カセットテープ・ダイアリーズのレビュー・感想・評価
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ブルース・スプリングスティーン
1980年代のイギリス、主人公はパキスタからの移民の両親と暮らしていた。
保守的な父親と衝突を繰り返していたが、ブルース・スプリングスティーンを知り、生き方が変わってくる。
「明日なき暴走」が2回聴ける。
ブルースを知らなくてもOK。
「ブルース・スプリングスティーンを聞く、高校生の話」。
私ほとんどブルースの歌、知らないんだよなあ・・・と劇場で見なかったのです。
そんな私に、喝!。
作品中に流れる歌も、ほぼわからなかったのだけど。
彼の訴えや歌詞は、今くすぶっている若者の気持ちを代弁してて。
主人公は、とても共感します。脳内の歌詞が、文字で出てきたり(私でもわかる英語)
聞き込むことで自分の中に昇華していく。
「目立ってはいけない」と主人公を叱る父。
父はそうして、パキスタンからイギリスへ移ってきた。苦労したんでしょう。
でも息子には、違う世界がある。ここに止まっているだけでは、成長できない。
その辺の両者の葛藤が、親・子供どちらの気持ちもわかるんだよね。
ブルースの歌に導かれる主人公。私世代なら、尾崎豊さんかなあ?。
クライマックスの優秀生徒表彰式(卒業式?)。
私もどこかで列席しているような、胸熱になってちょっとほろり。しちゃった。
曲を知らなくても全然OKでした。
原題は「Blinded by the Light」。ブルースの曲からだそう。
今回の邦題は、めちゃいい仕事してました。
かぶれる者は救われる
あの頃私は高校生で日本の曲や映画、ドラマをまったく見ていなかった時期でした
レンタルレコード店で借りたシンディー・ローパーをカセットテープのA面に入れB面はマドンナだったな
お気に入りのバンドはヒューイ・ルイス&ザ・ニュース
彼らをA面でブルース・スプリングスティーンがB面
ヒューイの明るいロックにのーてんきになりつつブルースのやるせない曲に身を捩っていました
歌詞なんて何も知らずただただ耳で聴きその曲の感触を感じてたものです
高校を出て社会人になり数年は外国の曲ばかりでしたがその後奥田民生の自由さに魅了されつつもブルーハーツに取り憑かれ深酒をすること多々あり私は明と暗の対極のものを好むのだと気付きます
きっと自己防衛的なものなのでしょう
映画もそうです、悲しく辛い映画を見て心が狭くなるとジム・キャリーやロビン・ウィリアムズなどで中和させていますからね
きっと入り込みやすいタイプなんだろうな
後味のよい映画
アメリカの小さな町に移住してきたパキスタン人一家の若い男性(主人公)が自分自身と葛藤し、成長していく話です。
厳格なイスラム教徒の父親の教育の元、自分の意見を主張することがなかなかできなかった主人公はその内なる声や気持ちを日々、日記や詞に書き綴っていました。そんな時に友人にブルーススプリングステイーンのカセットテープを渡され何の気なしに聞いたことで、彼の生活が一変します。彼の曲は年代的には主人公の父親の世代ではありましたが、若者が抱く不安や不満、怒りを心に訴える歌詞と、耳に残る熱いメロディで表現されていて主人公の心に大きく刺さりました。日本だと尾崎豊を彷彿させるイメージです。
その彼との出会いから主人公はより自分の気持ちに正直になり、文字を通して外に訴えていきます。
移民としての苦悩、父親との関係、家族のこと、様々な問題や悩みから逃げ出して自由を手に入れたいと強く思うが、本当の自由とは、大事なものとはなんだ?そんな風に葛藤、成長していく彼を応援しながら、ワクワクしながら見入ってしまいました。映画の中で何度も流れてくるブルーススプリングスティーンの曲も気に入り、見終わった後に曲をダウンロードしたくらいです。是非見てみてください。
気持ちがすごく分かる。
スプリングスティーンを初めて聴くシーン、
凄くよく分かる。
高校時代、授業中にハイスタを初めて聴いた時の
今すぐ教室を飛び出し駆け出したいあの気持ち!
