犬王のレビュー・感想・評価
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諸行無常ぢゃ
俺は何を見ていたのだろうか?
少なくとも普通のアニメ映画では無い。
予告編の映像を見て興味のない内容の映画ながら引き込まれたので見ました。
琵琶法師と能楽師が平家物語を舞う話の筈なのだが全くぶっ飛んでいる。平家ガニも大喜びだよ。
壇ノ浦で水没した三種の神器を探す親子の話から神器を見つけたものの訳あって明暗位しか分からない視力となったその子供が故あって琵琶法師となり兄弟子と戻った京都で偶然遭遇した謎の能楽師犬王と連んで全く新しい平家物語の演奏と演技を作り出し京の世を騒がせる大ヒットを飛ばすと言う映画。
ぶっ飛び具合が半端ない。ラップ、ロック、フォーク、アカペラなど思いつく音楽とミュージカルも真っ青の技術と演技を色々駆使したとんでも無い物だった。
凄すぎて参った。音楽やミュージカルが大好きな人ならもっと細かい解説をしてくれるだろうが生憎こちとら素人なのでご容赦を。
一つだけ残念な所が琵琶、太鼓などの他にエレキギターなどの現代楽器も入れた音楽だった。できれば当時の楽器をアレンジしたり木や石、骨で手作りした楽器の音を作り出して入れ替えて欲しかった。
ミュージカル部分が曲がりなりにも当時でもなんとかなった?かも知れないと思わせる小道具を駆使していたのとは対照的だった。
もし琵琶や太鼓、笛以外の楽器を映像でも音でも作ってくれていたら満点だった。
ポップでも描かれている琵琶をエレキギターの様に演奏するだけで音もエレキってのは微妙な違和感を覚える。
それにしても何とも幻想的な映画と諸行無常、
うーん想像の遥か上だった。
日本のアニメ界は異才が多い
あまりポスター確認せず、なかみも知らず「犬王」という言葉の響きに惹かれ
時間つぶしに入場する。
あれ、アニメやないかい。失敗した、時代劇だと思って入ってしまった。
10分でその不思議な音楽エンターテイメント、ミュージカルとも歴史物語とも
ちがう小気味いい店舗の映像とミュージックの渦に巻き込まれてしまった。
題材の猿楽・能といった日本芸能の走りを捉えた歴史感にも感動したし。
果たしてこの題材で現代のファミリー層や若者には受けないだろうと思われる
原作を堂々と表現している。
琵琶語りをロックオペラに変えて現代バレーに魅せてアニメ化するなんて少し
身震いした。
とても良い作品、こんなアニメをもっと作ってほしい。
あとで監督調べたら、ええクレヨンしんちゃんの監督としってまたびっくり。
まあターゲット狭いので大ヒットというわけにはいかんやろけど、中ヒットくらい
して欲しい良質作品です。
何を伝えたいのか大いに疑問
ガンダム関連(それも1stガンダムに派生する作品)かシティハンターしかアニメは観ない私ですが、『アンナチュラル』等の野木亜紀子さんが脚本を担当とのことで鑑賞。一部では批判もあるようだが、琵琶を基調とした音楽は心地よく響いたし、池の寺院廻廊のシーンは予告でみて楽しみにしていたし、スクリーンを通して観ても見ごとだった。
このアニメに対する不満は政治権力に対する描き方が平板なこと1点に尽きます。私が野木さん好きだから意識し過ぎなのかな。そこが気になり、作品の本質をみるまでに至らなかった。上映時間に限界があって、そこが主題ではないのかもしれないが単なる権力批判にしか見えない。それ故に中心人物の2人を通して、制作側が何を伝えたいのか大いに疑問に感じた。政治へのツイートもされている野木さんなら別の面からのアプローチもできたのでは? 上記のように、あまりアニメを見ない私なので、あまり相性が良くないのかもしれない。
600年前から届いたコール&レスポンス!
これは好きです。めっちゃ好き!最高でした。物語、キャラクター、映像、音楽、全部好きです。時は室町時代。新たな平家の物語を琵琶ロックの調に乗せて歌い、踊り狂う、まさに狂喜乱舞のロックミュージカル!
呪われし子犬王と盲目の琵琶法師友魚が出会い共鳴し、やがて民衆を巻き込んだ大エンターテイメントの幕が上がる。叫んで、歌って、拳を上げて、足を踏み鳴らせ。自分自身の物語を拾い上げろ。これもう生のライブで見たい、いや、参戦したい境地です。私の心はずっと踊ってました。
そして松本大洋の絵が世界観とほんとに合ってる。声もアヴちゃんのちょっと初々しさのあるセリフと、それに相反する歌唱シーンの圧倒的さ。森山未來の器用さ。やられた~!やられました~!
2人が行き着いた先で出した答え。それは残酷で、醜くくて、切なくて。でもこれが自分自身の物語を拾った末に辿り着いた結果なのだろうと妙に腑に落ちた。
600年の時を馳せる2人の物語。この熱狂はやはり映画館で観るしかないでしょう!
