だれもが愛しいチャンピオンのレビュー・感想・評価
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ウィンウィン(win-win)
想像もしなかった感動がまっていた
目線の違い
よい作日だったけど。
年明けでいきなり最高の作品かも
あなたのような父親が良い
2020年1本目
短気で問題を起こしがちなコーチが、社会福祉活動として、ハンディキャップを持った選手たちのバスケットボールチームの担当を命ぜられ、多くの壁がありながらも生まれた絆と成長の物語。
ハンディキャップという難しい題材ながら、嫌みのないコミカルなシーンの連続。その中でも、グッと突き刺さるようなセリフが織り込まれており、ただ笑えて面白いだけの映画でないところが素晴らしい!しかし、飛行機&ホテル代の工面の仕方は…(笑)
選手たちは当然、主人公も自身の家族との問題や過去のトラウマと向き合い成長していく様と、暖かなラストシーンに涙が溢れました。
2020年1本目の映画でしたが、早くも今年のベストムービー候補です(笑)!
笑顔に泣かされます。
みんなハグしよう🏀
プロバスケコーチが、事件を起こして社会奉仕活動の為に、障害者バスケチームを指導して、全国大会の決勝まで導く…スポ根ドラマのような展開かと思ってましたが、コメディ要素でとても面白い映画だった。
鑑賞して、健常者、障害者と分けなくて良いと
思いました。
一人一人、違った個性なんだと。
演者達は、その違った個性を持った10人!
映画の中というより、10人の日常生活の一コマに、
入り込んだかのようだった。
1番でなくてもいい!
2番でも準チャンピオンなんだ👑
2019の締め映画がこれで良かった!
馴れ馴れしく書くんじゃねーよ‼️
健常者と障害者。
医学や社会福祉における定義としてではなく、生きていくうえでの見方という視点に置き換えてみると、〝障害〟ってなんだろう、と考えさせられる映画でした。
2019年の流行語大賞〝ワンチーム〟。
複数の人間がそれぞれの立場で、同じ目標に向かって進む時に生まれるものってやっぱりいいですね。
特にスポーツの試合の場合、超えるべき壁となってくれる相手チームの存在は、勝つために努力を重ねるチームメイトと自分たち同様もしくはそれ以上に努力してきたであろう相手チームへのリスペクトの気持ちも起こさせてくれる。
などと小賢しく理屈っぽいことを言ってるとキュートなビッチ系のあの女の子に◯◯タマ蹴られて、叱られちゃいますね。
知ったふうな口きくんじゃねーよ‼️
楽しんでくれればいいんだよ。
見終わった後、ハッピーになれる気持ち良い作品。
メチャクチャ痛快!笑いながら泣けるバスケ版『がんばれ!ベアーズ』
バスケのプロチームでサブコーチを務めているマルコはメインコーチが立てた作戦が気に入らずに対立、解雇されてしまう。自暴自棄になったマルコは警官と揉めて裁判沙汰になり、90日間の社会奉仕として知的障害者のバスケチーム”ロス・アミーゴス”のコーチをすることを命じられる。強烈な個性しかないメンバーの誰にも縛られない自由な言動と行動にブンブン振り回されるマルコだったが、七転八倒を繰り返しながら少しずつチームの絆を深めていく。
これもまた今年屈指の傑作。ラテンの映画は知的障害者を真正面から描くことに邪な忖度を挟まないので、ダウン症の子供が施設を抜け出して破天荒な旅をする『ぼくらは“テルマ&ルイーズ”』なんていう傑作をシレッと世に出したりしますが、キャラが立ちまくったメンバーしかいない”ロス・アミーゴス”の快進撃を描く本作もとにかく痛快。しかし彼らが放つ言葉は深い示唆に富んでいてグサグサ胸に突き刺さりますし、彼らが置かれている過酷な環境に対する怒りも込められている。そんなさりげなく分厚いドラマのクライマックスはどこまでも突き抜けて明るくて笑いながら泣きました。
