「画面が暗くて見づらい」ホール・イン・ザ・グラウンド maruさんの映画レビュー(感想・評価)
画面が暗くて見づらい
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穴は「巣穴」であり、地底で生まれたその生物は、地上で暮すために地上の人間に擬態する。擬態するためには、その人物に触れる必要があり、同人物が2人いては不自然なので本物は巣穴に閉込め(?)ておく。擬態する際、「餌」から得る栄養分の中にある程度の記憶が流れてくるのか、その人物の行動もコピーできている(?)。おそらく、擬態の精度=触れていられる時間が多いほど、より精巧なのかもしれない。
アリ地獄の罠を張り、地中で時期を待ち、穴に落ちた人間とすり替わって地上で生きていく謎の生物は、宇宙人なのか、地球上に今も生息する生き物なのか。その辺は不明に終わる。。。
ただ…物語の中で、「本当の息子じゃない!」と見破られたその生物は、結局「暴力」で解決しようとする。原始的すぎるその様はまるで原始人のようで、人間そのものに見える。もしかしたら、冷凍マンモスのように昔に生きていた人間の祖なのかもしれない。…までも、全体的に画面が暗くてちょっと見づらい。
続きで「息子じゃない!」と言われた謎の生物が母親と揉めるシーンで、2人がフレームアウト→コントみたいな殴られる音とともに→母親だけ飛んできて(画面にフレームイン)テーブルに当った・のには、笑ってしまった。
不思議な力でも、未知のウイルスでもない、巧みな心理操作でもない、単純な暴力に頼って種の繁栄を目指す謎の生物には、興ざめしてしまった。
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