シングを観ると
シング2を観てから他の音楽映画に厳しくなってしまった。
アネットやバブルなんて、以前なら楽しめたはずなのに。アバンギャルド型の古いロックを志向しているのはアネットに近いかもしれない。さらに、アダム・ドライバーに感じた物足りなさを森山未來、アヴちゃんにも感じた。
U2のボノは持ち曲だった。中村佳穂は人の作曲だったがはまっていた。森山・アヴちゃんは人の作曲ではまり切らなかった。アヴちゃんという方がやっている女王蜂というバンドとこの映画の音楽性はどの程度はまっているのだろうと思い聞いてみたが、女王蜂が全編掛かる方がはまっているかもしれない。
この湯浅政明という監督の作品は京都が舞台になっていることが多く、私は京都は過大評価されており、京都を有り難がる人は要注意であるという認識のため、観てこなかった。
嫌味をいうならユリイカや文藝でよく取り上げられているが、そういった雑誌を読む層が好むのはよくわかる。
京都、アートロック、琵琶法師などインテリ初老が好む要素をまとめているが、意外と若い1人客の女性が多かった。
チタンでは引っ張って生まれてくる赤ちゃんの造形こんな感じかとガッカリしたが、犬王のルックは紫と黄緑のチークを塗ってあるぐらいで、顔が観るものを汚すみたいなことを言っていたので拍子抜けしてしまった。単にブラフということで良いのかな。渋く琵琶法師の徒弟関係だけを描いても楽しそうだった。ロン毛を逸脱の象徴と捉えるのは古く感じられる。
時代劇とロックのアレンジが独創的でかっこいい
見届けようぞ!
今日、この後、皆様は、どんな舞台に上がります?。
ヒトの可能性は数多にあります。でも私達は、歳とともに、その可能性を自ら閉ざしていきます。
何故か?
その方が、ラクだから。
常識に身を任せた方が、効率がいいから。
その一方で、何か新しいものを探そうとする。
そんな裏腹なヒトの性が、結晶となり、この映画になったようです。チラシ一枚握りしめ、予備知識は限りなくゼロで観ました。原作買おうとしたら、本屋にありませんでした。ただ、本作を、令和のドロロとして片付けてしまうのは、惜しい気がします。
自分自身に、どんな可能性があると思います?。子供の頃の夢、その先にある可能性に身を委ねたら、どうなったと思います?。もちろん、誰もが叶えられるわけではない。夢の為なら、誰かを傷つけていいわけではない。むしろ破滅を招く可能性だってある。でもスクリーンの前なら、夢に身を任せても、いいのかな。
その先に待っているのが、残念な未来だとしても…。
そんな時は、新しい夢、拾っても、いいよね?。
舞台には、何がありました?。
今、そこにある可能性に目を背けました?。
あるいは…。
今の私の夢
活動休止状態のシルク・ドゥ・ソレイユのメンバー集めて、実写版「犬王」!。森山未來も、当然、踊ってもらいます!。
見届けようぞ!!。
「あかんべえ一休」
「犬王」の後日譚となるマンガです。猿楽と能楽の端境期であり、その後の動乱期を描く傑作。少し予備知識がないと苦戦しますが、日本史好きのお友達に教えてもらいながら読んでみてね。ヒトの可能性が、一方向にだけ進むわけではないことが、見えてきます。
様々なオマージュが織りなす新しいライブ体験
ステージ・パフォーマンスを表現するのに、アニメーションという手法は果たして適切だったのか?
出だしは上々。平家の滅亡に端を発する怪しげな物語に引き込まれ、盲目の登場人物の脳内イメージや、異形の登場人物の動きや踊りに目を奪われる。まさに、アニメーションならではの映像表現が楽しめた。
ところが、本作の一番の見どころであるはずのステージ・パフォーマンスのシーンになると、そうしたワクワクした気持ちが感じられなくなってしまうのは、どうしたことだろう。決して音楽に迫力がないわけでも、アニメーションの美しさや躍動感が失われたわけでもない。むしろ、アニメーションの出来がよいだけに、それを、生身の人間のライブ映像で観たくなったのである。
室町時代のロックやストリートダンスなど、実写でやるとかえってウソ臭くなるかもしれないが、それでも、ステージ・パフォーマンスは、やはりライブで観たいし、どんなに優れたアニメでも、ナマの演奏やダンスの迫力には及ばないと思えるのである。
これを、なぜアニメーションで作ったのか?そんな、根元的な問いが思い浮かんだ映画だった。
前半と後半でスタッフ総入れ替えしました?
というくらい、前半の映像、作画は素晴らしく、後半のライブシーンからの音楽のダサさ(古さ)と映像の凡庸さが残念でした。。特に琵琶をほとんど無視したエレキギターと歌のダサさは特筆すべきで、その長さと相まって耐え難い苦痛でした。今どきQueenのオマージュをやるそのセンスもどうかと。。江戸時代?の人にとってはそれが新しく斬新な音楽でも、アニメーションにする以上、観てる人が心震えるような音楽で無ければこちらは古くて醒めてしまいます。これが音楽監修がもしKing Gnuなら全く別の映画になってた気がします。
犬王の異形についても、登場からその迫力は凄まじく、いったいこれがどのような展開になるのか楽しみだったのに、どんどん普通になって行くという、想像と真逆の展開に悲しみを覚えました。そしてついには犬王の仮面取ったらまさかのデビットボウイ??には呆れて爆笑してしまいました。。
しかし松本大洋のキャラクターデザインとSARUの作画は本当に美しく素晴らしく、前半の30〜40分?は震えるくらいワクワクしたのに、後半にかけて全てをチャラに、いやマイナスにして終わりました。
なんだか惜しい、、残念な映画でした。
ベジャールのボレロ、デヴィッドボウイ、クラウスノミ 私の知る限りの...
考えるな、酔い痴れろ。
期待はずれ、 ごめんなさい🐵
「湯浅政明の真骨頂」
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