とにかく可愛い連中しか出てきませんが、中でもチームの紅一点コジャンテスが最高。なんせ彼女のあだ名がキンタマバエ。女の子なのに何だそりゃ?と思っているところにブチまけられるあだ名の由来に死ぬほど笑いました。立ち位置的には『がんばれ!ベアーズ』のテイタム・オニールみたいな存在でとにかくキュートです。
思いやりが理解を生む
もっとタフな作品かなと思ったら、コメディ色が強く意外とラフに見られる作品だった。
まぁそこは監督の意図があったのかな。ハンディーキャップを抱えてるってのを重たく描写するのではなく、健常者となるべく同じように描いてるように感じた。だから、彼らを決してバカにするような笑いではなく、おっちょこちょいな感じで笑えるシーンが多かったように見えた。
ただ少し色々と駆け足で詰め込み過ぎたようにも思えた。この作品で大切なのは勝つことよりも互いを思いやり理解し合うことなんだというのは序盤から伝えたいんだなと言うのはわかった。その割には序盤はハンディーキャップを抱える彼らを理解を示そうとしない監督と選手たちの理解までの道のりが淡白に感じてしまったかな。
ただハンディーキャップを抱えてる彼らとの絆だけではなく、いざこざがあって離れて暮らす奥さんともチームを通して相手を思いやる事の大切さを学んだ監督が実践して理解に繋がるシーンは、ハンディーキャップを抱えてようがなかろうが、まずは相手を思いやることが大切な一歩なんだというメッセージ性が強く伝わって心に響いた。
若干期待していたのとは違ったが、心温まる作品には間違いないだろう。
もともと特別なオンリーワン(笑)
この映画のタイトルを見た第一印象が「(一番なんて決めなくていい。)みんないっしょで、みんな特別だよ」めいたイメージを勝手に抱いて不快感をつのらせてしまうほどに、私は自身をつまらない人間だと自覚した上で本感想を述べる。
私は養護学校に出入りする関係者だ。この学校では、比較的軽度の知的障害者を受け入れている。
日常的に成人前の知的障害者と接する身として、書き進めていく。
まず、私は我が国の知的障害者への物の見方が嫌いだった。幼少期からそれはすでに始まっていた。私は社会科や道徳の授業における障害者を題材にした映像学習の時間が大嫌いだったのである。
スペインの知的障害者をめぐる社会的背景は全く知らないが、少なくとも我が国の知的障害者は、勉学や体力的素養の優劣を決める熾烈な競争に対して、はじめから脱落していてよい存在として許されている。本来ならば上を目指す必要がないし、養護学校で求められる達成水準は「障害者として雇ってもらえるライン」であるために生産性のかなり低い人材でよい。稼ぎは少ないが、障害者である限りは不足分は国が税金を投じて補助してくれる。
養護学校で学ぶのは厳しい社会に出て活躍できるための素養ではなく「外に出たときに他人に犯罪級の迷惑をかけない最低限の自己制御」だ。スポーツなんてものは、ある程度軽度の障害者でないと楽しめるものではない。それも、抑圧された養護学校内でのストレス軽減のためにやらせてるようなものである。
社会人となった彼らの環境も人それぞれだ。特に貧困は全てを歪ませる。
下手に試合のルールが理解でき、試合時間中は何十分も選手としてふるまえると暴露した日には、障害者として享受できている要介護等級を下げられてしまい、保護者の負担を増やしてしまうかもしれないからといって、スポーツをやってみたくても出来ない層がいるくらいだ。
私は彼らを人として扱いたい。冷酷かもしれないが、健常者に近付いておきながら、それを隠して保護を受ける行為は不正だと思う。彼らを見抜けずに、彼らに不つりあいな補助費が血税から注がれ続ける我が国の現状を憂えている。
我が国内で出回る知的障害者に関する映像作品では、よほど奇をてらった一発屋の監督くらいしか、そんな負の一面など決して描写しない。学習映像ともなると皆無だろう。
