「ジェッツの青空と、シャークスの夕焼け。」ウエスト・サイド・ストーリー たんたたたんさんの映画レビュー(感想・評価)
ジェッツの青空と、シャークスの夕焼け。
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青と赤との色彩の対比が素晴らしく、彼らが荒廃した街並みに映えて美しいです。見どころはやっぱりダンス!タンゴとアメリカだけでもこの映画を観る価値があります。街中のアメリカは圧巻です!
内容は、改めて普遍的なテーマだと感じました。なくならない差別。格差。居場所を守るための争い。
生まれも育ちも変えられないけど、今とこれからを変えたいトニーとマリア、世の中に絶望しかなくても必死でもがく若者たちの、無力感とやるせなさ。うーん、ただの色恋では片付けられない大きな問題が潜んでる気がする…!
演技は、リフとベルナルドの暗さを抱えた表情か、重くのしかかります。だからかな、トニーとマリアがあまり際立ってないようにみえました。そして何より、アニータ。今も昔もとっても素敵で魅力的。
ただのロミジュリで終わらせてほしくない映画です。
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