劇場公開日 2019年12月27日

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「「人扱いしてくれた」と皆で抱き合うラスト。自然と涙がポロリ。」だれもが愛しいチャンピオン 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「人扱いしてくれた」と皆で抱き合うラスト。自然と涙がポロリ。

2020年6月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

単純

バスケットボールプロリーグでコーチを務めるマルコは不運も重なり反省を含め社会奉仕活動をする事に。知的障害者達が集まる「チーム・アミーゴス」に3か月バスケを教えるコーチになったのは良いが最初は上手く纏まらず。
しかし、絆を深めて行くにつれ、とんとん拍子にチームが波に乗り、マルコの人生や価値観が変わってゆく物語。

最初に言っておきますが、ダウン症など知的障害者を日常から差別的、生理的に受け付けないという方(その方を非難している訳では無いです。)にはオススメしません。
また「知的障害者を面白おかしく描いてるんだろ?逆に失礼じゃない?」と思っている人へ。そりゃ面白おかしく描いてますが、それ以上のエエ話が待っている。それを期待してくれるならばオススメします。

私も当初は高評価を疑っていた。メンバーが集まるまで正直面白くなかった。
しかし、知的障害者達に悪気は無いのだが、漫才やコントの様な自由すぎる行動には笑わせて頂き、徐々にこの映画に興味を持ち始めていた。

走る事もままならない。コミニケーションすらままならないメンバー達。
しかし、行動を理解してあげる事、発想を変える事で徐々に良くなるチーム。
バスケが上手くなって行くんです‼️
纏まって行くんです☺️

tubeでも取り上げられていく様な常勝軍団になってゆくチーム・アミーゴス。彼らの行く着く先は何処⁉️

障害者もの映画は色々観て来ましたが、彼らの生い立ちを同情したりお涙ちょーだい優先の様な映画では無い。
彼らの頑張りが光り、「良い映画だなぁ」と自然に涙がポロリ流れる様な映画なのだ。

ラストの試合が淡白だったのが勿体ない。
もう少し工夫があれば更に良い映画になったと思う。
全体的展開としてはベタ。しかし、ハンディキャップを逆に利用しここまで映画として築いた製作参加メンバーに拍手したい👏

巫女雷男
CBさんのコメント
2020年6月18日

好きなレビューです!

CB