ウエスト・サイド・ストーリーのレビュー・感想・評価
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こんな話だったのか!
もちろん名前は知ってたけど、 こう言う話だとは思ってなかった。 ロミオとジュリエットが下敷きになってたのも 今作で知ったくらいの無学。 昔のウエストサイドを知らないものだから、 ディカプリオ版ロミジュリと比べて観てたのだけど、 主人公が魅力的でなかったのが残念。 リフの方がよっぽど魅力的で見ててワクワク出来た。 ストーリーももっと複雑な事かと思ったら、 不良同士の構想だけでこんな単純だったのかと 単純なストーリーをミュージカルで時間費やしてる気 がして怠いなぁと思ってしまった。 ただミュージカル部分のダンスは圧巻で、 カメラワークやビジュアルの色彩も迫力満点で 観ててとても楽しかった。
いやあ無理!
自分の兄貴を殺された直後にその殺した相手といくら愛してるからって
セックス出来る?全然理解できん。
その愛する人が目の前で撃たれて歌える?いやあ無理だわ。
ミュージカルってこれが基本になってるから自分には無理なんだとはっきりしました。
もう配信⁉︎
ウェスアンダーソン見たさにワンマンス契約したディズニーチャンネルで視聴 劇場で多くの中高年が並んでいたので そんな懐古的なミュージカル あたしは絶対観ない!と確信していたが 最近見た「ベイビー・ドライバー」の主演アンセル・エルゴートになにか引っかかるものがあったので見てみた でもやはりこの顔はトニーじゃないな〜 それだけ…
思ってたのと違う
ミュージカル映画と聞いて、自分が想像していたのは、「グレーテストショーマン」でした。これは、映画の核となる部分に歌を入れ、盛り上げていたと思います。しかし、この映画は、核となる部分以外にも歌を多用していたことで、物語の進行を妨げるものに成り下がっているものもあったなと感じました。また、個人的には最後の終わり方もすっきりせず、後味が悪く感じました。しかし、どの歌も本当に素晴らしかったのには違い無いと思います。
スティーブン・スピルバーグ監督の拘りが随所に見える会心の名作ミュージカル・リメイク!!
1961年に映画化された名作ブロードウェイミュージカル「ウエスト・サイド物語」をスティーブン・スピルバーグ監督がリメイクというだけで、やはり期待感は高まるばかり!! その期待を裏切る事無く、セットではない実際のマンハッタンのウエスト・サイドでの撮影、そこに躍動する一糸乱れぬダンスシーンなど見せ場いっぱいの演出はやっぱりスピルバーグ監督の面目躍如!! ポーランド系移民の「ジェッツ」とプエルトリコ系移民の「シャークス」の対立構図はまさに現代アメリカの縮図であり、よりリアリティを持った感覚で観る者に説得感を与えている。 個人的には主演二人にイマイチ魅力が感じられず、ラブストーリーの部分はやや食傷気味であったが、それでも見ごたえ充分の2時間半であった(笑)!!
ダンス、歌、映像は見事!後味もう少し
まずはダンスが見事!カメラワークに衣装やセットの色味も計算されつくした映像のセンスの良さ。 歌も素晴らしい。 気になったのは、再構築されたストーリーの中で、説得力が薄い点。 現代的な分断と対立がメインに描かれており、そこは見事。しかし、肝心のマリアとトニーが恋に落ちるところや、彼らがなぜそこまで愛し合ったのか、兄を殺されてまでも逃避行を選んだのか、まーったく、説得力がない。もっとエピソードや発言を交えて、2人が恋に落ちる過程や、この人でなくてはならない理由を描いて欲しかった。 でないと、2人の関係性が薄っぺらいと、すなわち、物語の展開全てが薄っぺらくなる。 トニーが決闘を止める動機も薄いし、チノがトニーを撃つ理由も薄い。トニーの死を乗り越えて明日へ向かうというようにも見えない。 元のロミオとジュリエットや、過去の映画の方が、そこは説得力あったし、愛し合う若者を犠牲にしたことで、各対立グループが目を覚まして、手を取り合うという前向きさもあった。 この映画は、ラストの救いがないところが、最も残念…。 トニーの復讐をせず、誰も撃つことなく「somewhere 」を求めて立ち上がるという展開のが良かったなぁ。 ぬるっと終わり、対立はそのまま、、なの? 鬱っぽいラストに、読後感が悪かったのが残念…
If you were white American. あかん
映画を見る前にたまたまネットで主演のアンセル・エルゴートが未成年に性的暴行して「合意の上だった」なんて言ってるという記事を見てしまい、最初からマイナスなイメージで観に行ったのですが・・・これは自分には全く合わない作品でした。ってか途中でアニータが言ってたトニーの評価が思いっきり本人のマトを得ていましたね。