一般的には彼らと彼らを守る保護者はいつも腫れ物に触るかのように描写されている。私はこれが嫌だった。彼らは簡単に傷つくし、健常者という悪魔めいた存在から、常に差別を受ける被害者としてしか描かれてないし、知的障害者の性格はすべからく「実は天使のよう」だった。
女性が知的障害者に性的な意味で襲われた場合、基地外行動中の泥酔米兵に性的な意味で襲われるよりも何倍も面倒な事態に発展することを、どれくらいの国民が理解しているだろうか。
私は知っている。本物の知的障害者は、すくなくとも私の周りにいる連中はもっと人間味にあふれており、自分勝手で小賢しく、すぐにサボるしすぐに性的に盛り狂う。魅力的で面白い人間もいるが、基本的には甘やかされて諦めが早く、実はしたたかである。
この現実と学習素材の乖離を指摘しようものなら、おそらく差別的な人間としてみなされるだろう。
それに比べてこの映画はどうだ。自由でリアルな彼らを描写していた。選手が監督のほっぺたをつねるシーンにはほっこりさせられる。実に「ありそう」なシーンだった。
粗暴な監督という、障害者への理解がなく、対策知識を持たない者が、いきなり彼らの中に放り込まれて、しだいに彼らをまとめていくという「おたがいに成長していく」設定が「いかにも感動的」なのがどうしてもデキレース感が出てしまい、24時間テレビめいた感動ポルノを感じてしまうが、とても面白い設定になっていると思う。
清々しい思いがした。やはりスポーツはいいな。
障害者、特に知的障害者の方々をこのように描写できる自由さに感心した。
我が国の知的障害者は基本的には周囲や保護者が迷惑をかけないようにと配慮して外に出されず、家のなかで甘やかされて育つ傾向があるので、結果的に自立心と自律心が未成熟になりがちだけど、やはり西洋はそのへんも自由なのかもしれない。日本では身体障害者でこれをやっても多分ここまで面白く撮れないだろう。
教えて教わって
プロバスケチームのやさぐれサブコーチが飲酒運転+αで捕まって、社会奉仕活動として知的障害者チーム「ロス・アミーゴス」のコーチを務めることになる話。
メインコーチと意見が噛み合わず暴力沙汰まで起こして退場処分。ヤケ酒飲んで運転してと問題だらけの主人公。ってやっぱりお約束の様な設定からスタート。
いざロス・アミーゴスのコーチに就任したは良いけれど、話が通じなかったりやりたい放題だったりwww
障害者達の言動を個性として面白おかしくみせているところが好印象。
チームのみんなの好き勝手さ=素直さはみていて笑顔にさせられる。
何の以外性もないし、ちょっとキレイ過ぎるところもあったりするけれど、優しさが溢れる温かい作品だった。
案ずるより産むが易し
田舎で小さい会社を経営してる僕の友人が、最近、あることでたまに連絡してくる。
発達障害の従業員を雇ったというのだ。
それで、その日常の工夫を説明してくれる。
彼は、昔、雇っていた従業員が自己破産しそうになって、一緒に悩んで、自分は鬱になりかけて、心療内科に通ったこともあるような、僕からしたら根っからの善人だ。
説明を聞いていると、大変さが伝わって、僕が彼にかける言葉は、社会的意義があるとか、そんな、ありきたりのものだ。
だが、彼からは、個性だとか、多様性だとか、一般的にテレビなんかのメディアで取り上げられそうな美談のような類いの話しは一切なく、どのように工夫するかに終始してて、少し楽しんでいるようさえ感じられるのだ。
背景には。田舎の人手不足もあるのかもしれない。
しかし、日進月歩。その従業員も会社に溶け込んで行ってるふうだ。
個性とか、多様性とか、意義は当然大切かもしれないが、案ずるより産むが易しなのかもしれない。
この映画、あるところでは、感動ポルノかみたいな取り上げられ方も危惧されてたようだが、そんなことはない。
ゲラゲラ笑って、その先にある優しさとか、そして、更にその先にある、一体、個性とは何なのかとか、泣きながら色々考えさせられる作品だ。
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