凄く分かるぞ!
と思ってたけど、
そこがクライマックスでイマイチ自分の中では
盛り上がらなかった。
人種問題や生活の事は、かなりハードなはずなのに
軽い感じで描かれていて、音楽と共に乗り越えていく描写が
軽やかに乗り越えて行ってるように見えて
思ったより胸が熱くならなかったのも事実。
ブルーススプリンスティーンが初聞きだったと言うのも
あるのかもしれない。
ただ、音楽が背中押してくれる感覚は
とてもよく分かる。
どの時代のどの国でも一緒だな。
僕も頑張ろ!と思えました。
リフレインが叫んでいる‼️‼️❓
あれ、何故か、同じ場面と同じ歌が繰り返される。
歌は、校内放送とデイスコの、ボーンインザUSAとなんだろう、二、三個しか知らないので、まー新鮮ではある。
ビリージョエルなら感情移入出来たんだが。
最初、パキヤロウが刃牙に聞こえたんで何やろうかかとおもたけど。
日本でもインド料理はウケるけど、パキスタン料理はウケないのでインドパキスタン料理と名乗るらしい、日本はインド人よりはるかにパキスタン人多いのに。
でも、イギリスでましでしたね、アメリカとかフランスなら殺されてるでしょうね。
少し、ほのぼのする映画です、実話に忠実なので、展開が平板で退屈して寝落ちしそうでした。
バイデンの就任式で、少し老けながらも、元気な姿を見せてくれた、Bo...
バイデンの就任式で、少し老けながらも、元気な姿を見せてくれた、Boss😊
彼が何故、あれ程愛されているのか、やっと理解できた気がする。
モヤモヤ、思い悩む若い人だけでなく、日常に支配されて柔らかな心を忘れてしまった大人に観て欲しい。
まずは邦題が素晴らしい!
レコードやCDの「ジャケ買い」のように、タイトルに惹かれて観た作品。
友人に借りたブルース・スプリングスティーンのアルバム2タイトルのミュージックテープ(レコードのカセットテープ商品)で世界観が変わる位の衝撃を受けたパキスタン人青年の実話。
この手の実話ベース映画で無名素人の話が映画化されるのは決して珍しくはないしスプリングスティーン本人も出て来る訳ではないが、それが同じ無名素人である多くの鑑賞客目線とリンクし好感。
ファン活動をスタートしても当然変わる訳ではないパキスタン系移民としての暮らし、イギリス人女性との恋など、移民ならではの苦楽もどこか後に有名になった人の伝記映画風で起伏に富み、エンディングではちょっとした幸福感に。
青春あるある
予備知識なしで観た。
というより、ポスターとタイトルだけで観ようと思った、パケ?ジャケ?鑑賞(笑)
正直、ブルース・スプリングスティーンはよく知らず、なんとなく聴いたことあるという程度。
でも、この時代の移民2世の主人公には響いたんだね。
当時パキスタンからの移民が多かったのはなぜだろう、と時代背景にも疎い自分。勉強不足…
あと、何度もユダヤ人というキーワードが出てきたけど、当時のパキスタンにはユダヤ人が最強だったの?
人種差別とか、親子の確執とか、環境は違っても10代の頃のモヤモヤは世界共通なのかも。
相対的には自分は恵まれた環境だったとは思うが音楽を通して成長できた主人公が羨ましくもある。
ジャベドとガールフレンド、あまりお似合いとは思えなかったけど(笑)
妹がかっこいいなぁと思ってしまった。
あと、個人的に放送室にいた子が可愛い。
音楽物は間違いない
ここのところ環境に苦しむ子供の話を立て続けに観ているような気がしている。
苦難に真正面から向かい合う姿がとても眩しくて輝いていました。
彼女役の方、多部未華子に似てんなぁとずっと思ってました笑
ブルーススプリングスティーン‼️
大好きだった、スプリングスティーン。
年代もちょうどドンピシャで。
最後三十分は号泣してました。
スプリングスティーンのコンサート行って、大ファンになりましたが、
労働者階級に支持されているということが、歌詞含め、こういうことなんだと。
表面的なファンでした。
あらためて、ボス、素敵だな。
音楽と人生
ダサさがツボでした。
オシャレ過ぎる80年代じゃなくって、
本当に庶民に流行った感じのクオリティの微妙さが。
さらに、途中でミュージカル映画だったっけ?みたいなシーンも
テンション上げ↗️効果ありで、テンポ良く飽きることなく楽しめました。
また、差別問題や、人種による慣習問題、ポピュラー音楽の時代考察など、
学び+笑いと涙のバランス良き作品。
ブルース・スプリングスティーン って、誰ですか?
