「共に生きるだけで楽しい」だれもが愛しいチャンピオン ペットはマメルリハさんの映画レビュー(感想・評価)
共に生きるだけで楽しい
プロットだけなぞると、「トスカーナの幸せレシピ」にそっくりですが、テイストはだいぶ違い、かなり笑いテイスト強く、ちょいちょい吹き出しそうになりました。
笑いの中にも、強いメッセージも感じつつ、コーチの人生も絡みつつ。
「知恵遅れ」と、障害者達を明らかに見下していた筈のコーチ役が、やけにデレるのが早いのがなんだか都合いいなと気にはなりましたけど、それ以外は、カラリと明るく楽しく見られました。
「コーチみたいなお父さんが欲しい」泣きます。
そして最後のオチに、笑って再び泣きました。
映画でも触れられていた、パラリンピックでの替え玉事件、帰りの電卓でググってみました。オリンピックの闇、感じます。
日本でも、障害者を巡る辛い事件が、現実にありました。身内に知的障害者がいる者として、悔しい思いで一杯です。
共に生きるだけで楽しいんだ。この映画は答えの一つかもしれませんし、つまらない御託はおいておいて、面白かった!
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