糸のレビュー・感想・評価
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話自体は良かったが…
「糸」の歌詞通り、様々な人との巡り合いで織りなされる人生の仕合わせが画かれていて、話の内容自体は良かったし感動もした。 特に榮倉奈々さんの演技は「素晴らしい」しか出てこない。今まで榮倉奈々さんの芝居で印象に残っている作品はなく、どのような役も「可もなく不可もない」という良くも悪くも記憶には残らなかった役者さんであったが、今回の作品で今後注目したい役者さんに変わった。 それとは対象的に主演2人には悪い方で期待を裏切られた。小松菜奈さんは役柄を考えれば「こういうアプローチもありなのかな」と思えるが、菅田将暉さんには、私は関西出身だから余計にそう思ってしまっただけかもしれないが、今回は生まれも育ちも北海道という役柄であるのに、何故所々、特にセリフの最後らへんで標準語からいきなり関西弁のイントネーションが出てくるのか?せめて標準語に統一していただきたい。これは演技・芝居の技術以前の問題ではないか? 今回の作品は、話自体は良かったし、主演2人以外の俳優方が素晴らしい芝居をしていた、主演を支える役者がどれだけ大切さが理解出来たし、 何より「普通の演技が一番難しい」ということを改めて認識することができた。
僕の中にある糸とは違うけど
小松菜々、榮倉奈々、二階堂ふみ、山本美月 倍賞美津子、 豪華キャスト 普通に生きるって 意外と大変、 だから 美しい。 僕が 行けよ と唱えたら ドングリ ストーリーとシンクロした。 かつ丼 たべたくなった。
平成という時代を生きたものに刺さる作品
私は平成生まれなので、幼き頃の思い出が似ていた(河川敷で花火を見るなど)。 妙に親近感の湧く作品である。 自分が結婚し、子供ができたフェーズなので、菅田さんに感情移入しやすかった。 展開が早く見やすい作品。
お気に入りの映画です。
(原作未読、ネタバレなしレビュー) 菅田将暉さん、小松菜奈さん出演とのことで鑑賞しました。 ストーリーとしてはおもしろいです。少しありきたりなところもありますが、ほかの作品とは全く違う展開で新鮮でいい映画でした。ラストは演出がとてもよくドキドキしました。いつもなら展開が読めるのに「もしかして!?BADEND!?」と先の読めない展開は監督である瀬々敬久氏の腕前の良さが表れています。 そしてなによりもキャストの演技が最高です。 永島 敏行さんがお酒を飲みすぎて止められるシーンや、カラオケで成田凌さんが大きい声を出したときに周りに「すいません」とばかりに頭をちょこんと下げる菅田将暉さんなどリアルなシーンが多く現実味があり、作品を静かに盛り上げてくれました。これはキャストの演技力のなのでしょうか。素晴らしいです。 個人的には小松菜奈さんが裏切られたのちにまずいかつ丼を頬張るシーンがとても印象的でした。今まで散々なことがあり、訳が分からなくなり泣きながらかつ丼を食べる姿は名シーンです。かわいい泣き顔の奥に深い演技力が込められています。 そして菅田将暉さん。イケメンのスーパースターにもかかわらず、あの普通感は素晴らしいです。どこかっこいいけれどもどこか不器用なところがうまく表現されており、このキャラクターの適役だったと思います。 加えてラストのエンドロールが堪りません。エンドロールまでこだわって撮影編集している作品に悪いものはありません。この作品はメイキングなどではなく、本編の続きをわかりやすく映像にしています。この短くてわかりやすいエンドロールはとても評価できます。 ぜひ皆さんにも鑑賞していただきたい作品です。
うーん薄っぺらい
いやー浅いな浅い薄っぺらい。 なにひとつ感情移入ができなかった。強いて言えば、主人公の泣きの演技が凄かった。 最後もなに?大事な一人娘を置いて女に走るwwいやいやいやいや。。。 誰一人にも感情移入ができなかった。 娘が一番不憫だなって思う映画でした。
両面あり
若者のなんとも不安定な揺れ動く感情の描写の数々は、共感できるところが多く、心に残る映画だった。 一方で、最後は主演の二人に都合良く作られたストーリーという感じがして、現実感がない終わり方な気がして、ちょっと残念。まぁ、それこそが映画なのかもしれないし、こういう展開こそが好まれるのかもしれないが。
リアリティに欠けるがむしろ新鮮
平成元年生まれの二人、という設定の割には極めて昭和っぽい感じがした。二人の出会い、養父からのDVに苦しむ少女と、無垢な少年との初恋、、期待に反しその後の展開が陳腐すぎる。平成に起きた事件や出来事の取り扱いも中途半端な気がした。この映画のテーマが、二人が別々の人生を歩み紆余曲折を経ても、二人の心の底にはお互いを求める気持ちがあった、ということとするなら、そこまで遠回りしなくてもと思うし、もっとお互いの状況を知っていてもおかしくないし、むしろなんの連絡もせず、偶然に再会するパターンが多すぎてリアリティに欠ける気がした。最後のハッピーエンドがその最たるもので、あのような抱擁はありえない気がしたし、これが「運命の糸」と言うなら、皮肉ですがさすが映画の世界、、と言わざるを得ない。しかしながら、逆に、これまでにはなかった恋愛映画としてある意味成功しているのか。初恋こじらせ男子と、世界を自由に羽ばたいていた女性が、時を経ても愛し合えるのか、エンドロールを観て疑問も残った。 もちろん実生活のお二人には幸せになって欲しいですが。
ガッカリ
菅田将暉さん、小松菜奈さん。 ご結婚おめでとうございます。 お二人を引き合わせた作品のようなので拝見しました。 「陳腐な作品」が第一印象でした。 豪華なキャスト人ですが、誰一人、印象深いシーンがありません。 原作、脚本がありきたりすぎてガッカリ。 人に「どうだった?」と聞かれても、「なんの先入観も持たず、自分で評価しな。」程度。 自分からは、人に勧めません。
手堅いですね。
このところ、血塗れのような作品ばかりだったので、偶には恋愛物を。 (間違って借りてしまったのは内緒です(´∀`;A) 観ようかどうしようか迷ったのですが、主役が菅田将暉さんと小松菜奈さんと嫌いな俳優さんではなかったもので、取り敢えず観てみました。 一言で言えば“卒無く作られた映画“でした。 主演は菅田将暉さんと小松菜奈さんと演技の安定した御二人でしたし、ストーリーも手堅く、恋愛物としては上手く出来ていたと思います。 ただ、実際にあったとすれば劇的ではありますが、フィクションとして見てしまうと普通に思えてしまいますし、別に平成に拘る必要はなかったような気がしますね。 ネタバレになってしまうので、ここには書きませんが、おかしく思う点も無いわけでは無いのですが、それでも良い作品だと思いますよ。 脇役ではありますが重要な役柄を務められた榮倉奈々さん、役作り素晴らしかったですね。 作品に直接関係するわけではありませんが、中島みゆきさんの歌の中では“糸”より作中で使われていた“ファイト”の方が個人的には好きなんです。 作中、榮倉奈々さんと成田凌さんの“ファイト“ 良かったですね。 [ここからはちょっとネタバレなので、ご注意下さい] 気になる点なんですが、青森を目指した2人が確保された時、あそこでいくら娘に口止めしても漣が警察に話せばDVが発覚しそうな気がするのですが、そこが有耶無耶になってしまっている点と、最後、葵は漣が来ている事を確信しているかのような行動を取っているのが少し不思議に思えました。
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