予告編も観ていませんでしたが、観てみました。最近、面白そうと思うものは、ほとんど鑑賞済だったので、消去法で、これを観たのですが…。これ、実話ですか?エンドロールの時、写真が出てたから、実話なんですよね?…で、これ、誰ですか?そもそも、私は、ブルース・スプリングスティーン すら知らないんです。ブルース・スプリングスティーン でさえ、実在する人ですか?と問いかけながら観ていました。ちょっと年齢層が高かったような気がしたのですが、ブルース・スプリングスティーン 世代の方たちだったのかな…と観賞後に思いました。
そんなことは、さておき…。音楽の好みはあるかもしれませんが、やっぱり、音楽っていいな…って思わせてくれます。それから、ちょっと、人種差別的な内容も含んでましたが、学校の先生や、お友達など、良い人も多かったですね。校長先生の対応も面白くて好きでした。親子の問題もありましたが、これは、お母さんが素晴らしかった。こんな良い人たちに巡り合えば、彼は、成長するし、素敵な人に育つはずですね。
ちょっと涙もあり、心温まるお話でした。これで、ブルース・スプリングスティーン を好きなら、たまらないんでしょうね。
自分の知らない歴史を勉強できました
イギリスに、昔パキスタンからの移民が多く住んでいて、差別的な扱いを受けていたことを知りました。
そんな中でも音楽の力を信じて、差別を跳ね返して社会的にも成功していく主人公を応援したくなります📣
山崎豊子さんの2つの祖国を読んだときも、人種で差別を受ける世界・時代の不合理を感じました。
この映画でも、そんな差別に甘んじず自分で自身の住む場所を切り開いていく若者に力強さを感じます!
学校の中の雰囲気とか、カセットテープで音楽聞いたりとか、自分が学生だった頃を思い出したりしました❣️
この前深夜でやってたハイポジも面白かったなー
ワクワク感には少し欠けますが、おすすめの映画です。
いや~これ、めっちゃ良かったぁ! 音楽は好きなんですが、映画とな...
いや~これ、めっちゃ良かったぁ!
音楽は好きなんですが、映画となるとミュージカルや、音楽+青春ストーリーな作品が苦手で(ララランドは愛してます)楽しめるか心配なところもちょっとあったんですが、そんな心配は杞憂に終わりました
流れてくる音楽が世代的にドンピシャだったのもありますけど、物語の背景にある、家族、友人への想いや、誰しもが夢を膨らませる年頃の思いや成長する姿に、共鳴度合いが素晴らしく高く、ストーリーに入り込みやすいんですよね。
主人公のジャベドの周りの大人たちが何気に粋な人が多いのも素敵
「ティ◯○ニーはクズ、、」とか最高なセリフだったしw
バナナラマ少女、ワム野郎とかニヤリとしちゃうセリフも満載だし、「1917」で活躍したGOTのトメンことディーン・チャールズ・チャップマンの登場にもにやけたし。
ミュージカル的なシーンもあることはあるけれど、高校生の等身大の歌声なのが、ミュージカル然してなくて自分にもちょうどよかったのかも。
そして、ボスことブルース・スプリングスティーンの曲。知ってる曲もあったけど初めて聴く曲のほうが多くて、それでも歌詞の力強さが、主人公ジャベドや友人ループスを突き動かす原動力になるのがよく解ったなぁ。
(でもペット・ショップ・ボーイズは最高です\(^o^)/)
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