「オスカーをとったからと言って!?」キラーズ・セッション Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
オスカーをとったからと言って!?
Killers Anonymous。通称:KA。よく外国のテレビなんかで登場する個人的な悩みや心配事を打ち明けるミーティング形式で椅子を輪のように並べ、ランダムに話を始めることをご存じならこの話に入るのに役立ち、特にアルコール依存症などに見られるものがある。それを今回の映画が、過去に起こした“殺人"をテーマに男女数名が告白形式で話が始まる。
この映画は、表向きは主催者もはっきりしない謎のミーティングと思わせておいて、実はこのようなからくりがありましたという、ある意味、軽いどんでん返しがあり、話に面白みを持たせようとだけしているが.....? それがわかった時には、あ~ぁ、"そういうことね”だけで終わってしまう、しょうもない、こじつけのような話になっている。
オスカー俳優の仲間入りをした謎の男役をしているゲイリー・オールドマン。なぜ彼が、このような映画に出たのか謎で、オスカー主演女優の最初で最後の有色人種女性の言葉「いくらオスカーを獲ったって、つまらないものはつまらない。」だって!
アメリカの映画レビュー Webサイト、RogerEbert.comの一部コメント「この映画は、視聴者からより多くのを注目を集めようとすればするほど、この映画は、ますます、その価値をなくしている。」発行部数全米4位で中華系アメリカ人がオーナーのLos Angeles Timesのコメント「ある意味オールドマンの存在が大失敗の現われで、まさに一つの確かな使用のために時間やお金を浪費する代わりにあやふやな考えなのに多くの良いものとして詰め込んでいる。」日刊紙に高級というものがあるとするならこの新聞紙らしいのだが、全米第3位の発行部数のNew York Timesのコメントの一部抜粋「この映画は、批評家を絶望させ、さもなければまともな俳優が彼らの関与を後悔させるような映画である。」
オスカー受賞者を含め7人ほどの映画に対しての考えを話しているところをYouTubeなんかで見ているとトム・ハンクスと比べるといたって落ち着いたゲイリー・オールドマンの英国紳士の人柄を垣間見ることができるし、「レオン」や「フィフス・エレメント」で見せたエキセントリックな演技は、想像もつかないものとなっている。それでは、何故、こんな映画に出演したのか.....? 謎