「犬王レビュー」犬王 higashiyamatonokoさんの映画レビュー(感想・評価)
犬王レビュー
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犬王はドロロと同じプロットかな。現代音楽を能にしたら民衆にウケた。文化的な古い日本文化はアメリカの洋楽に食われたという比喩でもあるし、それが新しいとするごちゃ混ぜ日本文化の現状の賛美でもある。暗転させるイメージ作りなのか、或いは本能的に演舞は劣っていて、ミュージカルが優っているのを表現したかったのか考えさせられる。終わり方の序破急や、影絵でクジラを表現するなどの、もしかしたら昔のやり方でも現代で同じ演出も出来るという描写などは素晴らしい。全体的に湯浅監督っぽくなかったのは残念。あと犬王が身体障害が有るのが特異として最初は描かれてるけど、後々身体障害は悪として描かれてるのも何だか。
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