「薄く思えて悲しい…」糸 Mahhy__*さんの映画レビュー(感想・評価)
薄く思えて悲しい…
役者の皆さんは本当に上手なんです!
小松菜奈は最高!菅田将暉も良い!
それでも!
まるで全てが流れる速さで描かれるおかげで人生が薄く見える場面が多々ありました…。
特に榮倉ちゃんのところは少しショックでもある。
癌ですよ!?彼女の命が完全に脇に置かれてしまっていることがちょっと悲しかったです。
勿論彼女の存在意義はありますし、沢山のことを残した役回りではあります。彼女なしで物語は進みませんでした。
でもちょっと呆気ないと言うか…。こんなにさらっとしてていいものなのか、と自分は思ってしまいました。あくまでも個人の感想です。
逆に幼少期の場面は比較的良かったです。
あおいちゃんの境遇を考えると無力感に苛まれした。れん君も、中学生の強さというものを感じさせてくれてとても見応えがありました。
問題は結婚式での再会後ですね。
平成に起こった事柄と交えて物語が進みますが、それが飛ぶように進みすぎてパラパラ漫画見てるような気分にさえなりました。
そして最後、エンドロールよ!
え、結婚式まで!?やる!?もう「菅田将暉」と「小松菜奈」にしか見えない!
だっていくらなんでも子供の結ちゃんってそんな簡単にさらっと新しい家族に馴染めるものなんでしょうか??
映画に現実味を求める訳ではないですが、平成が舞台ということでどうも映画にのめり込めない部分がありました…。
でも観に行ったことを後悔はしていません!観て良かった。
同感ですw
私自身、幼い頃に母が再婚し、新しい父が家族になった経験からあんなにあっさりと新しい…ましてやお母さんとなる人を受け入れられる訳もなく…所詮映画なんだなと…。
人との繋がりを描く作品だからこそ、心の描写を蔑ろにした感じがしてしまって、すごく残念に感じました。延期され、期待してただけに余計に残念です。