だれもが愛しいチャンピオンのレビュー・感想・評価
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映画のリアリティーが感じられなかった
ダメチームにやる気ない監督が来て、必死に生きているメンバーの熱心さに引き込まれて監督が本気出して相乗効果でチームは大躍進。
想像通りのストーリーでつまらなかった。いや、それはわかっていることで、それよりも、
前半で描かれる障害の度合いから、ルールの理解度や戦術の理解の長足の進歩が、あまりにも映画の中のリアリティーを削いでいるように感じられてしまった。結果、面白く感じられなかったです。
演技は自然で悪くないです。なので星+1です。
ベタですが
挫折した男と知的障害者達の友情物語なので、何となく話が見えてしまったのですが、思った以上に楽しめました。
「できれば、私達より健常者の方が良い。」と言ったホセの言葉は、残酷な真実だと思います。誰もが顔や身体や生まれを選んで生まれてくる事ができない。ハンディキャップがあることは大変ですが、大変だからというよりも、社会から隔離され自尊心を持てない事が何より辛いのだと彼らを観ていて思いました。
日本でも障害者は障害者だけで過ごす事が多く、マルコやソニアの様な健常者と一緒に何かを成し遂げる事が少ない様に思います。障害者と健常者が一緒に過ごすことが、社会が変わる一番の近道なのではないでしょうか。
ラストは、じんわりと暖かい気持ちになって、帰りのいつもの風景が爽やかに見えました。
めちゃ、名作でした。
この作品を観た人は、誰でも、きっと、他人さんに優しくなることができるんだろうな、と感じました。
実際に、最後まで観ていて、これだけのものを作り上げるのは、かなり大変だっただろうなあと感じたのですが、とても後味の良い、笑いがこみ上げて、観ることができてよかったなあ、と感じました。
泣けて笑えて考えさせられる
基本的にな類型としてはよくあるパターンの物語だと思うのだが、とても良作。やはり感動した。
気性が荒くて、押せ押せで、せっかちで、気遣いがちょっと足りないバスケットボールのコーチ、マルコ。性格が災いし、「ヘッドコーチと乱闘、その苛々で飲酒運転、その挙句にパトカーに追突して有罪、90日の社会奉仕活動命ず、おまけにチームを解雇」というのが一遍にやってくる。ああ自業自得。
マルコは「根はいいやつなんだけど基本的に人を思いやらない」タイプの男。彼が知的障がい者のバスケットボールチームにやってきたら...まあ起こるのは圧倒的ディスコミュニケーションである。
コメディタッチで描いてはいるが、最初はコーチとチーム、全くコミュニケーションが取れない。というかマルコは自分のスタイルを崩さないし、チームメンバーはもちろん徹底してマイペース(に見える)。
そしてマルコは妻ソニアとの間にも問題を抱えていて、それがチームメンバーとの「交流」と密接に関わるというつくり。
チームメンバーには本当に驚かされる。どんな人にも「なにか」があり、バスケットボールを練習し、プレイする過程で彼らはそれを遺憾なく発揮する。そしてコーチであるマルコは彼等に「育てられる」のだ。教える側と教えられる側の逆転。
マルコも、口は悪いが根の人の良さがものすごいので、どんどん吸収して愛される。「コーチみたいな父親がよかった」は泣いた。忖度などない人間にそれを言われることの感動は計り知れない。
一緒に闘って、恐怖を克服して、家族と分かり合って。マルコと母親の親子関係が微笑ましい。あのふたりそっくりすぎて...。
ラストの決勝戦は手に汗握って見ていたけれど、あのひとひねり効いた結果が素敵だった。喜びに満ちているし、皆言うことがウィットに富んでいる。
