劇場公開日 2019年8月9日

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「たんなる入れ替わりものではなく面白い」僕の中のあいつ estrellaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5たんなる入れ替わりものではなく面白い

2025年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

転生ものや入れ替わりはよくある話だが、これはひねりが効いてる。
インテリやくざな大会社の社長で富豪が有名俳優のパク・ソンウン。やくざな社長がいじめられっ子の貧しい高校生と入れ替わる。
いじめられっ子がいきなり喋り方も目つきも変わってけんかが強くなりいじめっ子をやっつけるのは爽快。
字幕より韓国語がわかるともっと楽しめると思うのだが、韓国は年上には尊敬語を使わなきゃいけないのに、高校生が目上の人にため口で話したり、「おいそこの高校生」と呼びかけたり、中年女性に「~ちゃん」づけでよんだりして、おじさんっぽいのが笑えた。

金持ちだが、自分のやってきた事が貧しい人への抑圧で、大事な人を傷つけ、そばにいた人達はほんとの信頼関係も愛もなかった、のが権力を失って一高校生の生活をするうちにわかっていく。

いつもポーカーフェイスでクールな名優パク・ソンウンが見た目はおじさん、態度は びくびくした高校生になってるのがおもしろかった。
他にも有名な演技派のオ・ミランや、脇役で有名なおじさん俳優たちが多数出ている。
主役は悪くはなかったのだが、最初の登場から顔や歩き方や動き方に違和感がありすぎて太ってる時は着ぐるみきてるのがばればれだった。後で着ぐるみ脱いで体形が変わるっていう設定なんだろうなと読めてしまったのが残念。演技からしてアイドルだろうと思ったら、やっぱりアイドルだった。そこが私がポイントを下げた理由。もう少し普通の高校生のルックスの俳優の方が共感できたかも。

estrella