「デボーチカ、ハラショー!」T-34 レジェンド・オブ・ウォー 蛇足軒瞬平太さんの映画レビュー(感想・評価)
デボーチカ、ハラショー!
映画のリアリズムっていうのはこうやるんだ!
昨今のロシア映画はリアリズムの表現が半端ではない。
顔のよごれ、痛そうな傷、匂いそうな衣裳、
吐きそうな身体、そんな五感をまずは震わせトラーナ。
それを抑えてからのストーリーじゃね?
それがハラショー(基本)でしょ?
脱臭され、漂白され、デオドラントされた、
映画でお客さんが喜ぶかノフ?
バルジ大作戦で、ロバート・ショー率いる独軍が唄っていたパンツァー・リートが懐かしかった。
エンタテインメント映画の基本形を、
大地に根を張り、生命を育み、
宇宙に昇り立ち、土壌に降臨する、
ロシア映画の人間の描写の基本形を、
魅せられたッキー。
弾丸の魅せ方もいいが、
まずは基本のキ。
デボーチカ
ハラショー
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