んで、あのマリアも一昨日会った男に兄を殺されて、それでもトニーが好きーってぶっちゃげ頭おかしいんちゃう?っと思ってしまって終始イライラ。正直ベルナルドが可哀想です。
昔の「ウエストサイド・ストーリー」は観た事がないのですが、こんな話だったんですね。確かにダンスや歌は良かったにせよ、個人的には受け入れられない作品でした。
冷静になってはいけない
ミュージカル映画全般にあてはまると思いますが、冷静な目で見てツッコミを入れ始めたら楽しめてない証拠だと思うのです。 「え?なんで今歌うん?はよ逃げろや!」 みたいな心の声が聞こえる私は、きっとミュージカル映画向きではないタイプの人間なのです。でも、ミュージカルソングとか好きなんですよね。 そんな矛盾を自覚しながら鑑賞しました。 案の定冷静な自分との戦いでした。ですが、2時間を超える大作の割にはあっという間に見終わりました。これは作品自体が飽きさせない高いレベルで制作されている証だと思います。映画館のスクリーンで見たのでこのように感じましたが、家庭のテレビで見たらあまり入り込めないかもしれません。 ストーリーについてあれこれ語るのは粋ではない気がする映画です。いつの時代も、恋に夢中になってのぼせ上って盲目になっている時が一番幸せですね。
観て損した
オリジナルの大ファンなので楽しみ半分、不安半分で観ました。 映画館はものすごく久しぶりでしたが、結果非常にガッカリしました。 アニタ以外の登場人物に全く魅力がなく、それゆえオリジナルのストーリーの持つ強引な展開ばかりが目に付き、観ているのが苦痛でした。 あのストーリー展開が違和感なく受け入れられたのはキャスト達の魅力があったからなんだと再認識しました。 厳しいオーディションを通過したはずなのではないでしょうか? 特にトニーには全く輝きが無く、故に2人がパーティー会場で一目惚れしあうシーンも???しかなく、そこから始まる展開には全く感情移入できませんでした。 一緒に鑑賞した18才の娘も同じ感想。魅力ないどころか、キモかったそうです。 オリジナルではあんなにときめかせてくれたベルナルドも同じく。 せっかく私から誘って行きましたが、忙しい春休みの貴重な時間を無駄にしました。 製作陣に怒りが湧いてくるレベルです。
初めて観る人はどうか
過去作より色彩や展開、音楽など全体のトーンを抑えた事が人種間の問題を際立たせ、愛を丁寧に描く事に成功している。
歌唱力については少し残念だったが、劇中のダンスシーンは圧巻で、音楽も素晴らしい。見事にブラッシュアップ出来ていて、中でもアニータに存在感が生まれたのは最高だったし、リタ・モレノがヴァレンティーナ役で出演しているのも面白いところ。
だが、この作品の評価として過去作との比較が中心になってしまう事が多いが、ウエストサイドストーリーを初めて見る人からしたらどうか。
全体のトーンを抑えた事から、全体的に暗い印象が強く、カジュアルにこの作品を観る人にとっては惹き付けられる要素が減ってしまったのではと感じられた。
Somewhere
今作ではリタモレノがしっとりと歌う Somewhere。 現実世界に目を向ければ、60年経っても平和で静かな、許しあう世界が実現していないことを思い知らされる。 ただこの変更のためか、トニーの最期に歌うのが Tonight になってしまったのは残念。
銀幕
1961年のオリジナル版は、午前10時の映画祭で観て心をぎゅうっと掴まれ、ついでにびっくりする程の涙を搾り取られた忘れられない作品。 それをスピルバーグがリメイクするという第一報を聞き、主演がアンセル・エルゴートに決まったと知り(ベイビー・ドライバーでのキッチンダンス!!)1年間の公開延期を経て、もうずーっとずーっと焦がれるように待っていました。 ずいぶん長い間待っていたと思っていたけれど、完成した作品を観てわかった。 スピルバーグ監督の長い長い片思いは、家族でオリジナルを観た少年時代から現在まで60年。それはそれは、純粋で切実。 壊れないようにそっと埃をはらい、慈しみながら磨いていく。 これがあの銀幕か!!多くの人が憧れ、何人かは魅入られたまま戻って来なかったという。 夜のバスケットコートでの「マリア」、スピルバーグ監督ならではの優しい雰囲気が大好き。自分の映画・お気に入りシーンランキングに絶対入ります。 黄金の光をまとい、長く濃い影を引き連れて去っていくハリウッドの後ろ姿を、タランティーノ監督はおとぎ話に。スピルバーグ監督はドキュメンタリーとして映してくれました(スピルバーグがリメイクした事自体がドキュメンタリーだと思うので!) 再確認したのは何と言っても曲がいい、歌詞がいい。NYフィルの方の弓に、字幕翻訳の石田さんのペンに初心が宿る清々しい作品。多くの人の思いを束ね、万感とはよく言ったものです。大満足でした!