どんなときも、誰にでも、教えて、教えられる。子どもだった大人「マルコ」は他人のことを慮り、勇気を持てる大人への階段を上り、「アミーゴス」の面々は「父親」と「仲間」を得る。
「だれもが愛しいチャンピオン」という邦題は素敵ですね。全てが詰まっている。
エンドロールのアミーゴスの面々の格好良さ!彼等の個性と柔軟性、そしてウィットにものすごく影響を受けた。前向きになれた。
難しい問題もたくさんあるけど、楽しいエンタテインメント映画に仕上げてあって、泣けて笑えて考える。素晴らしいエンタテインメントの要素を全て満たした良作だと思いました。
人生のチャンピオン
どんな人でも
苦手なことはあるし
生きていくのが辛かったり
苦しんだり悩んだりすることが
あります。
映画を観ながら
前向きに考えて
明るく生きていくことや
縁を大切にして
周りの人から教えられたり学んだりしながら成長し、
より幸せに生きていこうとする姿が
人生のチャンピオンなのだろうと
感じました。
共に生きるだけで楽しい
プロットだけなぞると、「トスカーナの幸せレシピ」にそっくりですが、テイストはだいぶ違い、かなり笑いテイスト強く、ちょいちょい吹き出しそうになりました。
笑いの中にも、強いメッセージも感じつつ、コーチの人生も絡みつつ。
「知恵遅れ」と、障害者達を明らかに見下していた筈のコーチ役が、やけにデレるのが早いのがなんだか都合いいなと気にはなりましたけど、それ以外は、カラリと明るく楽しく見られました。
「コーチみたいなお父さんが欲しい」泣きます。
そして最後のオチに、笑って再び泣きました。
映画でも触れられていた、パラリンピックでの替え玉事件、帰りの電卓でググってみました。オリンピックの闇、感じます。
日本でも、障害者を巡る辛い事件が、現実にありました。身内に知的障害者がいる者として、悔しい思いで一杯です。
共に生きるだけで楽しいんだ。この映画は答えの一つかもしれませんし、つまらない御託はおいておいて、面白かった!
素敵な映画
スペインのハッピーな映画。
多分、日本では創れない・・・。
映画のクオリティーはまあ、正直イマイチだし、ストーリーも鉄板ですが・・。
観て良かった映画です。
ヨーロッパの社会は、こう言う映画を作る懐の深さがある。その懐の深さが、映画だけでなく様々な分野に染み渡っていて、創造性豊かな社会のベースを作っているように思う。
もうずいぶん昔の話になるけど 初めてヨーロッパへ行った時に、どこへ行っても障害者が健常者と同じ日常の中に存在している事に驚いた。当時の日本ではありえないし、現在の日本でも、当時とあまり変わってないように思う。ハードのインフラは徐々に改善されてきましたが・・ソフト、心のあり方が変わらないとなぁ・・。
車椅子対策はコストがかかるからやりません、と言い切る人間が進めるレジャー施設・・、ハートがないことはいずれバレるだろう。
アナハイムのディズニーランドでは、電動車椅子に乗ったエンターテイナーがショーの一員として活躍していた。
技術の日本と言いながらも、技術でも何も新しいものを生み出せず、ソフト・・ハートも持ち合わせない・・。もう、ソフトバンクの孫氏みたいに、元々、創造性が無く何も生み出せないから、他人のアイデアを買うか、盗む事しかできない・・。
脱線(笑)
良作でした。
スペインもダイバーシティは課題なんだなぁ
勝つという単純な目標に真っすぐな主人公、知的障害者との言葉やボディランゲージとのやり取りの中、彼の中に奥行きが出来ていく。
普通に撮れば、ただ感動的な映画になった所が所々の笑いで癒される。日本はもっと圧倒的にダイバーシティがないのだが、ヨーロッパ〜スペインにもこれをテーマとして取り上げる事が話題になるほど、課題なんだなと感じた。
泣いたことないけど、多分泣けない映画です 笑
コジャンデス最高🤣
いや〜笑ったし泣いた🤣
