewhere 」を求めて立ち上がるという展開のが良かったなぁ。

ぬるっと終わり、対立はそのまま、、なの?
鬱っぽいラストに、読後感が悪かったのが残念…

コメントする 2件)
共感した! 4件)
みかん

3.0冷静になってはいけない

2022年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ミュージカル映画全般にあてはまると思いますが、冷静な目で見てツッコミを入れ始めたら楽しめてない証拠だと思うのです。
「え?なんで今歌うん?はよ逃げろや!」
みたいな心の声が聞こえる私は、きっとミュージカル映画向きではないタイプの人間なのです。でも、ミュージカルソングとか好きなんですよね。
そんな矛盾を自覚しながら鑑賞しました。

案の定冷静な自分との戦いでした。ですが、2時間を超える大作の割にはあっという間に見終わりました。これは作品自体が飽きさせない高いレベルで制作されている証だと思います。映画館のスクリーンで見たのでこのように感じましたが、家庭のテレビで見たらあまり入り込めないかもしれません。

ストーリーについてあれこれ語るのは粋ではない気がする映画です。いつの時代も、恋に夢中になってのぼせ上って盲目になっている時が一番幸せですね。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
ねりまっくま

1.0観て損した

2022年3月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

オリジナルの大ファンなので楽しみ半分、不安半分で観ました。
映画館はものすごく久しぶりでしたが、結果非常にガッカリしました。
アニタ以外の登場人物に全く魅力がなく、それゆえオリジナルのストーリーの持つ強引な展開ばかりが目に付き、観ているのが苦痛でした。
あのストーリー展開が違和感なく受け入れられたのはキャスト達の魅力があったからなんだと再認識しました。
厳しいオーディションを通過したはずなのではないでしょうか?
特にトニーには全く輝きが無く、故に2人がパーティー会場で一目惚れしあうシーンも???しかなく、そこから始まる展開には全く感情移入できませんでした。
一緒に鑑賞した18才の娘も同じ感想。魅力ないどころか、キモかったそうです。
オリジナルではあんなにときめかせてくれたベルナルドも同じく。
せっかく私から誘って行きましたが、忙しい春休みの貴重な時間を無駄にしました。
製作陣に怒りが湧いてくるレベルです。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
まんじゅう

4.5面白かった

2022年3月19日
iPhoneアプリから投稿

知識を入れず観ました。
面白かった。

やっぱり愛は人種や宗教の壁を越えるのは難しいね。

スピルバーグの映画は間違いないね。

感動します。
ぜひおすすめです。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
とね

4.5Somewhere

2022年3月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今作ではリタモレノがしっとりと歌う Somewhere。
現実世界に目を向ければ、60年経っても平和で静かな、許しあう世界が実現していないことを思い知らされる。
ただこの変更のためか、トニーの最期に歌うのが Tonight になってしまったのは残念。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
Deep field

5.0銀幕

2022年3月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

1961年のオリジナル版は、午前10時の映画祭で観て心をぎゅうっと掴まれ、ついでにびっくりする程の涙を搾り取られた忘れられない作品。

それをスピルバーグがリメイクするという第一報を聞き、主演がアンセル・エルゴートに決まったと知り(ベイビー・ドライバーでのキッチンダンス!!)1年間の公開延期を経て、もうずーっとずーっと焦がれるように待っていました。

ずいぶん長い間待っていたと思っていたけれど、完成した作品を観てわかった。
スピルバーグ監督の長い長い片思いは、家族でオリジナルを観た少年時代から現在まで60年。それはそれは、純粋で切実。

壊れないようにそっと埃をはらい、慈しみながら磨いていく。

これがあの銀幕か!!多くの人が憧れ、何人かは魅入られたまま戻って来なかったという。

夜のバスケットコートでの「マリア」、スピルバーグ監督ならではの優しい雰囲気が大好き。自分の映画・お気に入りシーンランキングに絶対入ります。

黄金の光をまとい、長く濃い影を引き連れて去っていくハリウッドの後ろ姿を、タランティーノ監督はおとぎ話に。スピルバーグ監督はドキュメンタリーとして映してくれました(スピルバーグがリメイクした事自体がドキュメンタリーだと思うので!)

再確認したのは何と言っても曲がいい、歌詞がいい。NYフィルの方の弓に、字幕翻訳の石田さんのペンに初心が宿る清々しい作品。多くの人の思いを束ね、万感とはよく言ったものです。大満足でした!

コメントする (0件)
共感した! 7件)
ru