心が震えた
元版は、観ていません。 スピルバーグが初めて監督するミュージカル映画ということで、興味を持ちました。 オバマ元大統領が21年公開の映画のベスト10の中に本作が入っていたのを知り、2年ぶりに映画館へ行きました。(コロナで) 冒頭から惹きつけられ、流れるようなダンスに釘付け。トニーとマリアの初々しさが眩しく、後半の悲劇に涙が止まりませんでした。主役だけでなく、周りの人物像も描けていて、感情移入しながら、見ていました。LGBTも自然に取り入れていましたね。 素晴らしかったです。周りにもお薦めしました。
nobuさん解説動画で感動倍増!そして圧巻のアリアナ・デボーズ
感動的な解説動画 映画は普通に面白かったが、スピルバーグはなぜわざわざ古典的名作を作り替えたのか疑問に思った。ちょこちょこネットで調べて「nobu / 踊る大香港」というユーチューブチャンネルの解説動画にたどり着いた。感動した。作品でなく〝解説〟に感動したのは生まれて初めてだ。香港在住のnobuさんという方が2022年版(本作)・舞台版・1961年版の比較、リタ・モレノについて、スピルバーグからのメッセージなどを淡々とした語り口で17分に渡り解説してくれる。そうだったのか!さっきまでボーっと観ていた私は何一つわかっちゃいなかったと思い知る。私からは何も言うことはない。すべてはこの動画を観てくださいというのみだ。 人に面白さを分かち与える喜び こういうユーチューブ番組を観ると発信者に頭が下がる。なんと有益なものを世に出してくださったことかと。作品の面白さをたくさんの人に知ってもらうことに喜びを感じる人でなければこんな素晴らしい動画は作れない。リメイク版のホントの素晴らしさにまったく気づいていない私の目を開かせてくれた。もう一度本作を観てみたいと強く思わせてくれた。…あ、いかん。映画レビューでなくユーチューブレビューになっている。話を映画に戻す事にする リタ・モレノとアリアナ・デボーズ nobu氏の解説のおかげで、バレンティーナ(リタ・モレノ)とアニータ(アリアナ・デボーズ)の存在感が際立っていた背景も理解できた。バレンティーナのソロが本作楽曲中もっとも心に響き、二人の主人公よりむしろアニータに感情移入してしまった私の感性もトンチンカンではなかった。それにしてもアリアナ・デボーズの力量はすごかった。特に踊りは圧巻だ。体がはじけ飛ぶ。目くばせ一つで観る者を魅了する。人の表現力はかくも高みに行けるものなのか。3月28日発表のアカデミー賞助演女優賞はぜひ彼女に取ってもらいたい。取れば1962年のリタ・モレノから60年の時を経て、2代のアニータが受賞することになる。なんともドラマチックではないか。
主人公の二人だけ浮いている
ニューヨークのウエスト・サイドには、世界中から多くの人々が集まっていた。しかし、差別や偏見による社会への不満を 抱えた若者たちは、やがて仲間と集団を作り激しく敵対し合っていく。ある日、“ジェッツ”と呼ばれるチームの元リーダーのトニーは、対立する“シャークス”のリーダーの妹マリアと出会い、瞬く間に恋に落ちる…というストーリー。
名作のリメイクということど鑑賞。
ダンスシーンは迫力と音楽が両立していてぐっと引き込まれる。クオリティが高いのでギャング団のダンスも違和感なく入ってくる。
また、脇役が特にいい。リフもベルナルドもギラギラしていてかっこいい。
特にアニータ役のアリアナ・デボーズはダンスから演技から輝いていた。
ただ、いかんせんトニーとマリアが頭お花畑過ぎて水を差す。
更生したはずのトニーはベルナルドをボコボコにして挙句の果てにカッとなって殺してしまう。兄を殺しておいて妹に「弾みだ」と説明したり、その後情事に及んだりなど理解できない行動が続く。
マリアも兄殺しを受け入れ、たった今恋人が殺されたアニータに愛を歌って伝言を頼んだりなどこちらも人の心がない。
周りのキャラクターがいきいきしてるだけに、この二人だけが異次元にいて後半は尻すぼみになっていくのが非常に残念だった。
さすがデス!
非常に完成度の高い素晴らしい作品でした。 力強い、深い、美しい大作。さすがスピルバーグです。 まったく長さを感じずに物語の世界に浸ることができました。 何故いま『ウエスト・サイド・ストーリー』なのか? とも考えましたが、今回鑑賞して、対立と混迷のこの時代に、このような作品がつくられるのは意味のあることだと感じました。 プーチンにも観てほしい。 まあ観ても伝わらんと思いますが……。 追記 僕は40年くらい前にリバイバルで『ウエスト・サイド物語』を観ましたが、「まあまあだったな」と思ったのを記憶している程度で、映画の詳細はほとんど憶えていません(映画館を出たあと、パチン!パチン!と指を鳴らして飛び跳ねたりしたことはよく憶えていますが)。 ですから本作と比べることはできませんし、あえて比べる必要もないと思うけれど、うーん、やっぱりもう一度61年版も観ないとなぁ。
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