むしろ笑って良いのだろうか、笑えてしまうという無意識の差別が生じてるのではないかと一瞬戸惑うんだけど、、、
でもやっぱり愛しい❗️愛しさや、愛くるしさを感じずにはいられない。
同じように主人公の監督も意識が変化し、最高のチームへと生まれ変わっていく物語。
作品上の細かいことは気にしない気にしない
むしろ、それが裏のメッセージかと推測させるほど、正論不要の多様性に溢れた楽しい映画❣️
自分の普通を、自分だけの世界を愛しながら、異なる他者も愛したい。
愛、充電完了です。
ウィンウィン(win-win)
ハッピーすぎて、3~4ヶ月で上手くいきすぎで、どうなのかな? という疑問は残る。
でも、これはこれで嘘ではないのだろう。
選手たちも、バスケを離れれば苦しい生活があって、だからこそ「ロス・アミーゴス」に来れば、みんな楽しくなる。ちゃんと、みんなが試合に出れるし。
だから、きっと“笑顔”だけがある物語でいいのだ。
“世話した”のはコーチだが、一番“学んだ”のもコーチだろう。
その点が、自分にとっても、大いに勉強になった。
想像もしなかった感動がまっていた
決勝戦は、お決まりのパターンかと思いきや、想像もしなかった感動が待っているとは。スポーツの目的ってほんとはこういうことなんだろうな。その後のコーチとの別れもジーンときたね。
せっかく、こんな素敵なラストがあるのに決勝前夜の描き方は、明らかにもり過ぎというかやりすぎ。エレベータのシーンは百歩譲っても、スキー板を履いてホテル内ではしゃぐってのは、どう考えても不自然。すこし、鼻白みそうになったけど、決勝戦が始まってからは、そんなことも忘れてしまった。「アミーゴス」を全力で応援したよ。
目線の違い
3本目。
仕事始めを終え、とは言え初日からハード。
身体が休みモードだから眠い。
取り敢えず時間が合うモノからチョイス。
これ日本の監督撮ったら、重くなるだろうし、観終えた後に何かを背負わされてる感じになってしまうんだろうな。
作品が明るいから、観てるこつちまでノッテくるし、色々絶妙。
障害の作品と知ってて観たけど、そっちとはね。
芝居上手いなと思ったら納得。
結局、そう言う目線でしか日本って見れないんだよな。
涙ではなく、笑顔で観終えたい作品。
よい作日だったけど。
障害者と健常者の関係を暖かく優しく描いてほっこりハッピーになれる良作だった。勝つことよりも普通に皆と一緒にバスケができる幸せが伝わってくるし。決勝戦結果の展開がなんともよし。
が、障害者の方達との関係ってもっと大変なこといっぱいあるけどねー。
年明けでいきなり最高の作品かも
マルコの気持ちの変化が最高です。心温かいチームのメンバー達をコーチする事で自分も救われていく感じがとても良かったです。笑えて泣けて心がほっこりしていくそんな素晴らしい作品でした。この作品を観て普通の人って何だろうと考えさせられるます。ここ数年スポーツやスポーツチームをテーマとしたヨーロッパ映画は良い作品が多いですね。
あなたのような父親が良い
2020年1本目
短気で問題を起こしがちなコーチが、社会福祉活動として、ハンディキャップを持った選手たちのバスケットボールチームの担当を命ぜられ、多くの壁がありながらも生まれた絆と成長の物語。
ハンディキャップという難しい題材ながら、嫌みのないコミカルなシーンの連続。その中でも、グッと突き刺さるようなセリフが織り込まれており、ただ笑えて面白いだけの映画でないところが素晴らしい!しかし、飛行機&ホテル代の工面の仕方は…(笑)
選手たちは当然、主人公も自身の家族との問題や過去のトラウマと向き合い成長していく様と、暖かなラストシーンに涙が溢れました。
2020年1本目の映画でしたが、早くも今年のベストムービー候補です(笑)!
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