劇場公開日 2019年12月27日

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「メチャクチャ痛快!笑いながら泣けるバスケ版『がんばれ!ベアーズ』」だれもが愛しいチャンピオン よねさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0メチャクチャ痛快!笑いながら泣けるバスケ版『がんばれ!ベアーズ』

2019年12月31日
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鑑賞方法:映画館

バスケのプロチームでサブコーチを務めているマルコはメインコーチが立てた作戦が気に入らずに対立、解雇されてしまう。自暴自棄になったマルコは警官と揉めて裁判沙汰になり、90日間の社会奉仕として知的障害者のバスケチーム”ロス・アミーゴス”のコーチをすることを命じられる。強烈な個性しかないメンバーの誰にも縛られない自由な言動と行動にブンブン振り回されるマルコだったが、七転八倒を繰り返しながら少しずつチームの絆を深めていく。

これもまた今年屈指の傑作。ラテンの映画は知的障害者を真正面から描くことに邪な忖度を挟まないので、ダウン症の子供が施設を抜け出して破天荒な旅をする『ぼくらは“テルマ&ルイーズ”』なんていう傑作をシレッと世に出したりしますが、キャラが立ちまくったメンバーしかいない”ロス・アミーゴス”の快進撃を描く本作もとにかく痛快。しかし彼らが放つ言葉は深い示唆に富んでいてグサグサ胸に突き刺さりますし、彼らが置かれている過酷な環境に対する怒りも込められている。そんなさりげなく分厚いドラマのクライマックスはどこまでも突き抜けて明るくて笑いながら泣きました。

とにかく可愛い連中しか出てきませんが、中でもチームの紅一点コジャンテスが最高。なんせ彼女のあだ名がキンタマバエ。女の子なのに何だそりゃ?と思っているところにブチまけられるあだ名の由来に死ぬほど笑いました。立ち位置的には『がんばれ!ベアーズ』のテイタム・オニールみたいな存在でとにかくキュートです。

よね
よねさんのコメント
2020年3月1日

ありがとうございます。何気にエンディングも似てますしね、オマージュなんじゃないかなと勘ぐってます。

よね
NOBUさんのコメント
2020年3月1日

おはようございます。

 成程。
 今作の爽やかさは、『がんばれ!ベアーズ』の爽快感に通じますね。

NOBU