「奏音舞台」犬王 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
奏音舞台
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湯浅監督の最新作という事で鑑賞。初週ながらスクリーン小さめなのがいただけないところ。
画面から襲ってくる情報量の多さに混乱しつつも、圧倒的な映像の力、音楽の狂いっぷり、歌声の響きと感動する部分もあり、自分の中でも賛否の分かれる作品でした。
まずアニメの部分、かなりクセのある作画ではあるけれど、全体的に躍動感は素晴らしいですし、隙のない美しい背景の描写だったり、アヴちゃんの歌声はさすがだなと関心するばかりです。ミュージカルというよりかはフェスでの一幕を観ているような感覚になります。フェスが大好きな自分にとって、客が盛り上がる様子がこの古き時代からもあったのだなと思うとゾクゾクが止まりませんでした。
ただ、全体的に人間描写が薄く、映像全振りなのかなと思うレベルでした。キャラクターに共感することはできず、ストーリーというストーリーも濃くないためにやや冗長に感じてしまったのが確かな感想です。
今年ベスト級になるかもと思っていましたが、そこまででは無かったという感じです。悪くは無いんですが良くも無い…。でもチャレンジ精神、そこには敬意を表したいです。
鑑賞日 5/29
鑑賞時間 11:10〜13:00
座席 H-3
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