「逢うべき糸に出逢えること」糸 星月夜さんの映画レビュー(感想・評価)
逢うべき糸に出逢えること
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平成元年に生まれた男女の18年間。
平成史を織り込みながら描いていく、瀬々敬久監督作品。
あまり気乗りしない感じでしたが、引っ越しの時に1998年にリリースされた中島みゆきさんの「糸」のCDが出て来て、やはり観なきゃと劇場へ行きました。
2年もかけて撮影しただけあり、北海道、東京、シンガポールの景色や季節が美しかった。
そして、俳優陣の素晴らしさ。
榮倉奈々さんと成田凌さんがカラオケで熱唱した「ファイト」と倍賞美津子さんの子ども食堂で泣けました。
菅田将暉さん演じる漣と小松菜奈さん演じる葵の長く壮大なストーリー。
要所で流れる中島みゆきさんの歌声が2人の運命と絡まって相乗効果を発揮。
漣と葵みたいに13歳の時に出会って恋をして、21歳になって友人の結婚式で再会して、平成最後の年ふたたびめぐり会って…
逢うべき糸に出逢えること、運命の相手を見失わないことの大切さが伝わってくる。
斎藤工さん、山本美月さん、二階堂ふみさん、高杉真宙さん、永島敏行さん、松重豊さん…出るは出るはの豪華キャスト!
結果、見逃さなくて良かった。
菅田将暉さんと石崎ひゅーいさんの歌も良かった。
鑑賞後、幸福感に包まれる映画。
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